中央区民必見!聖路加助産院マタニティケアホームのショートステイ

聖路加産科クリニックは聖路加助産院マタニティケアホームという名前になりましたが、単に施設の名前が変更されただけでなく更に快適なケアを受けられる体制に生まれ変わりました。

聖路加助産院マタニティケアホームで受けられるサービスには、マタニティヨガ、母乳外来、産後ヨガクラス、アフタービクスなどがありますが、特に人気なのが産後の生活や授乳などの不安を解消できるショートステイです。

聖路加産科クリニック時代は、出産時の悲鳴が建物内に響き渡ることがあり戦々恐々とすることがありましたが、今は聖路加国際病院での出産のみとなりましたので安心して育児に専念することができるようになりました。

※この内容は、2016年当時に利用した聖路加産科クリニックショートステイの体験談と、聖路加助産院マタニティケアホームを利用した知人の情報を元に作成した内容ですので、参考程度にご覧いただければ幸いです。

宿泊型産後ケア助成の対象施設に

聖路加助産院マタニティケアホームにお世話になると、通常1日2,9000円の費用がかりますが、聖路加国際病院で出産された方は3日目移行は23,200円/日、7日目移行は20,300円/日と宿泊費が変動します。

わが家は聖路加国際病院で出産し、13泊14日という長い期間のショートステイをしたので約29万円もの費用がかかりましたが、出産直後の食事の心配や慣れない母乳の指導をしてくれる助産師が近くにいることを考えると安い物です。

実際にショートステイした2016年当時はありませんでしたが、中央区や品川区に住む人は所定の窓口へ申請書を提出すれば、聖路加助産院マタニティケアホームのショートステイ費用が1日10,000円になります。

また、中央区在住で住民税非課税世帯は半額、生活保護世帯は全額免除されますし、品川区にお住いの方で住民税非課税世帯や生活保護世帯の方は減免されるので、利用可能か区の窓口に連絡しましょう。

ただし、宿泊型産後ケアの助成には条件次第で追加料金が発生したり中央区の場合は最長で6泊7日、品川区は最長で3泊4日までの助成となる制限があるので、事前に制度の詳細をチェックしてください。

また、聖路加助産院マタニティケアホームのショートステイは、生後8週間以内の赤ちゃんとその母親であれば出産した病院は関係なく利用できますが、制度の利用条件と若干の差異があるので事前に確認した方が安心です。

中央区は子育てを支援する制度が充実していて羨ましいと思うこともありますが、日頃から多額な税金の支払いをしていることを考えると、これくらいの優遇をされても問題ないのではないでしょうか。

ショートステイで体の回復と質の良い母乳を

産院を退院してから14日のショートステイをすることで、余計なストレスを感じることなく育児に専念できたのと、栄養バランスの良い食事を続けたことで母乳が順調に出る様になりました。

もちろん、母乳の質や量は個人差があるのでショートステイをしたからと誰もが上手く行くとは限りませんが、母乳育児は出産直後の食事や生活環境が大切なので、1週間でも良いのでお世話になることをおすすめします。

出産直後のダメージが残る体で家族の食事や掃除の心配をしながら子育てするのと、産まれたばかりの赤ちゃんのことだけを考えて育児できる環境とでは、どちらが質の良い母乳がでるかは誰が考えてもわかります。

母乳の問題だけでなく泣き止まない我が子を前に焦りを感じて涙することを考えると、助産師という専門家が近くにいて相談できるだけで母親の気持ちが随分と楽になります。

食事について

産院を退院した後に心配なのが食事ですが、聖路加助産院マタニティケアホームに入院中は産後の身体を回復したり、質の良い母乳をつくるための手助けをする贅沢な粗食やおやつを用意してもらえます。

入院中の楽しみと言えば食事くらいしかないのですが、少しでも楽しんでもらえるように食材の調達や調理方法にこだわるナチュラル・ハーモニーに協力してお作りをしているそうです。

聖路加産科クリニック時代にショートステイをしていた2016年当時の食事で今とは雰囲気が違いますが、5kg7,000円を越える無農薬のお米を扱うナチュラル・ハーモニーのご飯なら美味しいのではないでしょうか。

ショートステイの気になる点

産後の世話をしてくれる聖路加助産院マタニティケアホームのショートステイは、身内に頼れる人がいない人にはとてもありがたいサービスですが、実際に利用してみると気になる点がいくつかあります。

実際にショートステイをして個室で生活をしてみるとわかるのですが、聖路加助産院マタニティケアホームの壁はとても薄いので、隣部屋の会話が聞こえたり赤ちゃんの泣き声が大きく響きます。

また、部屋にはテレビもないので家族が帰ると新生児とのマンツーマンの生活に孤独を感じることもあるので、10日間以上の宿泊をしていると無性に家に帰りたくなります。

産後は授乳やらおむつの交換で寝る暇もないのでテレビは必要ないのですが、赤ちゃんの泣き声だけが聞こえる環境で生活を続けるのをストレスに感じる人もいるので、個室に籠らないようにしましょう。

時には、ラウンジに足を運んで他のお母さんや家族と会話をしたり礼拝に参加するなどして、少しでも気分転換をするのが大切なので、家族に積極的に面会してもらうようにしましょう。

聖路加助産院マタニティケアホームの建物内に洗濯機がないので、家族が毎日足を運んで着替えなどを用意する必要がありますし、シャワーを浴びるにも長時間赤ちゃんを預けられないので家族の助が必要になります。

ホテルと違いベッドのシーツを毎日交換してくれる訳ではないので、勢い良く飛び出す小水や便で布団を汚さないように、使い捨て可能なオムツ替えシートを用意するなどの工夫が必要です。

わが家ではどこでも安心シートを利用しましたが、1歳6か月を過ぎた今でも外出時やお風呂上りの着替えで重宝しているので、予備を含めて多めに用意するのをおすすめします。

そんな意味では、聖路加助産院マタニティケアホームのある中央区から離れた場所にお住いの方は、時間に面会が可能か否か良く考えてからサービスを利用するか否かきめた方が良いでしょう。

ただ、長くても2週間程度のショートステイの面会に来れないようであれば、自宅で一生懸命育児をする母親の負担を軽減させることはできないので、子供が産まれる前に対策を協議することをおすすめします。