かなりお得なバッファロー正規データ復旧サービスを利用してみた

ディスクのフォーマットやゴミ箱から消去したファイルの復旧なら、復元ソフトを使えば家庭でも簡単にデータの救出ができますが、物理的に故障した場合だとかなり困難です。

物理破損でも初期の頃であれば運よくディスク全体をコピーすることができる場合もありますが、下手にデータを取り出そうとすると専門業者でも復旧できなくなる可能性が高くなります。

仕事上、大容量ディスクのデータ復旧をするための見積もりを専門業者へ何度か依頼したことがありますが、修理費用が20万円を超えた場合は断念することもあります。

定額だから安心

今まで利用したことがあるデータ復旧専門業者は、故障したディスクを直接持ち込むか宅配便で輸送した後に見積もり金額が確定するので、ファイルを復元するべきか否か判断するまで時間がかかりました。

その点、今回利用したバッファロー正規データ復旧サービスは基本的に定額制となるため、修理するべきか早い段階で決断することができるため、金額を聞くまでの時間を無駄することがありません。

もちろん、色々選べるオプションやディスクの状態次第では見積もり金額が変わるかもしれませんが、今回はバッファローから購入した製品ということもあり、定額の6万円(税別)でデータ復旧することができました。

今回データ復旧依頼をしたディスクはバッファロー製なので、保証期間内の軽度な症状であれば無料で修理できる可能性もありましたが、購入後2年経過したHDDなので残念ながら有償修理となりました。

バッファロー正規データ復旧センターは、保証期限が切れた自社製品はもちろん、他社製の製品でも修理依頼を受けてくれますが、修理金額が変わる場合があるのでご注意ください。

データ復旧までの時間

今回はデータ復旧依頼の申し込みを行うWebサイトで見積もり依頼を行い、壊れた外付けHDDを郵送で指定の場所へ郵送したのですが、配送サービスが混雑していたのか業者から連絡がくるまで一週間近くかかりました。

Webサイトで見積もり依頼をしただけでは何も進まないので、修理センターから連絡がこなくても壊れたディスクを頑丈に梱包し、依頼書の同梱を忘れずに宅配便で送る必要があります。

急ぎでデータを復元する必要はないのでディスクを宅配業者で郵送しましたが、少しでも早く修理を進めたい方は直接センターへ持ち込むことも可能ですので、Webサイトで最寄りに店舗があるかお調べください。

ハードディスクを宅配便の配送依頼をしてから一週間、最終的に修理に必要な金額とオプション内容を確認し修理をすすめることにしたのですが、今回は物理的な破損が軽微ということもあり復元可能とのことでした。

その後、データ復旧が終わるまでに費用の支払いを行い、更に一週間過ぎるまで連絡を待つことになりましたので、大至急データの復元を必要とする場合は事前に相談する必要がありそうです。

データ復元率

今回2TBのHDDをバッファロー正規データ復旧センターに依頼してファイルの救出をお願いしましたが、物理的な障害が軽微ということもあり全てのデータを取り戻すことができたので満足しています。

一部ファイル名が連番にリネームされていたりフォルダ構造が崩れた物がありましたが、必要なテキストドキュメントや写真を復元することができたので、時間をかけてデータ復旧を依頼した甲斐がありました。

ディスクの発送から復旧済みのデータが手元に届くまで約三週間とかなりの時間がかかりましたが、安心価格でデータ復元を試みることができるのはかなりメリットがあります。

バッファローの定額データ復旧サービスを利用してみた

因みに、今回データ復旧の依頼をかけたディスクは2TBですが、実際に保存されていたデータは500GB未満なので、容量が少ない新品のディスクに保存された状態で届きました。

500GB未満のデータを復元するのに6万円と考えてしまうと決して安くありませんが、データをフルに保存していた場合の修理費用としてはかなり格安価格となります。

データ保護が重要

税抜き価格6万円で消えた子供の写真や動画ファイルが元に戻るなら安いものですが、やはりデータの復元のためにお金をかけるのはかなり勿体ないことなので、データを保護する方法を検討してください。

例えば、今回500MB未満のデータを復旧させるのに6万円以上の費用がかかりましたが、2TBのクラウドストレージを5年利用すると約7万円と同程度になるので、一考する価値は十分にあります。

ただ、個人の利便性を最優先で考えるならクラウドストレージという選択になりますが、家庭内で写真や動画を気軽にシェアしたり費用を抑えたデータ保護を目的とするならNASがおすすめです。

NASに強力なデータ保護の仕組みや高い性能を求めてしまうと10万円を超えてしまいますが、エントリークラスの製品ならディスク込みで4万円程度で購入することができます。

Synology DS220j内部

エントリークラスのNASはクラウドストレージと比べると安全ではないと思うかもしれませんが、意外と堅牢でバックアップと二重でデータを保管すればデータが全て消える可能性はかなり低いと言えます。

ただ、バックアップやディスク冗長化の設定を間違えるとデータが全て消えてしまうことがあるので、パソコンに詳しくない人や自己責任で管理できない人には、クラウドサービスをおすすめします。

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