都内のマンションを買うなら都心に近くて住みやすい船堀がおすすめ

東京23区なのにスタバがないと揶揄されることのある江戸川区は、当然ららぽーとや大きなスクリーンの映画館もなく、休日に買い物を楽しむなら区外へ出かけなければなりません。

江戸川区には若者や観光客が集まる人気スポットがないので、不便で田舎の区というイメージがありますが、実は都心から近い割に家賃や分譲マンションの価格が安く意外と住みやすいなと感じます。

ここでいう住みやすさとは、単純に家賃やマンションの価格だけでなく、都心へのアクセスの良さや公園の数が多いなど、子供を育てる環境や通勤時間などを総合的にみてのことです。

西葛西駅、葛西駅周辺も便利で住みやすいのですが、東京メトロ東西線やJR総武線の朝の通勤ラッシュはとても激しいので、電車の混雑なども合わせて考えると都営新宿線が利用できる船堀駅周辺がおすすめです。

そこで今回は、これから江戸川区の住まいをお探しの方のために、大田区や世田谷区、吉祥寺などの地域を移り住んで感じた、船堀駅周辺の魅力について紹介します。

都心へのアクセスが通勤が楽

船堀は、都営新宿線で秋葉原(岩本町)まで16分、新宿まで36分と都心へのアクセスが抜群に良く、その気になれば徒歩でも新小岩や錦糸町まで歩いていけます。

また、バスを利用すれば葛西臨海公園やディズニーランドにもいけますし、都営新宿線の住吉駅で乗り換えをすれば、東京スカイツリーのある押上や、日本橋まで短時間でいく事ができます。

江戸川区のなかでは、船堀以外に住みやすいと言われているのが葛西と西葛西エリアですが、東西線の異常なまでの混雑を考えると住みやすいとは言えません。

急行が停車する都営新宿線の船堀も、本八幡から乗車人が多いのでかなり混雑しますが、雑誌や本を読むこともできる混み具合ですし、住吉駅で下車する人が多いので、東西線と比べたら楽に通勤ができます。

因みに、船堀周辺に住むのであれば新大橋通り沿いではなく、錦糸町から葛西、新小岩から西葛西方面へ向かうバスがある、船堀街道沿いがおすすめです。

新大橋通り沿いは路線バスが通らないので、葛西臨海公園や無料動物園のある行船公園へ行くには、必ず船堀駅まで行かなければならなことを考えると、かなり不便です。

船堀街道沿いの住まいであれば、JR総武線の新小岩駅や東西線の葛西・西葛西駅に行くバスが頻繁に通りますので、船堀に住むなら船堀街道沿いが是対におすすめです。

 分譲マンションの価格が低め

都営新宿線船堀駅は、1983年開業と比較的歴史が浅い駅で発展途上にあるためか、日本橋、大手町、秋葉原が近い割に分譲マンションの価格は高くありません。

2010年前後からプラウドやモリモトなどのマンションが建設されるようになり、マンションの平均価格が上昇しましたが、それでも江東区や世田谷区と比べると1千万円以上価格が低く設定されています。

いくらマイナス金利の時代とはいえ6千万円以上の住宅ローンをひとりで返済するのは大変だということを考えると、東京23区でありながら5千万円台で新築マンションが買える地域は多くありません。

江戸川区には京葉線、東西線、都営新宿線、JRの4路線の駅がありますが、江戸川区の中心に位置している船堀は、バスを利用すれば全ての路線が利用できる便利な場所にあります。

そんな東京23区の穴場的な存在ともいえる船堀も、江戸川区役所の移転計画の影響を受けて、新築のマンションや戸建ての価格に影響がでてくるかもしれません。

道が広くて公園や散歩コースが多い

船堀駅周辺の道路は広々していて緑が多く、高い建物が建てられないように制限されているため、駅周辺でも開放感があるので自由が丘駅周辺などの圧迫感がありません。

高いビルが立ち並んでいないので空の広さを感じることができますし、新川や親水公園、グリーンロードなど自然豊かな散歩コースもあるので、リラックスした気分で通勤することができます。

船堀駅から多少離れてしまいますが、広い公園の宇喜多公園や無料動物園のある行船公園にも歩いていける距離なので、子供を遊ばせる場所に困りません。

京葉道路方面にある我が家から行船公園までは自転車で10分以上かかりますが、駅近くであれば歩いて行ける距離なので、船堀に移住した際には一度は遊んでみてください。

行船公園には無料で楽しめる動物園や庭園もあるので、子供だけでなく仕事のストレスを抱えたサラリーマンのストレスを発散させることができる、とても素晴らしい憩いの場です。

3月の終わり頃には、船堀駅近くを通る新川の桜が見頃になりますが、そこまで行くなら行船公園や隣にある宇喜多公園の方が満開に咲くので、是非足を運んでみてください。

バランスが良くて住みやすい

本格的なコーヒーが飲める純喫茶が好きなので、横浜元町キャラバンコーヒーがあればスターバックスがなくても困らないのですが、静かに夜のご飯を楽しめるレストランが少ないのが残念です。

駅近くのタワーホール内に結婚式場があり、展望台入口近くにあるレストランなら美味しい洋食を食べられますが、オイスターバーやフレンチを楽しめるお店はありません。

江戸川区役所の移転を見込んでのことかわかりませんが、突如駅の近くにキリンシティがオープンしましたが、居酒屋を好む人が多いからかあまり混雑していないので、静かに飲みたい人にはおすすめです。

他には、ジョナサン、デニーズ、バーミヤンなどのファミリー層向けのレストランや、ミスド、モスバーガー、マクドナルド、松屋、すき家などのファストフード店があります。

また、ドラッグストアやスーパー、レンタルビデオ店や書店が選択できるほど複数ありますが、騒がしすぎたり静かすぎる程ではない非常にバランスのとれた良い地域です。

個人的に船堀で美味しいと思うお店はとんかつ田と串揚げの青田風で、芸能人が絶賛している青山の超有名店より美味しく、値段が安いのでかなりおすすめです。

ホームセンターは葛西か今の区役所近くまで足を運ばなければなりませんが、ダイエーに行けば雑貨ならある程度の揃うので、普通に生活をするだけなら便利なエリアだと思います。

ダイエーと言えば、イオンに買収かれてから徐々に良い品物が陳列されたり、テナントに子供服のバースデーやしまむらが入るなど、徐々に便利になっています。

昔では考えられないエコな洗剤や帝国ホテルのチョコレートが置かれるなど、やや利用者とミスマッチな製品が並んでいる気がしますが、大手ブランドのマンションが建てられてから消費者が変化しているのかもしれません。

船堀と言えばヘアサロンがとても多いのですが、スリジエヘアというダイエー近くにあるお店は、こだわりを感じる雰囲気のお店で、とてもリラックスできる良いサロンです。

周辺のサロンと比べると若干金額が高いかもしれませんが、スタッフも清潔感のあるベテランばかりで、船堀に引越しされたばかりで良いヘアサロンをお探しの方には、スリジエヘアをおすすめします。

テレビでの紹介に違和感を感じる

アド街ック天国などのテレビ番組で何度か紹介されたことのある船堀ですが、長く住み続けている人ほどテレビ放送の内容に違和感を感じるのではないでしょうか。

テレビで放送できる内容に仕上げなければならないとは思いますが、船堀に住んでいる人は金魚や競艇などは全く意識していませんし、下町らしさも特にないとても平凡な街です。

船堀には、ららぽーとなどの商業施設はありませんが、子供向けの音楽教室や英会話教室はもちろん、スーパー、ドラッグストア、書店なども選択できる程の数があり、不自由を感じさせないバランスの良さではないでしょうか。

子供服が買えるのがバースデーしかないので不自由に感じますが、その気になれば自転車でsunamoや葛西のイトーヨーカドーにも行けますし、電車ですぐに日本橋や三越前に行けるので便利です。

ゴルフをする方にはフナボリゴルフがありますし、天然温泉の健康ランドやセガのゲームセンターなどの娯楽施設もそこそこあるので、とてもさびしい雰囲気の駅ではありません。

江戸川区役所移転の影響

江戸川区役所の船堀移転で、駅周辺だけでなく船堀街道沿いは街頭や道路が整備されており、ますます住みやすい環境が整いつつあるので、不動産の資産価値は緩やかに上昇しています。

江戸川区役所はタワーホール船堀の隣に建設されることから、船堀駅周辺は西葛西駅の様な雑然とした景観にはなりませんので、治安が悪くなる心配もありません。

江戸川区役所が移転することで急激に再開発されるほどの土地もないので、マンションが乱立して建ち並ぶ心配もありませんが、駅近くの古い都営住宅は今後どうなるかはわかりません。

おしゃれカフェやショッピングモールなどがない船堀には派手さはありませんが、駅周辺や船堀街道沿いの道路は今後も整備されて住みやすい環境になるのは間違いないと思います。