子供の成長に合わせて玩具を買い替えると負担が大きくなるので、できるだけ長く遊べるように年齢よりも高い対象製品を購入したくなりますが、何でも口にしてしまう時期の誤飲には気を付ける必要があります。
幼児期の知育玩具で人気なのがピースを重ねて遊ぶブロックや、ボールを転がすコースを作るコースターですが、対象年齢が3歳以上の製品になると子供でも飲み込める小さなピースを使用します。
コースター系の玩具で言えば将棋の天才が子供の頃に遊んだキュボロや、ドラえもんデザインのころがスイッチが人気ですが、難易度が高く使用する部品が多く小さいので、3歳未満の子が遊ぶ玩具に適しているとは言えません。
安心で遊べるサイズ
我が家で最初に購入したブロック系知育玩具は対象年齢1.5才からのコロコロコースターで、卓球よりも大きなボールが転がる長いレールとレゴのデュプロに近い大きさのブロックを接続して遊ぶので、小さな子でも扱いやすいと言えます。
レールのジョイントに使用するブロックは、赤ちゃんの口のなかに入るサイズなので安心してはいけませんが、転がすボールは誤飲防止ルーラーの直径39mmよりも大きいので、子供が手にしたとしても簡単には飲み込めません。
また、手先が不器用な3歳未満の子にはキュボロやころがスイッチの小さな玉は扱い難く感じますが、直径が49mmもあるコロコロコースターのボールなら赤ちゃんも掴みやすいので遊びやすいと思います。
ただ、ジョイント用のブロックは細長く角があるので、3歳未満の子が遊ぶ時は口に入れて誤飲したり投げて人に怪我をさせないように、必ず大人が側について気を付けるようにしてください。
ギミックが面白い
我が家で購入したコロコロコースターDXには、直線やカーブレールの他に、ボールが通過するたびコースが切り替わる分かれ道や、シーソーが傾いてカタンと転がり落ちる動きが面白いギミックが8種類も含まれています。
特に面白いのが回転しながらボールがゆっくり下るしゅるしゅるスロープと、ボールが通る度にハネが勢いよくクルクル回る風車で、短いコースを作りながら何度も動きを楽しんでいました。
ころがスイッチやキュボロよりもコロコロコースターが小さな子供向けにおすすめなのは、大きなボールとレールやジョイントパーツ、そしてボールを入れやすいギミックのスタートホールが付いているからです。
2歳前後の子供は手先がまだまだ不器用で、小学生なら簡単にできるボールを置く動作も上手にできないので、コロコロコースターのように大きなスタートホールが付いていると各段に遊びやすくなります。
まずは短いルートから
3歳未満の子はレールをブロックで接続することも上手にできないので、まずは大人の手でコースを完成させる必要があるのですが、いきなり大作を作るのが目的ではないことを忘れてはいけません。
コロコロコースターで遊ぶ年齢にもよりますが、いきなり全てのパーツを使い切るコース作りを目指すのではなく、それぞれのギミックがどの様な動きをするのか観察し理解してもらうことが重要です。
短いコースでレールの接続やギミックの動きに慣れてきたら、徐々に使用するパーツを増やしますが、次は安定した構造の作りを意識するする必要があるので、難易度が急に上がります。
他の製品と比べるとコロコロコースターのレールとジョイントは大きいので、デラックスモデルでもパーツ数は多くありませんが、4歳未満の子が全ての部品を使い切るのは難しいかもしれません。
コロコロコースターの遊び方
柱ブロックを高く積み上げるコースを作ると部品が足りなくなるので、レールを上手く使い分けながらボールが止まらない程度に傾斜を付けて、全てのパーツを使い切ることができれば一人前です。
高さのあるコースはバランスが崩れやすくなるのでゴールから取り掛かるのがコツですが、その他にも無秩序にギミックを使いだすと全体のバランスが悪くなるなど、コロコロコースターは意外と難易度が高い遊びです。
小さな子はロングコースを作ることはできないので、まずは少ないレールでブロックを繋げたりギミックの仕組みを理解するなど、年齢に合う目標を設定し段階的に遊ばせることを意識してください。
毎日遊ぶように促したり難易度が高い作品作りを強要すると飽きたり嫌がられるので、決して無理強いはせずに時には大人が率先してお手本となる作品を作り楽しさをアピールするのも大切なことです。
長く遊べるコロコロコースター
対象年齢1.5才以上のコロコロコースターは、小さな子が一人で遊ぶには難易度が高く親子一緒でないと遊べないと思い、知り合いに譲渡したり処分するのは勿体ないので考え直してください。
キュボロの簡易版であるクゴリーノや、ドラえもんで人気のころがスイッチの対象年齢が3才以上なので買い替えをする人もいますが、コロコロコースターは4歳の子でも十分に楽しむことができます。
使うパーツの数やギミックの多さで言えば対象年齢が高い製品の方が豊富ですが、コロコロコースターの部品を全て使うコースは全体のバランスなどを考えないと安定しないので、他の製品と違う難しさがあります。
2才の誕生日に買い与えたコロコロコースターですが、その時は一人で遊べる難易度ではないのでしばらく収納奥に入れたままでしたが、手先が器用になり空間認知力が発達した4歳の時は夢中で遊んでくれました。