赤ちゃんの成長や目的に合わせて抱っこ紐やベビースリングを購入してきたのですが、気が付けば我が家にある抱っこ系グッズは５つにも増えていました。
今まで色んなタイプの抱っこ系ベビーグッズを使用してきましたが、製品ごとにコンセプトの違いや使い勝手が全く違うので、よく調べずに購入すると失敗してしまいます。
特にベビースリングは使うまでのハードルが高く、繊細な赤ちゃんに使うには勇気がいる程で、事前に人形で練習するくらいの気持ちがなければ怖くて新生児に使えません。
そこで今回は、新生児から使えるベビースリングの中から、特に人気が高いと言われているババスリングを実際に使用してみた感想について紹介します。
新生児は想像以上に繊細
子供が産まれる前に両親学級に参加して赤ちゃんを抱く練習を何度かしましたが、当然ながら実際の赤ちゃんと人形とでは全く勝手が違います。
家でも赤ちゃんが産まれる前に大きなぬいぐるみで横抱きをしたりババスリングで抱く練習をしましたが、今思うとかなり見当違いな練習をしていたと思います。
ぬいぐるみは常に姿勢が安定するので首の状態を心配をしなくて済みますが、産まれたばかりの赤ちゃんはとても繊細なので、スリングで包み込むにはかなりの練習と勇気がいります。
新生児の時からババスリングを使うならぬいぐるみで練習するのではなく、袋に入れた3kg程度のお米を使用した方がより効果的ではないかと思います。
我が家では、新生児を抱っこするためにベビービョルンのベビーキャリアオリジナルとババスリングを購入しましたが、簡単に使えるのは圧倒的に抱っこ紐の方でした。
赤ちゃんを優しく包み込むババスリング
首の据わらない赤ちゃんはとても繊細なので、慣れないスリングを新生児の頃から無理に使う必要はなく、抱っこ紐で良いのではないかと思います。
ただ、赤ちゃんは10か月近く丸くなりながら過ごしていたことを考えると、伸びた姿勢で抱かれる抱っこ紐よりもお母さんのお腹のなかに近いスリングの方が安心できるのではないでしょうか。
新生児の頃は布団に寝かせるだけで泣いてしまうので常に横抱きしていましたが、3kgを越える赤ちゃんを長時間抱くのはとても辛いのでベビースリングがあると助かります。
産まれたばかりの赤ちゃんは一日の大半を寝て過ごすので、抱っこ紐だろうがベビースリングだろうが抱くだけで寝てしまいますが、スリングの方がなんとなく熟睡していた気がします。
ベビースリングをマスターするのはとても大変ですが、半永久に続く横抱きしなければ寝ない時期を少しでも楽にしたいのであれば、ババスリングは必須アイテムです。
１歳５か月にもなる娘でもスリングは安心するのか抱っこ紐よりも寝ることが多いのですが、10kg近い体重で寝られるとかなり辛いものがあります。
ベビースリングは肩へ負担がかかる
ベビーキャリアONE KAIなどの抱っこ紐は、赤ちゃんの体重を腰に乗せるので肩にかかる負荷が少なく10kg近い子供でも長く抱っこできる優れた製品です。
それに対しベビースリングはひとつの肩に赤ちゃんの体重が集中するので、１歳を越えた子供に対し長時間使い続けるのは難しいかもしれません。
正直、子供が0歳の時はベビースリングで出かけたことが何度かありますが、1歳を越えてくると肩が辛くなるので近くの公園に行く時だけ利用していました。
稀に大きな子供をベビーカーなしのスリングだけで連れ歩いている人をみかけますが、かなり鍛えられた肉体の持ち主か我慢しているかのどちらかです。
ベビースリングの購入は子供が産まれる前に
ベビーグッズなる物は月齢に合わせて購入したり買い替える必要があるのですが、ベビースリングや抱っこ紐は他のグッズよりも比較的長く使えます。
ただ、抱っこ紐は新生児の頃から３歳頃まで長く使えるのに対し、ババスリングは新生児の頃から２歳ぐらいまでと、利用できる期間がやや短いので、使う気持ちがあるなら早めに購入のがおすすめです。
抱っこ紐とベビースリングのどちらを買えば良いのかわからないという人は、予算が許されるのなら両方揃えることをおすすめします。
ベビーグッズには人気の高い定番商品というものがいくつかありますが、実際に使用してみると使う人や子供に合わない物がいくつか出てきます。
抱っこ紐やベビースリングは決して安い物ではありませんが、育児をするのに欠かせないものですので、多少の出費を覚悟してでも赤ちゃんにとってベストな選択をしてください。
そんな意味では今回紹介したババスリングは、親からすると慣れ必要で肩が痛くなるというベストな選択とは言えません。
ただ、赤ちゃんが安心して眠ることができるという点や、楽な姿勢で前をみたり自由に手を動かせるので、子供目線で考えると大変優れた製品です。
今まで色んなベビーグッズを購入して一喜一憂してきましたが、ババスリングは購入して良かったと思えるベビーグッズのひとつです。
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