湿度が高い夏や空気が冷たい冬は洗濯物が乾きにくいので、エアコンを効かせたリビングで部屋干しをしたことが何度かありますが、エアコンの風で揺れてハンガーが落下し頭へ直撃したことが何度もあります。
干しているシャツが床に落ちたところで大きな問題にはなりませんが、濡れたバスタオルで重みが増した角ハンガーが子供の上に落下しようものなら、大きな怪我になり兼ねないので鴨居に洗濯物をかけるのは危険だと思いました。
ただ、洗濯物を浴室に干しきれないことがあることや、冬の乾燥対策としてリビングにバスタオルを干して加湿する時があるので、鴨居を挟んで固定するクロスフックを購入することにしました。
ドラム式洗濯機の制限
春になると花粉、黄砂、PM2.5が飛散、夏は湿度が高くて生乾きになりやすい、冬は気温が低くて水分が蒸発しないなど、人間が過ごしやすい季節の秋にならなければ満足にベランダで洗濯物を干すことができません。
洗濯物を乾かすのが困難な季節に重宝するのが浴室乾燥ですが、乾いた空気で湿気を逃さない電気式と違いガスは僅かながら衣類が湿る時があり、仕上げにリビングで室内干しをする不便さがありました。
そこで考えたのがドラム式洗濯機で、自動乾燥機能を使えば干す手間が不要になりますし、浴室乾燥よりも光熱費を大幅に節約できるのが魅力的ですが、洗濯容量よりも乾燥容量が少ないのが不便だと思います。
毎日こまめに洗濯できる方ならドラム式洗濯機は便利ですが、一日に大量の洗濯物が出る大家族や週末に時間をかけて家事をするタイプは、一度に大量の衣類を干して乾かした方が効率的です。
天井直付け室内干し
衣類をまとめて洗濯しても干さなければ乾かないので、晴れた心地よい日にはベランダに出すことがありますが、湿度が高い場合や寒い日には浴室乾燥をかけたりリビングで室内干しをしたりします。
ただ、室内のなかに大きな洗濯干しがあるのが嫌なので、仮住いの賃貸住宅で使用したことがあるエアフープが便利だと思い、新築分譲マンションのインテリアオプションに申し込むことを検討しました。
そこで、洗濯物の重量を調べてみることにしたのですが、6kgの衣類を洗濯して脱水をかけると1.5倍の約9kgにもなるので、耐荷重が8kgのエアフープでは力不足なので取り付けるのを断念しました。
クロスフック単体の耐荷重はエアフープと同じ8kgなので、大量の洗濯物を室内干しするのには向いていませんが、天井にネジを開ける必要がなく経年劣化したとしても簡単に交換することができます。
簡単クロスフックで解決
エアフープ以外にも室内干しに使える便利なアイテムがありますが、カーテンレールの下地を利用して固定するために壁にネジを入れなければならないので、新築のマイホームで使うには勇気が必要です。
そこで目を付けたのがリビングと小部屋を仕切る吊り戸の鴨居で、最初はハンガーと角ハンガーを直接かけて吊るしていましたが、エアコンの風で揺れて落下したのでクロスフックを購入しました。
クロスフックは挟んで固定するタイプなので壁の長押に使うことはできませんが、両サイドにハンガーをかけられるドア枠があるなら、引き戸や開き戸でも使うことができる優れものです。
今回購入したクロスフックはドア幅枠6cmから19cmまで対応しているので、我が家の頑丈な吊り戸の鴨居にも取り付けることができましたが、製品購入前に必ずサイズチェックは必要です。
ひとつの耐荷重が8kgまでなので、複数取り付けてポールを使えば10kgを越える角ハンガーの洗濯物も干せる計算になりますが、直径3.2cm以内の物干し竿の許容量を超えますし鴨居にも大きな負荷がかかります。
クロスフックを使用する時は、重量が増しやすい角ハンガーを使用して洗濯物を干すのではなく、ハンガーにかけた衣類やバスタオルを隙間ができるように間隔を空けることをすすめします。
今回紹介したクロスフックは洗濯物を部屋干しが楽になる便利なアイテムですが、子供が洗濯物を引いたりパイプにぶら下がると落下してケガをする恐れがあるので、手が届かない高さで使用してください。