お人形のお世話遊びやお医者さんに扮するごっこ遊びは、小さな女の子の遊びというイメージがありますが、言葉の発達に関係する概念のIQを伸ばすことができるので、お話しが苦手な男の子にもおすすめです。
言葉の発達は個人差があるので、お人形遊びをしたからと必ずしもお話が上手になるという訳ではありませんが、全くごっこ遊びをしたことがない子は、やはり言葉がでるまでの時間がかかる傾向にあります。
概念のIQを伸ばすごっこ遊びをするのに、必ずしも立派な人形が必要という訳ではありませんが、哺乳瓶や食事セットなどの品揃えがある方が遊びが広がり、それだけ物の仕組みを理解し言葉も上達しやすくなります。
お人形遊びの適正年齢
柔らかい物の感触を手や口で確かめたり、投げたり落としたりして確かめることが脳の刺激になるので、0歳の頃は動物やキャラクター物のぬいぐるみを買い与えてきましたが、この頃はまだ概念が弱く話すことすらできません。
様々な経験をすることで概念の知能が大きく育つ2歳頃になると、大人と対等に会話できるまで成長する子もいますが、4歳でも二語や三語でも全く話せない子もいるので親としては心配になります。
概念が発達するごっこ遊びは言葉の発達にとても役に立ちますが、可愛らしい人形をお世話する遊びから発展させる必要があるので、まずは小さな子が好む目が大きくて丸い人形をプレゼントするのがおすすめです。
我が子は0歳の頃から女子力が高いので、1歳の誕生日にディズニーのレミンをプレゼントしてみたところ大変喜んでもらえましたが、遊び方を知らないので頭を床に打ち付けたり、目をグリグリいじり倒してばかりいました。
2歳になる頃には、人形にミルクを飲ませたりベビーカーに乗せて家のなかを散歩するようになり、3歳になる頃には服の着替えをしたり髪の毛をブラッシングするなど、手先が急激に器用になるのを遊びで実感できました。
2歳になる前はお世話に夢中で、独り言のように人形とばかり遊んでいましたが、2歳を過ぎてからは朝から晩までごっこ遊びに付き合わされたこともあり、概念が更に発達した4歳には交互や仮にという言葉を正しく使用しています。
お医者さん、お店屋さん、幼稚園など、2歳から4歳までごっこ遊びが尽きる事がないので疲れてしまいますが、子供と真剣に向き合いながら遊ぶだけで概念が成長するので、手抜きをしないで遊んであげてください。
お世話人形の選び方
幼児期の女の子が遊ぶお人形と言えば、メルちゃんやポポちゃんなど沢山の種類がありますが、遊ぶ過程で徐々に数を増やしていくことになるので、今後のことを気にせずに好きな子を選ばせてあげてください。
本来ならお世話人形は2歳からですが、1歳の誕生日に髪の毛が短いレミン、2歳の誕生日に髪の毛が長いソラン、3歳の誕生日に髪の色が変わるメルちゃんをプレゼントして、ごっこ遊びを飽きさせないようにしました。
メーカーが違う人形をプレゼントするべきか迷いましたが、メルちゃんとレミン&ソランは体格差があまりないので、小物や衣装を相互で使うことができると思い娘が欲しがる物から順次購入しました。
4歳の誕生日にはリカちゃんシリーズのジュエルアップカレンちゃんをプレゼントしましたが、流石に親と一緒にごっこ遊びをするのも飽きたらしく、友達と遊ぶ時以外には使わずに大切に保管しています。
番外として、ぬいぐるみにボタンタイプのBluetoothスピーカーをぶら下げて、スマートフォンアプリ操作でお話をさせるペチャットで遊んでみたところ、とても驚いて目を丸くしていたのを今でも覚えています。
人形やぬいぐるみはお話しない物だと理解している1歳児としては、数少ない概念を覆されたことに驚いたみたいで不思議そうにしていましたが、スマートフォンで操作しているのに気が付いた時点で役割を終えます。
育児の手助けになる
お世話やごっこ遊びで概念のIQを育てられるお世話人形ですが、お風呂に入りたがらない時や寝る時の誘導など、いやいや期が始まる2歳の育児でとても役に立つシーンが沢山あります。
特に助けられたのが2歳の娘が病院に一週間入院した時で、ひとり寂しく寝泊りしなければならない状況を助けてくれたのがディズニーのお世話人形レミンで、いつも離れないように抱きしめていたのを今でも覚えています。
そんなレミンも髪の毛が短いという理由だけであまり遊ばなくなりましたが、初めてプレゼントしたお人形ということもあり、大切に扱うことを教えながら優しい心を育てる手助けをしてもらう役割しています。
おすすめのお世話人形
お世話をするだけなら一人の人形でも構いませんが、ごっこ遊びをするなら最低でも二人は必要になるので、同じメーカーの製品で揃えた方がベターですが、大きさが近いメルちゃんとレミン&ソランならあまり気にする必要ありません。
抑えておきたい一番のポイントは、まぶたを開いたり閉じたりできるタイプがあることや、お風呂に対応している人形とそうでない人形があるので、どの様に遊ばせるのか考えてから選ぶ必要があります。
お人形をお風呂に入れられと助かる点もありますが、まぶたを開いたり閉じたりするタイプは目が錆びることがある点や、お湯のなかに入れると髪の毛の色がかわる変化もあまり長くは続きません。
お世話人形をお風呂に入れると水切りが大変で、体内のお湯を出しやすいのがメルちゃんで出しにくいのがレミン&ソランなのですが、どちらの製品も極力お風呂に入れない方がおすすめです。
ファッションセンスで言えばディズニープリンセスの衣装があるレミン&ソランの方が優れていて、ごっこ遊びをしやすくするオプションパーツはメルちゃんの方が豊富という印象があります。
メルちゃんの方が若干体格が良いので、ディズニープリンセスのドレスが小さく感じますが、サイズ的に混ぜて遊んでも問題ないので、メーカーにこだわることなく遊ばせています。
ディズニープリンセスが好きならレミン&ソランで、お世話やごっこ遊びを充実させたいのならメルちゃんですが、どちらを選んだとしても安心して遊べるので、自由に選ばせたあげるのが一番のおすすめです。