35年先のことを考えた家づくりについて考える

住宅イメージ

新築で家を建てたり、リフォームで家をリノベーションするときの楽しみは、なんといってもデザインや間取りを決めることではないでしょうか。

家族みんなでリビングやお風呂場は一階にして、寝室と洗濯物を干す場所は2階にしようなど、夢が広がる話題で家族中が盛り上がります。

そんな夢のあるマイホームを購入する時、今の家族構成を考えて間取りを決めるのは大切なことですが、35年後の状況を予測して間取りを決めてください。

35年先を考えて

子どもや若い夫婦は、階段の昇り降りが苦痛になることはありませんが、70歳を過ぎると階段の昇り降りが相当こたえるそうです。

ただでさえ階段の昇り降りが大変なのに、足を骨折をしたり肺気腫になると、階段の昇り降りは苦痛以外の何ものでもなく、マイホーム購入当時には想像できない辛さがあるそうです。

私の実家は1階が工場で、2階と3階が住居の3階建てですが、目が覚めたら3階の寝室から階段を降りて2階のダイニングに向かい、更に2階から階段を降りて外出しなければなりませんでした。

何をするにも階段の昇り降りをしなければならない状況に嫌気がさして、父親は寝室を3階から2階の応接室へ移し寝ることになりました。

階段を使わない生活へ

肺気腫を患っていた父親は、息苦しくなる階段の昇り降りが嫌で、一日中ダイニングでテレビをみる生活をしていました。

寝室、ダイニング、洗面所、トイレがある2階が生活の拠点となり、3階に上がることは一切ありません。

1階が生活の拠点であれば外出が可能ですが、外へでるには階段を使わなければならないので、呼吸が苦しくなるにつれて外出する機会が少なくなり足腰が更に弱くなりました。

階段に取り付けられる昇降機をすすめましたが、既に外出意欲が低下していたので、昇降機の取り付けを頑なに拒んだのを覚えています。

人生設計にリフォームの予定があるかを考える

住宅ローンの支払が完了した後に、老後の生活に備えたバリアフリー化のリフォームができる予算があればいいのですが、そうでない場合は家を建てる時に老後のことを考えた間取りについて、夫婦で考えてみてはいかがでしょうか。

こども達は何年もすれば出ていくものだと考え、老後は夫婦二人が階段や段差で転んでケガをしないための住まいづくりが大切です。

既に家がある人で、どうしても寝室を1階に移せない場合は、階段に昇降機を付けるなどして、階段で転ばないようにする工夫が必要です。

家のリフォームやバリアフリー化には種類が沢山ありますので、まずは資料請求をして自分の生活に合う形を考えてみては如何でしょうか。

誰も生活しない階のトイレが問題に

今時の新築一戸建て物件は、トイレが各階にあるのが普通らしく、朝のトイレ待ちで困ることがないとのことです。

トイレが各階にあると便利で、寝室を3階から2階に移しても、父親がトイレで困ることがありませんでしたが、誰も生活しない階にトイレがあると大きな問題が起きます。

実家のトイレは2階と3階にありましたが、誰もいない3階のトイレは臭いや虫の侵入を防ぐ水が蒸発するので、定期的に水を流しにいかなければなりませんでした。

また、古い陶器の便座がいつの間にか割れているのことに気づかず、水がポタポタ流れていたことがあります。

日本の狭い住宅事情を考えると無理があるかもしれませんが、家にトイレを複数設置する場合は1階に集めた方が、老後のことを考えると便利です。

色んなことを考えると、老後は2階建ての一戸建てよりもマンションに住んだ方が良いのではないかと思う時もありますが、庭付の一戸建てに憧れてしまうのは仕方ないことですよね。

家を建てる時はできるだけ沢山の資料を取り寄せたり、住宅展示場に足を運んで多くの知識と経験を積んだ方が、より正解に近づくことができます。

この記事をシェアしてみませんか?

コメントを残す


*