雑誌やテレビで紹介していた収納テクニックを真似して整理整頓してみたものの、どうも使い勝手が前よりも悪く感じてしまい、気が付けば片づける前の状態に逆戻りしていたなんてことはありませんでしょうか。
白い蓋付きのケースに物を入れて収納に統一感を出すことは悪いことではありませんが、見た目にこだわるあまり使い勝手が悪く感じると物の出し入れが億劫になり、整理整頓することに嫌気が差してしまいます。
リビングに置く子供向けの知育玩具など、時には中身を分かりやすくした方が良い物もあるので、見た目重視よりも使い勝手と片づけやすさを最優先に考えたズボラな収納方法について紹介します。
箱に入れるだけの簡単収納術
ヘアスプレーや保湿クリームなどは洗面台の収納に入れるべきですが、そのまま並べると使う度に倒れてしまいストレスを感じるので、メイクボックスに入れて片付けることにしました。
メイクボックスを買うなら、サイズや入れる物が限られるマニキュアや口紅専用スタンドよりも、長方形のケースにした方が汎用性が高くボトルやチューブも入れられるので断然使いやすくなります。
おすすめのメイクボックスは150x220x86mmサイズで、頻繁に使うものとそうでない物を分けて入れることで取り出しが楽になるので、収納サイズを考えながら複数個購入してください。
ただ単に化粧品などを並べて収納しているだけですが、メイクボックスに入れているだけで印象が大分良くなりますので、お泊りした友達や義理の両親に片づけられない人として認定されずに済みます。
扉付きの収納は適当に
廊下の扉付き収納は誰かに見られる訳ではないので、医薬品や工具などの小物を適当に入れてしまいがちですが、細かい物ほど分類別に整理して保管しないと探すのが大変で使いにくさを感じてしまいます。
廊下収納におすすめなのは無印良品のやわらかポリエチレンケースで、衛生用品、医薬品、ケア用品などを分けて入れるだけで簡単に整理できるので、管理が難しくて面倒な収納テクニックは必要ありません。
個人的におすすめなサイズは高さ16cmで、物を入れすぎると上部から中身が見えてしまい、完璧な収納術と比べるとかなり緩く感じるかもしれませんが、ケース全体を取り出さなくても出したり入れたりできます。
高さ24cm以上のケースなら、爪切りや耳かきなどを入れる8cmケースを重ねることができるので一見便利そうに思えるのですが、収納力があるだけに物を取り出しやすくするための工夫が必要なので、ズボラに小物を入れる用途には向いていません。
他に廊下収納に入れる物と言えば、マイホームの契約書類、住宅設備マニュアル、生命保険証書、社会保障関連などがありますが、これら紙類をまとめて押し込むと必要な時に探すのが大変です。
無印良品で購入したドキュメントボックスは、A4よりも大きなクリアファイルが収まらないので縦に書類を入れる必要がありますが、その方が背表紙が見えるのでラベルを確認する手間を省くことができます。
リビングや寝室と違い、廊下収納など普段から扉を閉じた収納に物を保管する場合は、蓋をした見た目重視の清潔さよりも使いやすさを追求したチラ見せ収納方法の方が便利です。
玩具収納の基本
日々増え続ける玩具は子供が遊ぶと散らかるものなので、自分で片づけられるように細かく整理整頓しようとするのではなく、種類別に大きな箱に入れて収納するのがおすすめです。
我が家では無印良品のやわらかポリエチレンケースをと、こどもと暮らしのお片付けラックMilkと組み合わせて玩具の整理をしているのですが、収納力が高くとても満足しています。
普段遊ばない物やあまり遊ばせたくない玩具はリビング横にある小部屋のお片付けラックに置いて、こどもちゃれんじの教材や知育玩具などはリビングの分かりやすい場所に置くなどの工夫をしています。
好きな玩具は部屋の奥に収納したところで探し出して遊ぶものなので、背が高い収納ボックスに入れて中身が見えない整理整頓をしても問題ありませんが、遊んでもらいたい物は見える収納を心がけた方が良いでしょう。
日々増え続ける玩具を毎日片づけるのはとても大変なことなので、月齢に合わない物やメルカリやラクマなどのフリマアプリで売却するか、小さな子供がいるママ友に譲渡した方が掃除が楽になります。
無印良品のおしゃれな収納グッズを使うと温もりがない無機質な部屋になりやすいと言われていますが、使う場所やサイズを間違わなければこれほど使いやすい製品はないと思います。