鎌倉だけではない大仏様を拝観するなら鋸山がおすすめな訳

東京近郊にある大仏様といえば鎌倉が有名ですが、千葉は房総半島南部にある鋸山も大仏様を拝観できる場所として大人気です。

鋸山のある金谷は、恋人の聖地として認定されている人気スポットなので、ゴールデンウイークなどの観光シーズンになると、鋸山はとても混雑します。

鋸山という名前の由来ですが、元々は乾坤山(けんこんざん)という名前でしたが、良質な石が採れるために昔から採石場として利用されてきた結果、山肌の形がノコギリに似たことから鋸山と言われるようになりました。

アクセス方法

千葉の房総半島と聞くと、もの凄く遠いイメージがありますが、東京駅から電車で2時間丁度でつきますので、近場の旅行として丁度良い距離にあります。

また、神奈川の久里浜からフェリーで金谷港へ片道720円(2016年4月10日現在)所要時間35分でいくことができるので、船にゆられて本格的な旅の気分を味わうことができます。

電車やフェリーで鋸山へ行くのであれば車は不要ですが、もし車で鋸山へ行くなら金谷ICから国道127号線を館山方向へ向かうと約5分で到着します。※金谷港のカーフェリーを利用した場合は所要時間1分で到着します。

浜金谷駅に到着

まずはJR金谷駅ホーム上から撮影した写真ですが、東京駅から2時間で来られる距離とは思えない、とてものんびりした風景が目の前に広がります。

浜金谷駅からみえる山の風景

そして、カメラを右側に向けると近くに海が見えます。夏になると、近くにある砂浜の海水浴場が賑わいます。

浜金谷駅から見える海の風景

駅周辺は、のんびりした穏やかな雰囲気のある町です。浜金谷駅から鋸山まで徒歩8分で到着しますが、こうした町の雰囲気を味わうのも旅行の醍醐味です。

鋸山に到着したらロープウェイのチケットを購入してください。山頂付近にはトイレはないので、ロープウェイに乗る前に用を済ませるのが大切です。

鋸山ロープウェイ

徒歩で鋸山に登ることもできますが、山頂付近からも結構な数の階段を上ることになるので、迷わずロープウェイに乗りましょう。

ロープウェイからの景色

ロープウェイから眺める景色も楽しみのひとつなので、ここはお金を節約せずにロープウェイを楽しみましょう。

ロープウェイで山頂付近に到着すると売店があります。ロープウェイ乗り場から大仏様までは距離があるので、お腹が空いている人は軽く食事を済ませた方が良いでしょう。

鋸山の猫

ロープウェイ乗り場には名物の猫がいるので探してみてください。

ロープウェイ乗り場から歩いてすぐのところに、鋸山山頂の看板を発見しました。

鋸山山頂看板

既に山頂付近に到着したこともあり、この時点で大仏様まで楽にいけると思う人が多いのではないでしょうか。

こちらは、山頂付近にある展望台から眺めた房総半島の景色です。

鋸山からみる房総半島

海岸沿いには宿泊施設がいくつかあり、夏は人で砂浜のビーチが賑わいます。

展望台からしばらく歩くと鋸山の名に相応しい名物の岩肌をみることができます。

鋸山の岩肌

手摺があるので絶壁の先端まで安全にいくことができます。高い所が好きな人はもちろん、苦手な人にも是非を絶壁の下を眺めてもらいたいものです。

そしてしばらく階段を上り下りすると、鋸山本命の大仏様を拝観できます。

鋸山大仏様

人の大きさと比べると、大仏様がとてつもなく大きいのがわかります。

鎌倉の大仏様は総高13.35mと大きくて素晴らしいですが、鋸山の大仏様は更に大きく総高31.05mもあります。

これは、奈良の大仏様の総高18.18mよりも大きく日本一大きな大仏様となります。

大仏様は大きさで優劣をつけるものではないので意味のない比較ですが、やはり日本一大きい大仏様を拝観するなら鋸山となります。

鋸山は大仏様だけでなく、至る所に観音様やお地蔵さまが祀られていますので、マップをみながら計画的にルート選びをするのが大切です。

大仏様の拝観を済ませた後は下山することになりますが、下山途中は抹茶を飲みながら休憩できる場所があります。

鋸山抹茶

抹茶と菓子の味を楽しんだら、海岸沿いを歩きながら保田駅までいくのもおすすめです。

浜金谷駅よりも距離がありますが、行きとは違うルートを通るのが旅行の醍醐味でもあります。

因みに、鋸山に行くのにハイヒールやサンダルだと後悔すること間違いないので、必ず靴を履くようにしてください。

また、真夏は脱水症状に陥ることもあるので、ゴミになるペットボトルではなく水筒を持参するようにしてください。

鋸山は十分に楽しめるスポットだけに、ゴールデンウィークなどは大混雑が予想されますので、楽しい旅行がストレスにならないためにも、連休に行くのは避けることをおすすめします。