ウォシュレットのランプが高速に点滅を繰り返すのは、製品購入から10年が経過したことによる定期メンテナンス実施時期が訪れたという合図なので、見た目上の不具合がなくとも必ずサポートへ連絡してください。
電子レンジやエアコンなどの家電製品に寿命が定められているように、電気を使う住宅設備も想定安全使用期限が定められているので、定期的にメンテナンスを行う必要があります。
我が家のウォシュレットもメンテナンスを知らせるランプが点滅したので、LIXILのサポートへ連絡しエンジニアを派遣してもらいましたが、想像していた以上に経年劣化が進み不具合が発生していました。
水回りのメンテナンスは重要
我が家のウォシュレットは新築マンション購入時から使い続けたもので、10年経過を知らせるランプが点滅を繰り返しても使えていたので半年ほど放置しましたが、気になるのでエンジニアを派遣してもらうことにしました。
ウォシュレットのメンテナンス時期を知らせるランプの点滅は、ボタン操作で消すことができるという動画がYoutubeで紹介されていますが、リセットしても問題解決にはならないのでおすすめできません。
寧ろ、ランプの点滅が消えることで安心してしまい、内部で発生している水漏れなどの不具合の発見を遅らせて事態を悪化させることになるので、自力で点滅ランプを消さないようにしてください。
壊れていないと思うウォシュレットのメンテナンス費用を惜しむ気持ちはわかりますが、大きな水漏れを起こして床を塗らしたり電子部分をショートさせては、費用以上の損害が発生する恐れがあります。
ウォシュレットのメンテナンス依頼をする連絡先は、シャワートイレ本体の蓋に記載されているのですが、製品機種名などの情報を聞かれるのでスマートフォンなどで撮影しておくと外出先から連絡できて便利です。
ウォシュレット内部の不具合発見
メンテナンスを知らせるランプが点滅しても不具合なく使えていたので、あまり深刻には考えていませんでしたが、ウォシュレット内部にあるタンクが水が漏れを起こしているのが判明しました。
今回発覚した不具合は、温水を貯めるためのタンクが経年劣化することで、少量ではありますがウォシュレット本体内部で水漏れを起こしていて、そのまま放置していたらショートしたり床に垂れていたそうです。
内部にある脱臭フィルタは、ウォシュレットのカバーを外して定期的に清掃しなければならないのですが、10年間放置したことでフィルタが完全に目詰まりを起こしていたのも発覚しました。
フィルタの目詰まりはウォシュレット内部のモーターに大きな負荷を与えて故障の原因になるので、これを期にウォシュレットのフィルタは1年に一度は掃除しようと決意しました。
シャワートイレのウォシュレットは水回りで使う電化製品なだけに、キッチンレンジなどの他の住宅設備よりも優先的にメンテナンスをした方が安心して暮らすことができます。
今回は、マンションを売却する前の点検でウォシュレットのメンテナンスを依頼したのですが、家の売却後に大きなトラブルになることを防げたと思うと、決して高い費用ではないと思いました。
メンテナンスの費用
ウォシュレットのメンテナンスにはエンジニアが派遣されるので当然ながら7,760円の出張費がかかるのですが、点検の際に不具合が発覚し部品交換をした場合は、部品代や技術料の追加費用が発生することになります。
交換する部品にもよりますが、今回のメンテナンスで交換したタンク16,000円と出張費と合わせた金額2,3760円を考えると、最初から新品に交換してもらう方が納得できます。
ウォシュレットを新品に交換してもらう場合の費用は、メンテナンスするよりも高くなるのは間違いありませんが、他の部品がいつ壊れるかわからないことを考えると、新品に交換した方が断然お得です。
新品のウォシュレットが3万円前後することを考えると痛い出費かもしれませんが、これからの10年間も安心しながらトイレが使えることを考えると、決して高い買い物ではないと思います。
ウォシュレットの製品登録を忘れずに
LIXILのシャワートイレは、標準で2年間の保証がついていますが、製品登録をすることで無料でさらに保証期間が延長されるので、ウォシュレットを買い換えた際には忘れないでください。
サティス、アステオ、New PASSOなどは標準保証期間の2年間が最大で5年までなりますし、プレアスLSタイプ、プレアスHSタイプ、アメージュZAシャワートイレなどは、3年まで保証を伸ばすことができます。
因みに、ウォシュレットの補修用性能部品の保有期間は、シャワートイレシートタイプが製造打ち切り後12年間で、シャワートイレ一体型便器は製造打ち切り後15年間となります。
今回のメンテナンスではタンク以外の部品交換はしませんでしたが、10年間使い続けたノズルはかなり汚れが目立ちますし、フィルタも目詰まりを起こしていたので、メンテナンスよりも新品への交換をおすすめします。