お風呂場にある鏡のウロコが目立つので、ドラッグストアやホームセンターで売られているグッズを使用したり、インターネット上の情報を参考に、鏡のウロコが本当に落ちるかいくつか試してみました。
今回の実験は、我が家で6年くらい使用した風呂場の鏡で、ウロコが結構目立ち始めた段階でのテストです。
鏡として全く機能しないくらいウロコが付いた状態の鏡とでは、テストの結果が異なる場合もあるので、その点は予めご了承願います。
今回試した鏡のウロコ取りは下記の内容となります。
- ダイヤモンド系ウロコ取りグッズ
- クエン酸洗剤を使用したウロコ取り
- ジーンズの切れ端と歯磨き粉
- 鏡磨き用クリーム
- 耐水紙やすり
- スコッチのすごい鏡磨き
ダイヤモンド系ウロコ取りグッズ
まず初めに試したのが、ドラッグストアやホームセンターなどで売られている、ダイヤモンド系ウロコ取りグッズです。
ダイヤモンドと言えば固そうなイメージがあるので、頑固な鏡のウロコも取れるのではないかと期待して二つの製品試してみました。
鏡がウロコで全く見えない状態の鏡なら効果があるかもしれませんが、ウロコが多少気になる程度の鏡に使用しても残念ながら効果がありませんでした。
長時間鏡を擦れば効果があるのかもしれませんが、お風呂場の大きな鏡を長時間擦り続けるのは大変なので、手軽さという意味でもあまり期待できません。
この手の製品は数多く販売されているので、製品によっては効果があるものがあるかもしれませんが、二つの製品を試した限りでは効果がありません。
この製品なら効果があるというのがあればコメントをお願いします。
クエン酸を使用したウロコ取り
こちらは、インターネット上でみかけた情報をもとにウロコ取りを試してみました、クエン酸を使用したウロコ取りです。
鏡にクエン酸の洗剤を吹きかけてサランラップを上からかぶせてみたり、キッチンペーパーにクエン酸洗剤を染み込ませてから放置してみましたが、こちらも効果がありませんでした。
単純に試したクエン酸が弱いだけかもしませんが、何度か試してみましたがクエン酸単体でウロコを落とすことができませんでした。
その時は試していないのですが、クエン酸でウロコを柔らかくしてから耐水ペーパーで研磨すれば効果があるかもしれませんので、機会があれば挑戦してみたいと思います。
ジーンズの切れ端と歯磨き粉
こちらもインターネットの情報を参考に試したものですが、残念ながら効果がみられませんでした。
この方法の最大の弱点は、ジーンズの切れ端が必要という点です。
鏡のウロコが落とせるのであれば、ジーンズの1本を犠牲にしてもと思いますが、効果がない場合は落ち込むだけなので、履かないジーンズがあればお試しください。
因みに、デニムとジーンズの違いは、厚手の綿の生地の状態をデニムといい、デニムを製品化したのがジーンズというそうです。
鏡磨き用クリーム
鏡磨き用のクリームを2個購入して試したら効果がありました。
1個目を使用した時は、部分的に鏡のウロコが落ちたのですが、鏡全体のウロコが落ちませんでした。
ウロコが落ちる部分とそうでない部分の差が気になり同じ製品を2回購入したのですが、2個目の使用で鏡全体のウロコが落ちたのを確認しています。
ウロコが全てキレイに落ちた訳ではないのですが、今まで試した中では最も効果がありました。
1回目の鏡磨き用クリームの使用では、鏡を水で濡らして製品を使用したのに対し、2度目は鏡を水で濡らさずに鏡磨き用クリームだけをスポンジにつけて擦りました。
使用した製品の説明書に書いていないのでなんとも言えませんが、この手の製品を使う時は鏡を濡らさない方が良いかもしれません。
また、製品に含まれている研磨剤が原因なのか、一緒に使用したスポンジが悪いのか、鏡にキズが少しついてしまいましたので、ご利用の祭には目立たない場所で試しください。
また、1度の鏡磨き用クリームの使用で全て落とすのは難しいので、複数回使用することをおすすめします。
耐水紙やすり
こちらもインターネットで調べた情報で、東急ハンズなどで売られている耐水紙やすりを使用して、鏡のウロコ取りに挑戦です。
耐水紙やすりを鏡面に対して水平に使用するようにしたいので、ホームセンターなどで売られているパインブロック材を一緒に購入しました。
パインブロック材が大きくてこのサイズでは耐水紙やすりが勿体ないので、ノコギリで半分にカットします。
カットしたパインブロック材に耐水紙やすりを巻き付けて、セロハンテープで固定すれば準備完了です。
耐水紙やすりを使用する前の状態の鏡ですが、これでも鏡磨き用クリームを使用してウロコが少し消えた状態です。
この状態の鏡を水に濡らした耐水紙やすりで擦りながら落としていきたいと思います。今回購入したパインブロック材を半分にすることで、手に持ちやすくなり作業がとても楽でした。
結果はご覧の通りで、今まで試したウロコ取りの中ではダントツできれいになりました。
ただ、この画像ではわかりにくいのですが、あれほど頑固だったウロコが取れたのはいいのですが、力を入れたせいか鏡が少しくもるように細かい傷がついてしまいました。
耐水紙やすりというくらいなので、キズがつくのは仕方ないことですが、鏡にキズをどうしてもつけたくないという人には、絶対におススメできません。
今回使用した耐水紙ヤスリは目の細かさが#1000, #1500, #2000, #5000を使用してみましたが、#1000だけで十分ではないかと思います。
クエン酸などでウロコを柔らかくした後に、耐水紙やすりで優しく擦れば無傷で済むかもしれませんが、いずれにせよ研磨するやり方でウロコを取ろうとするとキズがついてしまうということです。
鏡として機能しないくらいウロコが付いた鏡を復活させるには、耐水紙ヤスリを使用するのはありかもしれませんが、少し気になる程度のウロコなら研磨する意外の方法をおすすめします。
スコッチのすごい鏡磨き
耐水紙ヤスリを使用した鏡の鱗とりが最も効果があるという結果でしたが、その後も効果のある製品を探し続けた続けたところ、こちらの製品にたどり着くことができました。
こちらの製品は耐水紙ヤスリのような素材が既に装着されているので、木片をノコギリで切るなどの工作をする必要がありません。
製品紹介の動画の様な簡単に鏡の鱗が落ちるという訳ではありませんが、実際に購入して試したところ耐水紙ヤスリと同等の性能でした。
この製品は持ちやすいですしタオル掛けにぶら下げておくこともできるので、お風呂場に1個置いておくと便利です。
鱗を落とすコツとしては、一度に時間をかけてキレイにしてもいいのですが大変なので、お風呂に入る度に1分程度鏡をこするようにすると良いでしょう。
みずとりワイパーも効果的
今回、鏡のウロコ取りの検証して思ったのが、鏡のウロコ取りは結構大変な作業なので、ウロコを取ることを考えるよりも、できる限りウロコができないようにした方が良いのではないかということです。
お風呂上りに、鏡に付着した水滴をハンディワイパーで取り除くだけで大分違いますので、お風呂場で使えるワイパーをお使いください。
ハンディワイパーが1個あれば鏡だけでなく、壁面に付着した水滴をかなり除去できますので、防カビ対策にもなります。
ワイパーがあれば窓の掃除もきれいにできますので、一家に1個あると年末の大掃除も楽になります。
最後に、今回の内容はあくまでも検証ですので、鏡の傷などが発生しても自己責任ということでお願いします。