100まで言える努力より双六で楽しく遊んだ方が数を正しく理解する

三歳児が100まで数えられたり九九を暗唱できると天才児だとか神童だと騒がれますが、数の概念を理解するのと暗記は全く脳の使い方が違うので、子供が天才だと錯覚したり安心してはいけません。

暗記能力を鍛える目的での九九や俳句を暗唱する教育法はありますが、例え100や1,000まで言えたからと数の概念を理解したり、算数の勉強に役立つ訳ではないので、あまり力を入れる必要はありません。

1から10まで間違えずに言えるまで知能が発達したのなら、数の概念を育てるのに役立つサイコロを使用して遊ぶ双六をした方が、将来の算数に役に立つ勉強になるので親子一緒に遊ぶことをおすすめします。

双六で数の概念を鍛える

社会生活を送る上で数の概念はとても重要ですし、算数や数学は学校の勉強で特に重要視される分野なので、小学校入学前に100まで数えられるように練習したものの、低学年の頃から数のことに苦手意識を持つ子がいます。

算数を勉強するために沢山の数を覚えたはずが、実は算数とは無関係な暗記を繰り返しているだけなので、10まで口で言えるまで成長したらサイコロの出目を瞬時に答える遊びを繰り返した方が効果的です。

小学生なら誰でも簡単に出たサイコロの目を答えることができますが、二歳なりたての子何度挑戦しても正解しないのは数の概念がないからで、正しく学ばなければ六歳でも間違えてしまいます。

サイコロの目を指で数えることなく瞬時に答えられるということは、出目と数が正しくリンクしていることなので、親子一緒に双六遊びをするだけで楽しく概念を育てることができるのです。

双六は順番にサイコロを振る、出た目の数だけ進む、停止したマスの指示に従う、コマを戻したり一回休みがあるなど、様々なルールを守りながら遊ぶものなので、記号の概念だけでなく理性や忍耐力なども育てることができます。

ステップアップしながら学ぶ

双六の代表と言えば人生ゲームですが、3歳の子が遊ぶにはイベントの情報量が多く金銭のやり取りがあると難易度が高くなるので、ひらがなで文字数が少ない幼児向けの製品がおすすめです。

幼児向けの双六でおすすめなのが、ぐるぐるすごろく、紙ずもう、ふくわらい、大ぼうけんすごろくがセットになった、ギンポーのわくわくゲームセットで、数がわからない3歳児でも楽しく遊ぶことができます。

いきなり読めない字が書かれた双六に挑戦すると子供が難しく感じてしまうので、まずはサイコロの色だけでコマを進めるぐるぐるすごろくで遊び、慣れてきたところで大ぼうけんすごろくへステップアップします。

ぐるぐるすごろくは普通の双六と違い、サイコロの色で止まるべきマスが決まるのですが、誰かの駒がある時は飛び越して進んだり、水色と緑色の出目は進めないなど簡単なルールがあります。

双六の入門に丁度良いぐるぐるすごろく

どんなに小さな子でも色ならわかるので、ぐるぐるすごろくでサイコロと双六に慣れてもらい、その延長として大ぼうけんすごろくにステップしてもらえば、数のことを一生懸命覚えようとしてくれます。

大ぼうけんすごろくは、ゴールの順位を競うタイプで分岐やワープもありますが、お金を使用して物を売買したり駆け引きを必要とするカードもないので、幼児でもルールが分かりやすく遊びやすいのが特長です。

幼児教育におすすめの大ぼうけんすごろく

もし年齢的に大ぼうけんすごろくで遊ぶのは早いと感じても、わくわくゲームセットには誰でも遊べる昔懐かしの紙相撲や福笑いが含まれているので、無駄を無駄にすることがないのも安心です。

どの知育玩具にも言えることですが、人生初体験の双六を正しく遊べるように導くのが親に与えられた役割で、失敗を繰り返しながら知能と心を成長させるのが目的なので、できないからとるのは大間違いです。

お金の使い方を覚える

大ぼうけんすごろくに慣れてきたなら、次はお金を使用して売買を行う要素がある双六を購入して欲しいのですが、人生ゲームのように桁数が大きい架空の紙幣でなく、現実世界と同じ貨幣で遊ぶ物がおすすめです。

お金を使う双六でおすすめなのはどうぶつ村のおかいものゲームで、1円から1万円まで現実世界に近いデザインの貨幣と物価カードを使うので、より実践に近い形式で買い物の体験をしながら遊ぶことができます。

知育に最適!?どうぶつ村のおかいものゲーム

双六の裏表にはそれぞれ違うモードがあり、スタート時の所持金で買い物をしながらゴールを目指すベーシックタイプと、貧乏カードや福引券など勝敗に影響を与える運の要素を加えたタイプがあります。

どうぶつ村のおかいものゲームには他にも、同じ金額を集めたり抜いて遊ぶお金トランプ、おつりが出ないようにお金を払う自動販売機、商品カードを安い順に陳列する何でも屋さんなどがあります。

今は子供に数の概念を正しく学んでもらうのが目的なので、物の価値を教えたりお金の合計を計算する遊びまでしていませんが、二桁以上の算数を教えられるまで知能が発達したら役に立ちそうです。

双六は家族全員で遊んだ方が楽しいので、動画の視聴やスマートフォンゲームと比べると親の負担は大きくなりますが、知育効果がかなり高くコストパフォーマンスが優れたおすすめの知育玩具です。

銀鳥産業 ギンポー わくわくゲームセット A-WWGF

銀鳥産業 ギンポー わくわくゲームセット A-WWGF

550円(11/21 03:24時点)
Amazonの情報を掲載しています