この世の中から消えたものと消えるもの

昔は駅の改札に切符切りのお兄さんがいたものですが、今では自動改札が当たり前の時代となり、切符切りの仕事を知らない世代もいるかと思います。

ITが発展した事で多くの仕事が姿を消すことになりましたが、これからも世の中から消滅する仕事があるのかと思うと、私自身が仕事をして生活していけるのか心配になる事があります。

人間の生活を豊かにしたり人手が足りない部分を補う為にする機械化は賛成ですが、人の仕事を奪うような過度な機械化は反対です。

何故なら、スーパーのレジや電車の運転、荷物の配送や倉庫管理など本来人間がしていた仕事を機械化すると、経営者はコストの削減になるので喜ぶかもしれませんが、長期的に考えると会社の収益悪化につながる事になるからです。

社会全体の機械化が進んで人間の仕事がなくなると、消費をする人がいなくなります。

お金がなければ車を買いたくても買えないですし、食べたい物があっても我慢しなければなりません。

確かに機械を作る人の仕事は増えるかもしれませんが、全ての人が機械を作ることなどできません。

また、機械は人間に変わって消費をしてくれる訳でもありません。

極端な例でいうと、スーパーや倉庫で働く多くの人が職を失い、魚を食べる事ができなくなれば、漁業を営む漁師の方も収入が減る事になりますし、漁師の数が減れば乗る船を作る会社の業績にも影響がでます。

インターネット販売会社の倉庫を機械化したものの、物を買う人がいなくなれば機械化した意味がありません。

車業界が今時の若者は車に乗らないと嘆いているようですが、非正規雇用で雇われて先の見えない不安な状況で高価な車を買えと言うのは無理な事であり、非正規の雇用を率先して行った業界へのしっぺ返しだと思います。

機械化とはまた違う話ですが、コンビニでお酒や薬を販売する事で消費者は便利になり、メーカーの売上が上がるので良い事もありますが、その陰でお店を潰して泣いている人もいると思います。

何でもコンビニで解決できてしまう程の過度な規制緩和をしてしまうのも問題で、100円でコーヒーが飲めるのは消費者にとって良い事ですが、近くで働くコーヒーショップのオーナーは泣いていると思います。

世の中に競争は必要だと思いますが、利益度外視のデフレを招く競争は不要だと思います。

スマートフォンの普及でデジタルカメラやパソコンが売れなくなったり、なんだか技術の発展は喜ばしいことだとは思いますが、このまま規制なく効率化が進めば世の中格差が広がるばかりです。

機械化やグローバル社会化を目指すのもいいですが、内需拡大に向けて政策を打ち出してくれる政治家を個人的には応援したいものです。

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