育児をサポートする雑誌と賢い子に育てる雑誌の違い

0歳児の育児や教育に関する知識を雑誌や書籍から学んでいますが、とにかく情報量が多いので夫婦で役割分担を決めています。

脳科学者が書いた書籍や、Newsweek0歳からの教育などの研究に関する内容が多い雑誌は父親が担当し、育児に関する経験則的な情報が得られる雑誌は母親が読むようにしています。

なぜ役割分担して雑誌を読んでいるかというと、脳科学者などの育児に関する研究の結果は読み物としては面白いのですが、今起きている育児の問題を解決できるような情報ではないからです。

脳科学の研究と実際の育児を完全に重ね合わせて考えるのは違うと思うので、読み物として面白い雑誌は父親が担当し、育児の即戦力として活用できる雑誌は母親が担当して読んでいます。

Newsweek0歳からの教育

Newsweek0歳からの教育は読み物としては大変面白いのですが、この雑誌は余裕のある人が読むもので、育児に疲れている人が読むようなものではないと思います。

例えば、月齢何か月の子は美術館に連れて行くのが脳に良いというのはわかりますが、静かにしなければならない場所に0歳児を連れていくのはリスクが高すぎるという話です。

母親は赤ちゃんが産まれた時から毎日が修羅場で、今起きている育児の問題をできるだけ早く解消するのが重要で、長い目で考えると役に立つ脳科学的なお話は、通勤時間を利用して父親に読んでもらい、参考になる部分だけ共有するようにしましょう。

物事なんでもそうですが、小難しい論理だけを頭に詰めても育児はうまくいなかいので、今すぐ使える育児雑誌の情報を補完する目的で読んだり、情報の共有をすると面白いかもしれません。

いくら難しい内容の雑誌や書籍を読んだところで、マニュアル通りにならないものが育児ですが、知識がないよりもある方が絶対に良いので、一度くらいは読んでみてください。

プレジデントBaby

たまたまだけのことかもしれませんが、今回読んだプレジデントBabyはステータス好きの人が読む雑誌で、あまり中身がないと感じました。

表紙には、東大生の赤ちゃん時代や、育児の悩み最新科学ですべて解消とありますが、マニュアルで育児の悩みが解消すれば誰も困らないですし、東大生の赤ちゃん時代の内容にも疑問を感じます。

表紙に書かれている以上のことはあまりかけませんが、特集のなかで比較している他社が実施したアンケートの数と、自社で実施したアンケートの数の差があまりにもありすぎて、とても有効なアンケートとは思えません。

また、東大生以外を一般人扱いするのは構わないのですが、東大が人生のゴールみたいな印象があり、東大を卒業した人への扱いが雑でかわいそうです。

東大を卒業して社会で活躍している人は沢山いるはずなので、人生で成功した人を対象としたアンケートなら少し面白味が出てくるのではないでしょうか。

散々なことを書いておいて今更のフォローですが、この雑誌は他の育児雑誌とは違う切り口で色々攻めているので、お父さんが楽しむ読み物として購入するべき雑誌なのではいでしょうか。

人それぞれ好みや育児に対する考え方も違うので、育児本の選び方が異なるのは当たり前のことですが、疲弊して余裕のない時に遠い将来を心配して小難しい雑誌を読むよりも、たまひよのような即戦力で読みやすい雑誌から入ることをおすすめします。