電話の通信が切れる現象が頻繁に発生するので、電話機と接続するモジュラーケーブルの断線だと思い交換したのですが、症状が改善されないので取引のある電話工事業者に調査をお願いしました。
業者の人によると、目視できる部分の線は切れておらず床下の配線が断線しているのではないかということなので、機器を使用してより詳しい調査を行ないます。
配線図もなくルートが不明な状態のケーブルの束を専用の機器で調べながら、1時間30分という限られた時間内で見事電話を復旧させてくれました。
電話の4芯ケーブルは分岐可能
新たに配線を引いていたら時間内に作業が終わらないと判断し、別回線の4芯ケーブルを分岐して手際よく電話を復旧してくれました。
一般的な家庭の電話や企業で使う普通の電話は2芯ケーブルを使用するので4芯ケーブルを引く必要はないのですが、断線のことを考えて4芯ケーブルを引くと便利です。
因みに豆知識ですが、使用していないLANケーブルを使えるなら、そのケーブルを利用して電話線として利用可能にするコンバーターも販売されています。
当初予定していた配線の引きなおしではなく他のケーブルを流用しての作業なので、結果的には簡単んあ作業ということで作業費もかなり安くなりました。
出張費のことだけでなく同じ技術系の仕事をする立場という意味では少し費用を請求されて仕方ないと思うのですが、コストが安く済むのであればそれはそれで大助かりです。
過去にも、電話主装置を交換するための建物全体の配線を引き直してもらいましたが、かなりの重労働と作業する人数の割に費用が安いと思うことがありました。
世の中には楽な仕事もある
世の中には実に楽な仕事もあり、システムのバージョンアップに対応するたのデータコンバートだけで、1日100万円を請求される仕事もあります。
配線系の仕事は必ず結果を出さなければならないのに対し、データコンバートやバージョンアップの仕事は、万が一データが消失しても責任は負いかねます的な楽な仕事です。
技術力や体力を必要とする作業でも費用が安い仕事もあれば、単純にデータのコンバートをするだけで高額な費用を請求される仕事があることを考えると、何だかバランスが悪い世の中だと感じます。
楽に稼ぐということは決して悪いことではありませんが、少なくとも技術力と体力のいる作業は高く評価した方が良いと思うのですが、これも需要と供給のバランスなのでしょう。
AI時代の到来で立場が逆転する
近年、人が追い付てない程の技術の進歩は目覚しい物がありますが、このままAIやロボットが発達していけば人が不要になる時代がくるのかもしれません。
人手不足だからAIやロボットが必要なのか、AIやロボットが発達したので人が不要なのかわかりませんが、今後人類が目指している世界には何がみえるのでしょうか。
今の現役世代はAIやロボットの台頭に恐怖心を抱いていますが、今後産まれてくる新しい世代はそれが当たり前になり、未知なる物を恐れたりしないのかもしれません。
今後10年で技術の進歩はどのレベルまで発達するかわかりませんが、少なくとも配線作業などは人の手で行う物だと思うので、机の前でデータを処理する仕事よりも評価される時代がくるかもしれません。
もしかすると引越しや建設の現場は全てロボット化される時代がくるかもしれませんが、わからないことを懸命に考えてもあまり意味がないので、今を生きる努力をした方が良いいのかもしれません。
AIやロボットの進歩とは無関係ですが、一生安泰と言われていた弁護士ですら稼げないと言われている時代なので、今後何を目指すべきか決めるのは大変難しいのではないでしょうか。
未来は誰も予想できない
未来というものは誰にも予想できずノストラダムスですら予言を外すくらいなので、今後を予想するエコノミストや大企業の偉い人がいう事は真に受けずに、自分の思う道を進むのが良いでしょう。
自分の信じる道が正しいのか見極めるには、ひとつの事に固執せず日々体験しながら努力を続けることが重要で、デジタルの世界で得た情報だけをみて知った気になるのはいけません。
仕事や学業だけでなく友達との遊びや趣味でもいいので、インプットした実体験を何らかの形でアウトプットする習慣を身に着けるのが大切です。