子授け祈願をした時から、子供の安産祈願やお宮参りで神社の参拝をする時は水天宮と決めていたので、七五三の記念撮影やお祝いの食事会を日本橋周辺で済ませる計画を一年前から立てました。
子供のぐずりが心配な七五三を無難にこなすなら、七五三詣とスタジオ撮影を別日にした方が良いのですが、水天宮の周辺環境なら半日もあれば全てが終わると判断しスケジュールを組むことにしました。
今回は、東京都中央区日本橋にある水天宮の七五三詣と写真撮影、そしてお祝いの食事会を含めて一日でこなした時の流れと、気になる費用について紹介します。
円居の着物レンタル
撮影スタジオにある七五三の着物を何度か確認していますが、ポリエステルの落ち着きのない発色や肌触りがとても気になり、明治座の近くにある円居で正絹の着物を試着することにしました。
最初は費用を抑えるために、娘の着物は撮影スタジオでレンタルして水天宮の七五三詣に挑むつもりでしたが、結果的に家族全員が正絹の着物で七五三詣に挑むことになりました。
素材 | メリット | デメリット |
正絹 |
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化学繊維(ポリエステル、ナイロンなど) |
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娘の着物レンタル、着付け、ヘアメイク、足袋などの小物を購入費用を合わせると4万円、更に夫婦で着物を借りると総額20万円を越えるので、最初は躊躇しましたが結果的に大変満足しています。
予算的に厳しいなら子供の着物レンタルと着付け、ヘアメイクだけお願いしても良いと思いますが、家族みんな着物で日本橋の街を歩いた経験は一生の思い出になります。
円居なら水天宮前写真館アキオスタジオ経由で参拝先の水天宮まで歩いても500mと、三歳の子でも無理なく着物で移動できる距離にあるのも大きな魅力のひとつです。
因みに、ヘアスタイルを着物に合わせたとしても、化粧道具の種類やメイク方法が和服に合わないと違和感がでますので、プロのスタイリストに全てお任せすることにしました。
とある写真スタジオでお宮参りのヘアメイクをお願いしましたが、着物に似合わないコミカルな雰囲気になり後悔したので、円居で希望通りになり大変満足しました。
写真撮影は水天宮前写真館
水天宮周辺には意外なことに撮影スタジオが少ないので、七五三のお詣りと同じ日に記念写真の撮影をするなら、自ずと水天宮前写真館アキオスタジオにお願いすることになります。
円居で七五三の着物をレンタルした方の多くは、水天宮前写真館アキオスタジオで撮影するとのことで、きものが着崩れしたとしても慣れているとのことです。
水天宮前写真館アキオスタジオは予めカット数を決めて写真撮影するので、スタジオアリスと違い途中でドレスに着替えたりしませんが、それだけに非常に短い時間で撮影が終わります。
撮影時間が長いと子供が空腹や窮屈な衣装に耐えられなくなり、その後の七五三詣に影響が出るのは必至なので、円居からの水天宮前写真館コースがおすすめです。
因みに、混雑を避けるために11月末の平日に七五三を行いましたが、スタジオで撮影した写真の修整が入るのとダウンロードサービスがないため、年明けでないとデータが手に入らないのが想定外でした。
七五三の写真を年賀状に使用するなら早い時期にスケジュールを組むか、自前のカメラで撮影した写真を使う必要があるので、よく考えてから計画を練る必要があります。
水天宮七五三詣
水天宮七五三詣、記念写真撮影、お祝いの食事会の全てを半日で終わらせるために、祈祷の受付待ちで長蛇の列にならない11月末の平日にしたのもポイントです。
七五三のピークを過ぎた11月末ということもあり、お宮参りを含めて祈祷を受けた人は5組程度で、タイミング良く受付できれば神社での撮影含めて30分あれば終わります。
七五三の祈祷費用一万円を支払うと千歳飴とお神酒を頂くことになりますが、未だに飴を与えていない三歳児を持つ親としては、どの様に説明すれば良いものか悩みました。
お賽銭を投げ入れた後は自前で用意したカメラで撮影、そのまま草履を履いて円居まで歩かせたのですが、すれ違う人々に何度も可愛いと言われて嬉しそうにしていました。
三歳の子供が履き慣れていない草履で歩けるのは500mが限界みたいなので、水天宮までの往路は靴を履いて移動し、草履は帰路の時だけ履かせた方が無難です。
食事は人形町今半
三歳児が計画通りに動いてくれるとは思えないので、食事会をするレストランは事前予約せずに、様子をみながら日本橋周辺で食べるか、夕飯を自宅近くのレストランで食べるかだけ決めていました。
日本橋浜町・人形町で困るのが子供を連れた食事なので、ロイヤルパークホテルまで移動することも考えましたが、近くにある人形町今半が空いていて幸運でした。
七五三祝いの食事会ということもあり、人形町今半のすき焼きと高級ステーキを注文したのですが、元々肉を食べない娘が珍しく完食して驚きました。
スケジュール詳細
日本橋周辺で七五三をするなら、日本橋三越やロイヤルパークホテルが人気ですが、家族全員の着物着付けとヘアセット、水天宮七五三詣、写真撮影を同日に行うために、これらのセットプランを利用しませんでした。
最初に検討した日本橋三越の七五三プランはとても魅力的でしたが、三歳の子が着物で水天宮までの長距離を歩いて移動するのは無理なので、今回の七五三計画の候補から外しました。
本命候補と考えていたロイヤルパークホテルプランは、子供の衣裳と美容着付、記念写真と特別コース料理セットが大変お徳で魅力的でしたが、今回は大人も着物を着ることにしたので候補から外しました。
最終的に日本橋浜町明治座近くにある、きものの着付け教室やレンタルで人気の円居で家族全員衣装を借り、着付けとヘアセットをした後に水天宮前写真館まで歩いて写真撮影をすることにしました。
写真撮影の後は再び歩いて水天宮迄向かい、七五三詣を済ませてから円居に戻り、普段着に着替えてから人形町今半でお祝いの食事を済ませて無事終了という流れとなりました。
場所 | スケジュール | 必要な物 |
円居 | 10時に到着後3人ヘアメイクと着付けを済ませ12時10分に出発 | 子供用の軽食(お菓子など)、移動用の靴、一眼カメラ、スマホ |
水天宮前写真館アキオスタジオ | 12時25分到着後3カット撮影し13時頃出発 | 移動中の撮影に必要な一眼カメラ、ビデオカメラなど |
水天宮 | 13時5分頃到着、七五三詣と写真撮影して13時40分頃出発 | 祈祷費用1万円とお賽銭、一眼カメラ、子供用お菓子など |
円居 | 14時頃円居到着、普段着に着替えて14時20分出発 | 特になし |
人形町今半 | 14時30分到着後、食事を済ませて15時30分頃店を出る | 大人3名子供1名で約2万円 |
前日夜遅くまで寝ない娘は案の定不機嫌で、着物レンタルした円居で大泣きするというハプニングがありましたが、ヘアセット完了後は最後まで笑顔でした。
七五三を成功させるには機嫌が良くなければならないので、子供は歩きやすい靴を履かせて移動させる、着物を汚さない食べ物を持ち歩く、緊急時にスマホで動画をみせるなどの準備はとても重要です。
当日の出発前に草履を履かせると靴を嫌がる可能性が高くなるので、着物の試着時に草履のサイズを確認し水天宮前写真館まで大人が持ち歩いた方がスムーズに移動できます。
用意したもの
折角着物を着て日本橋を歩くのであれば、スマートフォンで撮影するのではなく一眼カメラを用意するか、ロケーションフォトを依頼して記念撮影するのがおすすめです。
今回は天気予報の雨を気にしてロケーションフォトではなく、エントリークラスのミラーレスを用意したのですが、スマートフォンでは絶対に撮影できない写真や動画を撮影できるので重宝しました。
他には、11月末の寒さ対策のために着物のなかに着るヒートテックを購入したり、袴の下に履くステテコのような物を購入したくらいで、特別な物は用意していません。
七五三費用総額
こちらは日本橋浜町にある円居で親子三人分の着物レンタルと着付け、ヘアセット、メイク、髪飾りと足袋の購入など諸々の費用を全て合わせたもので、消費税を合わせると20万円を超えてしまいました。
3歳女児 | 髪飾り、3歳祝着レンタル、足袋、着付け、ヘアセット | 49,250円 |
大人女性 | 訪問着、帯、帯揚げ、帯締め、バッグ、草履、肌着、足袋、着付け、ヘアメイク | 63,250円 |
大人男性 | 着物、袴、草履、足袋、着付け | 78,000円 |
合計 | 190,500円(税抜) |
次は水天宮前写真館アキオスタジオの華プラン3ポーズと、お気に入りの1枚をプリントなしのデータをCDで受け取ることができる内容の費用となります。
写真撮影・アルバム1冊 | 華プラン3ポーズ(1名、3名、4名) | 48,500円 |
データ1カット | データのみプリントなし | 6,500円 |
送料 | 1月中旬発送予定 | 870円 |
合計 | 55,870円(税抜) |
その他の費用と言えば、人形町今半で大人3名と子供1名の昼食費用の2万5千円で、七五三半日で約30万円の費用となりましたが、最高の一日となりましたので大変満足しています。
総額30万円もの費用がかかると知ると迷うかもしれませんが、子供だけが着物を着たり食事をより質素にすれば半額程度に抑えることができるので、是非正絹の着物を円居で借りてみてください。