コバエ知らずで育てやすい!?プチトマト栽培におすすめな土の選び方

新婚生活やマイホームの購入など、新しい生活が始まると何故か無性にやりたくなるのが家庭菜園ですが、土の選び方に気を付けないと大変後悔することにるので気を付けてください。

育てる植物に合わせた土を選ぶことが一番大切なのはもちろんのことですが、マンションのベランダや室内で植物を育てるのなら、コバエが大量発生しない物を選ぶことも重要です。

家庭菜園のために手に入れた土はゴミとして捨てることができないので、コバエなどの虫が大量発生したからと簡単に処分できないことを念頭に置き、くれぐれも加熱処理されていない物を購入しないようにしてください。

ハートマトの栽培キット

ハートマトの種四粒、鉢植え、土、肥料がセットの栽培キットを室内で育てていますが、種まきをするタイミングはとても大切で、気温が低い季節や日照不足になりやすい梅雨に収穫期を迎えないようにしてください。

トマトは夏野菜と言われるので八月の収穫に向けて種を蒔くのも悪くありませんが、梅雨が長くなり慢性的な日照不足になるのも困るので、遅くても四月になる前がおすすめです。

マンション中部屋など気密性が高く寒くない場所なら発芽させることができますが、日照不足では栄養が葉に蓄積されずに美味しい実にならないので、秋から真冬に種をまくのはおすすめしません。

因みに、ハートマトの残り種はぷよぷよボールと同じ感覚で水に入れるだけで発芽しますが、気温が低いと土に蒔いても芽が出ない可能性が高くなりますので、室温には十分気を付けてください。

ハートマトを無駄にしない育て方

情報が多いハートマト栽培キットの一般的な育て方については詳しく説明しませんが、付属の鉢植えを使いやすくする方法や、種類が異なる土で育てた時の成長の違いにや、害虫被害のについて紹介します。

説明書通りに種を三粒蒔いて全て発芽した場合は、元気なハートマトだけを残して間引きする必要がありますが、育て方次第では成長しない場合もあるので、別の鉢植えに移植することをおすすめします。

ハートマト栽培キット付属のプランターは、サイズが小さいので室内でも育てやすいのですが、余分な水が流れでないのでカビになりにくい工夫をする必要があります。

カビの予防をするためには、プランターから流れ出てる水をこまめに捨てなければならないのですが、鉢植えの取り出しが困難なので底にペットボトルのキャップを何個か敷いています。

ハートマトを育てやすくする工夫

こうすることで、鉢植え本体を取り出す作業が各段にやりやすくなるので、水をあげた後に流れ出していないか簡単に確認できるようになり、栽培の手間を確実に減らすことができます。

今回はプチトマトを育てやすい土の検証のために、付属のプランターに近いサイズ物を別途購入し、間引きせずに残した植物をそれぞれ違う環境で育ててみることにしました。

ハートマトを間引きしないで育てる

プチトマトの栽培で使用した土は、大手スーパーですすめられた家庭菜園用、Amazonで何度か購入したことがある加熱処理済みの土、そして栽培キットに付属している物の三種類となります。

全く同じプランターで育てていないので若干条件がことなりますが、大手スーパーですすめられた家庭菜園用の土は大量にコバエが発生したのと、栄養不足なのか葉が全体的に黄色くなり枯れてしまいました。

ミニトマトの葉が黄色いのは水か栄養不足

ハートマト栽培キットに付属していた土は、少し栄養過多なのか葉の色が全体的に濃く丸まりはじめましたが、加熱処理した水はけが良い土の方は移植した割りに色が良く順調に育ちました。

非加熱の土を使用して育てたミニトマトは、虫が大量に発生してしまい家のなかでは育てることができないので、ベランダに置いてコバエ取りを用意しましたが、生ゴミに生息するタイプの物なので全く効果がありませんでした。

土に大量のハエの卵

はじめてのマイホームで生活していた時のことですが、デスクの上で育てていたゴムの木が大きなり窮屈に感じたので植え替えることにしたのですが、あろうことか大切な土を100円ショップで購入してしまいました。

大きな鉢植えはホームセンターで購入したのですが、その時は電車移動で重い土を持ち歩くのが面倒になり、家の近くにあるお店で土を購入したのですが、当然ながら加熱処理されていないため、コバエが大量発生してしまいました。

ゴムの木を植え替えた時は全く気になりませんでしたが、数日するとコバエが大量発生したり毒キノコが生えたりしたので、慌てて駆除をしようとしましたが、一筋縄ではいきませんでした。

加熱処理されていない土にコバエの卵が含まれている場合、黒ビニールに入れて真夏日の炎天下に終日さらすことで駆除できますが、できれば最初から無害の物を選びたいものです。

ミニトマトの葉が黄色くなるのは極度な水不足の他にもハダニやアブラムシなどの害虫が原因なので、家庭菜園に使う土は100円ショップやスーパーで売られている安物ではなく、加熱処理されたものを選んでください。

水耕栽培の限界

家庭菜園用の土選びから少し話題がそれますが、何年か前に枝豆、スイートバジル、プチトマトを水耕栽培で育てて収穫したことがあるのですが、やはり土で育てた時の方が元気に育ちます。

植物栽培のプロからすれば、水耕栽培でも立派なミニトマトや枝豆を育てることができると思いますが、初めての経験では実らせることはできても、濃厚な味にするのは難しいと感じました。

味はともかく水耕栽培初心者でも育てやすいミニトマトなら数多く実らせることができましたが、枝豆は三莢しかならず家族全員で味を吟味しながら食べたことを今でも思い出します。

水耕栽培は水と栄養だけで育てられるので楽に育てられると最初は思うのですが、植物が大きく成長するにつれて水の減りが急激に早くなるので、毎日欠かさず世話をする必要があります。

ペットボトルで植物を育てるペットマトも例外ではなく、毎日キットの抜き差しをして水と肥料を追加しなければなりませんし、直射日光が根に当たらないようにするカバーを作る手間があります。

ただ、プチトマトに水をあげ過ぎるのは良くないと言われている割に、水耕栽培で育てても病気になりにくいですし沢山の実がなるので、土で育てるよりも難しくないのかもしれません。

因みに、完全水耕栽培のプチトマトでも室内で越冬することで二年連続収穫することができましたが、初年度よりも明らかに味が薄く美味しくないので、枯れる前に処分することにしています。

水と栄養過多は逆効果

植物を育てる土は栄養豊富な方が良いと思うかもしれませんが、プチトマトは栄養過多になると成長バランスが悪くなりますので、葉の色が濃くなりすぎたり内側に丸まるなら、肥料を減らす必要がありそうです。

狭いプランターに他の植物を植えるのはあまり得策ではないので、水を大量に流すことで肥料の量を減らせるかもしれないので、天気の良い日にベランダに置いてお試しください。

逆に葉が黄色く変色したり上に向いていると、慢性的な栄養や水の不足やハダニなどの害虫が原因なので早急に肥料を追加したり、農薬を使用して虫を駆除する必要があります。

ただ、家庭で育てるプチトマトに農薬を使うのは抵抗を感じかと思うので、早期であればダメージを受けた葉を摘んだ後に、加熱処理された良質の土に植え替えることも検討してください。

育ちやすい土

今回三種類の土を使用してハートマトを同時に育ててみた訳ですが、一番健康的なのが粒状野菜専用培養土で育てた物で、次に栽培キットで育てた物で、非加熱処理の物は枯れてしまいました。

ミニトマトに粒状野菜専用培養土がおすすめ

今回使用した粒状野菜専用培養土は、排水と通気が良い赤玉土と保水力がある腐葉土の他に、黒土、ピートモス、ボラ土、パーライト、バーミキュライトをバランス良くブレンドした物です。

育ちが良い粒状野菜専用培養土

過去に加熱処理されている明記されている大手メーカーの土で野菜を育てたことがありますが、本当に殺菌処理されているのか疑問に思うくらいコバエが発生したので、今回お心配でしたが虫知らずで安心できました。

因みに、夏休みの宿題としてプチトマトの成長記録を自由研究の題材にするする方がいますが、一カ月そこらで実がなる植物ではないので、宿題に適している題材とは言えませのでご注意ください。