人気幼児教室も推奨!?遊びから図形を学ぶパターンブロックの使い方

ブロック遊びは知育に良いと聞いて買い与えたものの、箱から取り出して作品が完成するまでの時間が長く遊ぶためのハードルが意外と高いのか、期待していたよりも遊んでくれませんでした。

子供があまりにもブロックで遊んでくれないので、想像力が弱いのか興味が全くないのかと色々と考えたりしましたが、無理強いしては逆効果になりかねないので違う角度から攻めてみることにしました。

そこで数あるブロックの中から選び抜いて買い与えたのは、三角形や台形などの図形を組み合わせて遊ぶパターンブロックで、IQを高める幼児教室で推奨している知育玩具のひとつです。

図形に強くなるブロック

一般的なブロックと言えばピースをはめ込んで、お城や車などを自由に作ることができる知育玩具ですが、今回紹介するパターンブロックは三角形や菱形などを組み合わせて様々な図形を作り上げることができます。

最初から図形を作らせようとすると嫌がりそうなので、パターンブロックを積み上げて塔にしてみたり、小さな幼稚園児を沢山並べてごっこ遊びをしてみたり、並べたブロックでドミノ倒しをしてみました。

パターンブロックに慣れた後は、簡単な花や林檎を作る方法を教えたり、時には子供が寝ている間に超大作を完成させて驚かせみたりと、徐々に可能性と面白さを伝えるようにしました。

ただ、何も見本がない状態で試行錯誤しながら遊ばせても図形の理解が深まらないのではないのかと思い、パターンブロックを使用した勉強方法をわかりやすくまとめたタスクカードを追加で購入しました。

パターンブロックの攻略本

無常なことに買い与えただけでは遊んでくれないというのが知育玩具の常というもので、いかにして子供に興味を持たせるかを考案し、実践してから結果に結びつくまでサポートするのが家庭内知育をする親の役割です。

ただ、専門家でもない人が知育玩具の特性を理解し、適切な方法で子供の知能を伸ばすための教育をするのはとても難しいことなので、構成力をのばすパターンブロックタスクカードなる攻略本を活用しています。

パターンブロック攻略本

構成力をのばすパターンブロックタスクカードは、図形に慣れていない子供でも無理なく楽しく遊べるように、難易度別に分けた5つのステップで勉強方法を学ぶことができる優れた攻略本です。

例えば、ステップ1では、図形で描かれた苺や林檎の線の上にピースを乗せてみたり、色に合わせてパターンブロックを置くことで動物やロボットのキャラクターを完成させることができます。

パターンブロックタスクカードステップ1

ステップ1でパターンブロックに慣れたら次のステップ2に進むのですが、ここからは三角形、台形、菱形、六角形を組み合わせて大きな三角形を構成したりと、かなり本格的な図形の勉強になります。

パターンブロックタスクカードステップ2

ステップ4の左半分は今まで通り枠線の図形に合わせてピースを配置しますが、右半分は大枠の線だけしかかかれておらず鏡に映したイメージで左右対称になる形に完成させる必要があります。

最後のステップになると、お題が平面の二次元から立体的にピースを構成する三次元になり、見本の図面をみながら複雑なタワーや恐竜などを完成させることになりますが、大人でも作るのにが苦労する物もあります。

高い知能がなければ作れないパターンブロックの恐竜

こちらはステップ5に掲載されているパターンブロックの恐竜ですが、接点ポイントや重心を考えながらバランス良く積み上げないと完成させることができない、大人でも少し手こずる高い難易度を誇るお題です。

幼稚園児以上の子供なら想像力を働かして勝手に遊ぶこともできますが、図形の教育を目的とするならば攻略本的なパターンブロックタスクカードと一緒にお求めになることを強くおすすめします。

おすすめのパターンブロック

今回紹介したパターンブロックには類似製品があり、マグネット付きの物もあればプラスチック製がありますが、我が家は幼児教室に置いてある東洋館出版社オリジナルの木製を選ぶことにしました。

子供の遊び場でマグネットタイプを何度か手にしたことがありますが、四角を市松模様に並べてみたり電車にしてみたりと、想像力を発揮したり図形を理解するための遊びにはなりませんでした。

パターンブロックの良いところは、精度がとても高く隙間なくピースを並べられるところで、悪いところは軽すぎるのか滑りやすくて立体的な作品を作る時に崩れやすいので、手先が不器用な年齢だと少し難しいかもしれません。

ただ、基本的に平面の二次元で図形の仕組みを楽しく学ぶのがパターンブロックの目的ですし、本格的に図形の教育を必要とする年齢になれば手先も十分器用になりますので、長い目で遊ばせる気持ちでお求めください。

因みに、パターンブロックには赤ちゃんでも飲み込めてしまう程の小さなピースが沢山ありますので、遊んだ後はきちんと片付けて三歳以下のお子様が手にとれない場所に保管をしてください。