オートロック頼りのマンションセキュリティ止めませんか

窓から部外者が入り込むのは戸建てだけでなくマンションも同じで、防犯のことを優先的に考えるなら、低層階や最上階を避けて購入した方が良いと言います。

不動産会社の担当者曰く、人はその気になれば配管を利用して10階の高さでも登ることができるので、中層階だから安全という訳ではありませんが、やはり低層階や最上階は入りやすいとのことです。

ただ、子供のいる家庭は下の階へ伝わる騒音を気にする必要がない1階は大変魅力的ですし、マンション最上階から眺める景色や足音が聞こえない生活はとても魅力的です。

高層階は犯意識が薄れる

低層階に住む人は防犯意識が高く常に施錠をする心がけがあるのに対し、高層階に住む人はオートロックのある安心感からか防犯意識があまり高くないそうです。

マンションは上の階になるほど安全と思うのかもしれませんが、最上階付近は外からみて不在にしているのか確認しやすいですし、人は虫と同じでその気になれば何階でも上ります。

マンションの最上階に住んでいる人はお金があると思われているので、玄関のドアは常に施錠をしたりドアロックをするのが鉄則ですが、それだけでは不十分でバルコニー側もきちんと施錠してください。

我が家では、子供がベランダから転落するのを防止するために窓ガラスのロックだけでなく、ノムラテックのウィンドウロックZEROという好きな位置で窓を固定できる製品を使用しています。

マンションの防犯対策

今時のマンションのエントランスには、防犯カメラとオートロックがあるので古いタイプのマンションと比べると安心ですが、それでも万全ではありませんので注意してください。

特に気を付けなければならないのが玄関のドアを開けた瞬間で、見慣れない人が同じエレベーターに乗り合わせたり、知らない人が同じフロアにいる時は気を付けてください。

マンションは人が集団で暮らす建物なので、人気の少ない通りの一戸建てよりも安全だと言えますが、過去に起きた出来事などを考えると油断は禁物です。

防犯にかけられる予算には限りはあるかと思いますが、最低限玄関に警報ブザーや防犯スプレーを置いたり、人感センサー付ライトを玄関に取り付けるくらいはできます。

また、ベランダの窓には外から絶対に開けられないウィンドウロックや、センサーに反応して通知する防犯機能のある電話に買い替えるのもおすすめです。

本格的な警備システムと比べると劣りますが、誰かが家のなかに入り込んだ時のことを考えて、スマートフォン知らせてくれる機能のあるカメラがあると安心です。

最近のWebカメラには、設定した特定の部分の動きを察知して警告したり、暗闇でも撮影できる暗視スコープを搭載した製品もありますので、通販サイトなどで確認してみてください。

賃貸住宅でもホームセキュリティの契約が可能

ホームセキュリティと言えば一戸建て向けのサービスというイメージがありますが、セコムやアルソックには分譲マンションや賃貸住宅向けのホームセキュリティサービスがあります。

これらの警備システムのサービスは、不在時はもちろん在宅時に侵入された場合や、機器に異常が発生した場合でも駆けつけてくれるので安心感が違います。

Webカメラや防犯装置付きの電話機は月額料金が発生しないのでコストメリットはありますが、機器が正常に動作しているか確認してメンテナンスしなければなりません。

何よりも非常時の時に誰かが駆けつけてくれるという安心感は市販の防犯グッズにはないので、自分や家族の安全のことを考えると月額の費用は決して高くありません。

自分で取り付けた防犯センサーやブザーなどは役に立たないとは言いませんが、いざという時は自分で対処しなければならないことを考えると安全ではありませんので、防犯サービスの契約をおすすめします。