隙間風が入り込む古い実家からマンションに引越しをして不便だと感じたことは、機密性が高い住宅には至る所に換気口や通気口があり24時間換気しなければならないことや、定期的にフィルタの掃除をしなければならないことです。
壁には吸気口、バスルームやトイレには換気口があり、それぞれがフィルタで花粉、排気ガス、ほこりの吸引を防いでいるので、毎月こまめに掃除をしなければなりません。
特にバスルームは、24時間換気や浴室乾燥のために常時空気を吸引する換気装置があるので、気が付いた時にはドアの通気口には掃除するのが嫌になるくらいほこりが大量に溜まります。
換気扇フィルタで完全ブロック
我が家では以前から吸気口や換気口には、貼り替えるだけで簡単にきれいにできる製品を取り付けて、毎月の定期的な掃除をできるだけ楽にするための工夫をしていました。
ただ、バスルームドアの通気口に合うサイズのフィルタがないので、シャワーで隙間のほこりを洗い流したり歯ブラシでかきだしたりしていますが、手間がかかるので疎かになりがちでした。
そこで考えたのがキッチンの換気扇に使用するフィルタで、最初は余り物のモコモコしたタイプを隙間なく通気口に詰めてみましたが、湿気を吸い込むことでカビが繁殖する可能性があるので他の製品にしました。
次に試してみたのがパッと貼るだけの換気扇フィルタで、片面に粘着力があるフィルタをバスルームドアの外から貼り付けることで、ほこりが通気口に入る前に防ぐことに成功しました。
空気を通すフィルタをドアの外に貼り付けるだけで、通気口に溜まるほこりの侵入を防ぐことができますし、掃除機で吸い取るか新しく貼り替えるだけで簡単に掃除することができて便利です。
ひとつ注意する点と言えば、簡単に剥がせるパッと貼るだけの換気扇フィルタには粘着剤が付着していますので、長期間放置するとネバネバ物質がドアに貼りついてしまいます。
パッと貼るだけの換気扇フィルタは剥がすことを前提に製造された製品なので、一般的なシールよりも剥がれやすい粘着剤剥を使用していますが、長期間同じ物を貼り付けると劣化します。
パッと貼るだけの換気扇フィルタをバスルームのドアに使用する時は極力面積を少なくし、どんなに長くても2ヶ月以内に新しいフィルタへ貼り替えることをおすすめします。
もし粘着剤が部分的に付着して剥がれない時は、消しゴムを使うかハンドクリームをキッチンペーパーに少量付けて擦れば落とせますが、塗装された物は剥がれる可能性があるので注意してください。
吸気口の花粉と排気ガスをブロック
今回紹介したパッと貼るだけの換気扇フィルタですが、実は外気を取り入れる吸気口に貼り付けるだけで、花粉や排気ガスの侵入を大幅に減らすことができるのでとても重宝しています。
最初の頃は吸気口専用のフィルタを購入し、防音対策された吸気口に合わせるために半分にカットして貼り付けていましたが、コストパフォーマンスが悪いので、換気扇用のフィルタを使用しています。
外気を取り入れる吸気口には、排気ガスや花粉の侵入を防ぐフィルタがありますが、屋内側でブロックしているため吸気口内部に有害物質が蓄積し、徐々に漏れ出して部屋の内部に侵入します。
排気ガスは黒いススとなり壁紙を汚してしまうので、車の交通量が多い通り沿いにお住いの方は、吸気口の外側にフィルタを貼り付けて汚れた空気の侵入を防ぐことをおすすめします。
いくら空気清浄機で室内の空気をきれいにしたとしても、外からの侵入を防がなければ意味がないので、毎年花粉症に悩まされている方や喘息でお困りの方に特におすすめします。
パッと貼るだけの換気扇フィルタで、吸気口からの花粉や排気ガスの侵入をより効率良く防ぐには2枚重ねするのが有効なのですが、重ねるフィルタは剥がれやすいので2枚目の両端を折ると上手に貼ることができます。
パッと貼るだけの換気扇フィルターは、外気を取り込む吸気口やお風呂場の通気口など、アイデア次第で様々な場所の汚れを楽に防止することができる、大変コストパフォーマンスに優れた製品です。