冬になると空気が乾燥して肌がカサカサするので、リビングの広さをカバーできる加湿器を探しましたが、どれもデザインが地味でどれにするか悩みました。
加湿器を選ぶ時に一番重要視しなければならないのは加湿可能な部屋の広さや加湿方式ですが、今回はデザインや操作性の良さを最優先に考えてBALMUDA RAINを購入しました。
高機能でトーストが美味しく焼けるThe Toasterや高級炊飯器のThe Gohanで人気のBALMUDAが開発したRAINは、どのメーカーの加湿器よりもデザインや操作性が優れているおすすめの加湿器です。
使いやすい美しくてシンプルなデザイン
BALMUDA RAINの構造はとにかくユニークで、ヤカンに入れた水を本体の上から注ぐだけで簡単に補充できますし、湿度設定などの操作は本体上部のフチを回転した後にプッシュするだけです。
目に見える操作ボタンを究極なまでに少なくするために考え抜かれたデザインと構造が、シンプルで簡単な操作性を実現しているのではないでしょうか。
本体は上部と下部で分離するのですが、色が白いからかつなぎ目も違和感なく、近くでみても全く気になりません。
フローリングのリビングはもちろん、畳の和室にも合うデザインの加湿器は、バルミューダのRAIN以外には考えられません。
メンテナンスはやや面倒
デザインが優れたBALMUDA RAINですが、気化式加湿器の宿命なのかフィルタの定期的な掃除がやや面倒です。
何度かやれば慣れることですがフィルタを取り出すのに本体を分解し、風呂場で水洗いしたりクエン酸入りのバケツに付け置きしたりと、寒い冬にやりたくない掃除をしなければなりません。
また、1シーズン毎に中のフィルタを交換する必要があるのでコストがかかるなど、購入前には想像できないマイナスな面もあります。
ただ、広いリビングカバーできるだけのパワーや、低価格な加湿器にはない湿度コントロール機能など、デザインだけでなく非力な加湿器では解消できない乾燥問題を解決してくれます。
以前は、パワー重視で加熱式の加湿器を使用していましたが、湿度をコントロールする機能がなくて99%の高湿度になり、冬なのに寝苦しい夜を過ごしたことがあります。
RAINの内部
こちらの画像はバルミューダRAINの内部で、左がフィルタ装着時で、右がフィルタを外した時の状態です。
RAINは風の力で空気を加湿するのですが、その際に緑色のフィルタに吸い込んだホコリが付着するので、週に1度は掃除機で吸い取る必要があります。
更にフィルタを固定する部品を外して、写真右側の青いフィルタと写真左のタンク内に雑菌が繁殖しないようにする薬剤を投入する必要があります。
どちらも消耗品で、2週間に1度の清掃と1シーズン毎に交換する必要があるので、手間と維持コストが意外とかかります。
因みに、付属の銀イオンカートリッジは10年近く使うものなので、消耗品と間違えて捨ててはいけませんのでご注意ください。
銀イオンカートリッジはネット通販や家電量販店での取り扱いはありませんが、BALMUDAのサポートに連絡すれば有償で届けてくれます。
気化式空気施錠器という特性上どうしてもメンテナンスの手間はかかりますが、BALMUDAの加湿器は他のメーカーには真似のできないデザインと使いやがあります。
大型な加湿器なだけにそれなりの値段はしますが、家のどこに置いても様になる製品なので、インテリアにこだわる方は是非検討してみてください。