子供を遊ばせる場所に困るとお世話になるのが臨海副都心で、お台場周辺のエリアには子供が産まれる前よりも頻繁に行くようになりました。
交通の便の悪さを考えるとお台場に行くには意気込みが必要ですが、授乳室やオムツ替えのできる施設が多いので、小さな子供を連れて遊びに行くには最適な場所です。
臨海副都心と言えば国際展示場や一部休館中の船の科学館などが有名ですが、小さな子供を連れて遊ぶならやはり台場周辺エリア抜きでは語れません。
今回は、臨海副都心のなかでも人気スポットが密集している台場周辺にベビーカーで遊びに行きましたので、小さな子供を育てる親の立場で感じたおすすめポイントを紹介します。
とにかく交通の便が悪い
お台場などの臨海副都心へ行くには、電車なら有楽町と豊洲を行き来する新交通ゆりかもめを利用するか、大崎・新木場間を走るりんかい線を利用するしかありません。
ここで言う交通の便が悪いというのは、ゆりかもめやりんかい線が不便という訳ではなく、東京を走る鉄道は東西の横に走る路線が多く、縦の南北に走る路線が少ないということです。
我が家から台場へ行くには都営新宿線の森下駅で都営大江戸線へ乗り換えし、月島で有楽町線へ乗り換え、更に豊洲でゆりかもめへ乗り換える必要があります。
都営新宿線なら浅草線へ乗り換えて有楽町に出るという方法もありますが、馬喰横山の駅は一度地上へ出て乗り換える必要があるので、寒い季節はあまりおすすめできないルートです。
有楽町や豊洲はどちらもゆりかもめの始発駅なので、ベビーカーや車椅子の優先エリア付近に並べば電車に乗れないことはありませんが、比較的空いている豊洲方面からの乗車がおすすめです。
豊洲と住吉を縦に結ぶ新線が開通すればかなりの時間短縮になりますが、計画が進む様子はありませんし工事に着工してから10年近くかかるとのことです。
道が広いのでベビーカーでも安心
歩きたがる小さな子供を連れてお出かけする時に困るのが道路で、スマートフォンを操作しながら自転車を運転する人が多いので、安心して歩かせることができません。
Diver City Tokyoやパレットタウンがある台場エリアは、子供だけでなく大人も楽しめる施設が多いという点が良いのですが、何よりも道が広く自転車の交通量が少ないので小さな子供を安心して歩かせることができます。
小さな子供連れだと人で混雑する人気スポットへ遊びに行くと危なくて満足に楽しめないことが多いのですが、台場エリアは程よく分散されていて駅周辺の遊び場でも混雑していません。
それでも暖かい季節になると週末はやや混雑することがあるので、寒い季節にVenus Fortの館内にあるアネビー トリムパーク(Aneby Trimpark)で遊ばせるのがおすすめです。
Venus Fortのあるパレットタウンでなくても、お台場エリアは道が広く歩道橋にもエレベーターがありますので、ベビーカーを押しながら楽に他のエリアへ移動することができます。
商業施設内のエレベーターは比較的空いていてベビーカーでの階移動がスムーズにできるのも、子育て世代に優しいポイントではないかと思います。
台場駅で下車がおすすめ
ビーナスフォートへ行くにはゆりかもめの青海駅が近くて便利ですが、台場駅で下車してシンボルプロムナード公園を歩きながら広い空と景色を眺めながら歩くのがおすすめです。
ダイバーシティには等身大のガンダムユニコーンがあり1歳の娘が物珍しく見上げていましたが、そのスケールの大きさに大人でも驚いてしまいます。
ガンダムに興味がある人はもちろん、興味のない人でも大きなモビルスーツの姿をみているだけで、きっと楽しい気分になれるはずです。
因みに、初代ガンダムが登場した時の撮影した写真と今のガンダムユニコーンを比較のがこちらで、どちらも完成度の高い素晴らしい出来です。
ダイバーシティには東京グルメスタジアムという広いフードコートがあるので、ヴィーナスフォートへ行く前に食事を済ませるのがおすすめです。
ヴィーナスフォート内にも小さな子供を連れて食べられるお店は沢山ありますが、本格的なイタリアンやフレンチなどのお店が主流という感じです。
こちらの料理はヴィーナスフォート2階にあるコバラヘッタ(Cobara-Hetta)で食べた料理ですが、単品ではやや量が少ないので他の物も合わせて
昼の食事をダイバーシティのフードコートで安く済ませ、夜はヴィーナスフォートでディナーをのんびり楽しむのがおすすめです。
小さな子供を連れて遊ぶなら断然ヴィーナスフォートがおすすめで、館内には目を輝かるレゴ クリックブリックや、大きな滑りだや知育玩具で遊べるアネビートリムパークもあります。
レゴ クリックブリックには大観覧車の他にもトイストーリーのバズ・ライトイヤーや、レゴを体験できるスペースも用意されています。
お台場海浜公園近くにあるデックス東京ビーチには、より本格的にレゴの世界を楽しめるレゴランド・ディスカバリー・センターがあります。
ただ、ベビーカーを必要とする年齢であれば、入場チケットを必要とするレゴランド・ディスカバリー・センターよりも、ヴィーナスフォートの方が丁度良いのではないでしょうか。
1歳の子はヴィーナスフォートの不思議な館内を歩くだけでも楽しいので、大人のショッピングもついでに楽しむことができます。
ヴィーナスフォートにはオムツ替えのできるトイレが各階にありますが、授乳できるベビールームは1階になります。
ベビールームの隣にはデザインペット用品を扱うワンダウェイ(WANDAWAY)があり、大小様々な種類の犬が頻繁に通るので犬が大好きな子供は大喜びします。
ヴィーナスフォートで遊んだ後は、隣のメガウェブトヨタシティショウケースで車をみたり、パレットタウン名物の大観覧車に乗る物おすすめです。
ただし、大観覧車の搭乗時間は約16分と意外と長く1歳の子供が飽きて叫びだす恐れがあるので、その点だけ注意してください。
パレットタウンだけでも小さな子供を1日遊ばせるには十分な広さがありますが、天気が良い日はお台場海浜公園まで足を延ばすのも良いかもしれません。
お台場海浜公園には売店があるので、飲み物を飲んだり食べながら海や砂浜で遊ぶ子供を見ながら過ごす休日は格別なものがあります。
子供が0歳の頃は砂浜を嫌がりましたが1歳の子供は大興奮で遊んでいたので、無理してでも連れていく価値は十分にありますが、ベビーカーで砂浜のなかを移動するのは大変です。
だからと目の届かない場所にベビーカーを置くのは危険なので、大変でも一緒に移動するか最低限鍵でロックしてから遊んでください。
因みに、過去に一度レインボーブリッジを歩いて渡りお台場に遊びに行ったことがありますが、小さな子供を連れて橋を渡るのはおすすめしません。
レインボーブリッジから眺める景色は絶景ですが、橋の上は風が強いのと授乳やオムツを換えられる場所はありませんので、気軽に小さな子供を連れて行く場所ではありません。
レインボーブリッジは歩道部分が1.7kmとベビーカーを押しながら移動するには距離があるので、車やゆりかもめで渡るのが一番です。
遊びに行く前にチェック
遊びの宝庫であるお台場ですが、アクアシティお台場にあるフジテレビキッズカフェママトコや東京レジャーランドなど、いくつかの遊び場は閉店しています。
また、レゴランド・ディスカバリー・センター東京などは、混雑する時間だと入場できない場合があるので事前にチケットを予約するなど、遊びに行く前に利用施設のチェックをしましょう。
寒い冬は週末でも比較的どの施設も空いていますが春から秋までの土日や祭日は混雑するので、平日や混雑しない季節に遊びに行くのも重要です。