離乳食初期の頃は、お粥やトマトをこした物を用意するだけなので楽ですが、離乳食後期に差し掛かるとタンパクや野菜などの栄養をバランス良く採れる料理を作らなければならないのでかなり大変です。
大人が食べる料理であれば自分好みの食材に好きなだけ調味料を足しても構わないのですが、乳幼児が食べる食事はアレルギーのことを考えたり、塩分や糖分控えめの味付けにしなければなりません。
初めての離乳食や幼児食作りは未知な世界なので、いくつかのレシピ本を参考にしながら子供に食べてもらうと料理を作り続けると、それぞれ難易度に大きな違いがあるのに気が付きます。
調理が上手な人であればどんなレシピでも簡単に作ることができるのかもしれませんが、料理の経験が浅い人がレシピ本選びで間違えるとストレスを感じで離乳食や幼児食作りが嫌になります。
インターネット上にも沢山のレシピが公開されていますが、離乳食や幼児食は栄養士などの専門的な知識のある人が考案したレシピでないと、本当に食べさせて良いものなのか心配です。
そこで今回は、今まで参考した10冊以上の乳幼児食レシピ本のなかから、料理の経験が浅い人でも失敗することなく作ることのできる、美味しいおすすめの離乳食と幼児食のレシピ本について紹介します。
離乳食や幼児食レシピ本選びのポイント
世の中には時間と手間をかけて作るおしゃれ離乳食や幼児食を紹介するレシピ本がありますが、ここで紹介するのは誰でも簡単に短時間でストレスなく作ることのできる、育児に優しいレシピ本について紹介します。
離乳食や幼児食のレシピ本を選ぶ時に注目したいのは食材を使う分量で、子供が食べる1食分のレシピを紹介している本や少量の食材を多用する本は、できるだけ避けた方が賢明です。
離乳食や幼児食を1食分作るレシピも野菜や肉などの素材を使いきれるように計算すれば無駄になりませんが、全ての分量を計算するのは面倒ですし調理に慣れていないとストレスに感じることがあります。
細々とした調味料の分量計算を間違えて失敗してしまうことを考えると、最初から野菜や肉を使い切ることのできる分量に計算されているレシピの方が、スムーズに作業が進みます。
子供が食べるおかずを何食分か作り冷凍保存するレシピ本もありますが、大人と子供のご飯を別々に作るのは大変なので、大人ご飯を取り分けて食べるレシピ本が楽でおすすめです。
手間をかけて調理した離乳食や幼児食を子供が食べてくれないと悲しくなりますが、大人が美味しく食べられる料理であれば苦労も報われるというもので、食材と時間を無駄にすることはありません。
世界一簡単な赤ちゃんごはん
出汁を使うことを考えると、世界一簡単な赤ちゃんごはんというタイトルは少し言い過ぎな気がしますが、砂糖や油を基本的に使わないこのレシピ本は離乳食中期の頃から活用しています。
レシピの数がやや少ないことや火加減の説明がアバウトですが、基本的に油を使わない料理ばかりなので、料理の経験が浅い人でも失敗することなく調理することができます。
このレシピ本では、砂糖や油を使わずに少ない調味料と出汁で食材の味を活かした美味しくヘルシーな料理ばかりを紹介しているので、濃い味付けに慣れた大人にも大変おすすめです。
この料理本で紹介されているレシピは調理工程が少ない上に説明文が短いので、出汁さえあれば料理を苦手に思う人や今まで料理をしたことのない男性でも、美味しいご飯を作ることができます。
このレシピ本に出会うことで、今までスーパーで購入していた出汁の素を一切使用することがなくなり、昆布と鰹節から出汁を取ろうと意識するようになるくらい料理が楽しくなります。
出汁で煮込む料理が多いので短時間で作る離乳食のレシピ本ではありませんが、出汁の味が素材に染み込んだ美味しいご飯を作ることができるので、離乳食を食べない赤ちゃんにもおすすめです。
年齢ごとに見てわかる!幼児食
この本は、子供が1歳半を過ぎた頃に購入した物ですが、とにかく簡単に作れるレシピが満載で仕事帰りで疲れている時や、朝の支度で時間がない時にも作れるので、我が家ではとても重宝しています。
この本も基本的に少ない食材と調味料で作る料理ばかりなので簡単なのですが、このレシピ本を推す理由は使用する食材と調味料の分量が基本的に子供1人分+大人2人分を想定している点にあります。
乳幼児が食べるご飯は薄味ばかりなので大人だと物足りなさを感じてしまいますが、この本は大人が満足して食べられる様に味をプラスする方法も説明しているので、濃い味付けが好きな人も満足できます。
この本には、チーズ納豆パンや煮込みハンバーグ、カジキマグロを使用した洋風のメニューだけでなく、スープやデザートなども多数紹介されているので、レパートリーを増やしたい方におすすめです。
手作りご飯で家族が健康に
食べ物が母乳の味に影響を与えるだとか与えないだとか様々な説がありますが、母乳のことはともかく普段から食べている物の塩分や添加物を気にするのは、決して悪いことではありません。
我が家では、母親が甘いスイーツを食べた後に母乳を飲ませると翌日湿疹になるのを何度も確認していますし、辛いキムチを食べても母乳を嫌がらないことを考えると、何が真実なのか素人にはわかりません。
我が子で検証したいと思う親はいないと思うので、食べ物が母乳に与える影響はもしかしたら専門家でもわからないかもしれませんが、大切なのは情報に過剰に反応することなく参考程度に取り入れることではないでしょうか。
離乳食や幼児食の話から脱線してしまいましたが、少なくともコンビニ弁当ばかり食べるよりかは健康になるので、今回紹介した本を参考にしながら家族全員で健康を維持してみてはいかがでしょうか。