大好きなぬいぐるみとお話ができたら子供がどんなに喜ぶだろう、そんな魔法のようなことを実現できる玩具ペチャットを1歳の娘のために購入してみました。
幼児期は電子機器で遊ぶよりもお人形やぬいぐるみと遊んだ方が良いので、知育絵本以外のデジタル系玩具は一切購入していないのですが、このペチャット(Pechat)は別です。
今回は、まるで魔法のような夢のある玩具であるペチャットを購入してみましたので、実際に使用してみた感想や子供の反応について紹介します。
機能が充実したアプリ
ペチャットで遊ぶには、スマートフォンで専用アプリをダウンロードし、誰かが操作しながら音声を発生させなければなりません。
ペチャットの会話モードは、スマホで入力した文字を音声にするモード、マイクで入力した音声をかわいい声に変えるモード、定型のリストから台詞を選ぶモードがあります。
毎回スマホに話しかけたり文字を入力するのは大変なので、おまかせで話しかけるモードがありますが、どうしても会話が一方通行になります。
1歳前後の子供なら、ぬいぐるみから声が聞こえるだけで喜びますが、小学生前の大きな子供では違和感を感じで首をかしげてしまうかもしれません。
一番のおすすめは、予め用意された豊富な台詞のなかから適切なものを選択して話しかけるモードで、何かをしながら遊んであげることができます。
ペチャットは本来子供が楽しむための物ですが、定型台詞のなかにはお風呂やおやすみに関する台詞があるので、それらの台詞を駆使して育児の手助けに使用することもできます。
ペチャットには他にも、うたリストやおはなしリスト、泣きやみ音楽・おやすみ音楽、鳴き声をキャッチしてスマホで通知する機能などがあります。
ただ、ペチャットに育児を頼るのは少し違う気がするので、これらの機能はおまけ程度に利用することを前提にした方が良いのではないかと思います。
他にも、ペチャットには英語版アプリがありますので、小さな頃から英語の発音に慣れさせたいと考えている方には、良い玩具になるのではないでしょうか。
ペチャットの取り付け
ペチャっとは、スピーカーとなるペチャット本体を大好きなぬいぐるみに取り付け、スマートフォンにインストールした専用アプリとセットで遊ぶ玩具です。
ペチャットは5千円近くするのでかなり高価な部類の玩具ですが、子供が喜ぶ顔をみたいという期待と幼児期の今しかできない遊びといことで購入してみました。
こちらはかわいいボタンのようなペチャットの本体ですが、500円玉よりも大きく厚みがあるので想像していたよりも大きいという印象です。
なんでも口に入れてしまう時期の子供が遊ぶ玩具だということを考えると、これくらいのサイズでないと誤飲してしまう恐れがあるので安心です。
こちらはペチャットの裏側ですが、電源ボタンの他に紐や安全ピンを通す穴が開いているだけの非常にシンプルな設計です。
ぬいぐるみにしっかり本体を固定するなら安全ピンがおすすめですが、幼児が触れることを考えてると毛糸のような柔らかくて太い糸がおすすめです。
糸や紐が長いと子供自身が首にかけて遊ぶ恐れがあるので必要以上に長くしないか、強い力で引くと外れる安全コネクターを取り付けるなどの工夫をした方が良いでしょう。
ペチャットをネックレスとしてぬいぐるみの首にかける時は、服をぬいぐるみに着せて本体がみえないようにするか、オシャレなストラップにすると違和感がなくなります。
細くて丈夫な釣り糸でもペチャットを固定できますが、子供の手を傷つけたり首が締まるなどの事故になる可能性があるので、毛糸などの柔らかい物がおすすめです。
ペチャットで実際に遊んでみた感想
ペチャットは、スピーカー本体とスマホをBluetoothで接続し、台詞を発するための専用アプリを操作して遊ぶ物なので、基本的に親子一緒に遊ぶ玩具です。
ただ、常にスマートフォンの操作していては家事が何もできなくなるので、大人が二人いるときに遊ばせるのが一番です。
文字入力モードを利用すれば子供とリアルな会話をすることができますが、入力が物凄く大変なのとイントネーションの違いが発生するので、言葉を覚える時期の子供にはおすすめしません。
スマホのマイクに向けて言葉を発すれば声を変えて発する機能もありますが、同じ部屋で使用すると子供にばれてしまいますし、Bluetoothの電波が届きにくい隣の部屋で使用すると大きな雑音がするので、音声モードはあまり使えません。
その代わりに定型台詞がとても充実しているので、上手く組み合わせて使えばこれだけでも十分に楽しめますし、発音が比較的きれいなので遊びながら日本語や英語の言葉を覚えるのに使えます。
ただ、子供は一番身近な親の会話を聞いたり直接目をみながら話しかけた言葉を覚えやすいので、この手の玩具に頼りすぎるのは良くありませんが、英語アプリで子供に英単語を聞かせるのには有効なのかもしれません。