3万円なのにモチモチで洗いやすいPanasonic圧力式炊飯器レビュー

毎日食べるお米が美味しく炊けると言われている高級炊飯器が人気ですが、料理の専門家に言わせると圧力釜に対応していれば十分に美味しいので、特別な使い方をしないのであれば3万円前後の製品で良いとのことです。

今までお米の味にこだわり何種類もの品種と銘柄の食べ比べてをしてきましたが、炊飯器をかえることで更に美味しさが増すのではないかと思い、モチモチした食感が美味しいと評判のPanasonicの可変圧力炊飯器を購入しました。

Panasonicの圧力釜対応炊飯器にも高機能で価格がやや高めのモデルもありますが、今回は3万円前後というお手頃価格で購入できる可変圧力おどり炊きに対応した、SR-MPB0シリーズの使い勝手やお米の美味しさについて紹介します。

デザインより総合力

生活家電と言えばトースターで一世風靡したバルミューダが注目されていますが、お米を美味しく炊いて食べたいのであれば、バーミキュラのライスポットか一般的なメーカーの圧力対応炊飯器の方が絶対におすすめです。

バルミューダのデザインが好きで扇風機、サーキュレーター、加湿器を使用していますが、BALMUDA The Gohanは昭和の炊飯器で炊いたという印象で、お米の旨味を引き出せていない感じがします。

お米の炊き加減の好みは人それぞれ違いますし、バーミキュラライスポットもかなり美味しいので高級炊飯器も悪くありませんが、BALMUDA The Gohanのような例もあるので気を付けなければなりません。

バーミキュラライスポットで炊いたお米が美味しいのは間違いありませんが、炊飯器の総合力で勝負した場合はモチモチした食感で保温機能があり、リーズナブルな価格で扱いやすいPanasonicの圧力対応炊飯器に分があります。

やはり保温が便利

BALMUDA The Gohanやバーミキュラライスポットのように、お米は炊きたてが一番美味しいという理由で保温機能がない製品もありますが、それはどの炊飯器も同じなのでアピールポイントにはなりません。

低価格な炊飯器で炊いたご飯を保温するとお米がパサパサした食感になり旨味が低下しますが、圧力対応炊飯器は夜に残したご飯を翌朝まで保温したままにしても、それなりの美味しさで食べることができます。

今回購入したPanasonic SR-MPB0シリーズでも長時間保温すると味が少し落ちてしまいますが、圧力対応の炊飯器は水分が逃げにくい構造ということもあり、超低価格モデルと比べてお米の艶と食感を維持していました。

夕方にご飯を食べる小さな子供がいたり、夜遅く帰宅してから食事をする社会人がいたりと、生活リズムが異なる家族が同居する家庭なら保温機能が必要不可欠なので、圧力対応の一般的な炊飯器が断然おすすめです。

釜のコーティングに注目

炊飯器で炊いたお米の食べ比べができれば良いのですが、店頭に出向いたとしても圧力対応やメンテナンスのしやすさでしか判断できないので、デザイン性で選びたくなるのも十分理解できます。

ただ、圧力に対応している炊飯器であれば基本的にどれも美味しくお米を炊けるので、保温機能にプラスして釜のコーティング方法に注目すれば大きく失敗することはありません。

お釜の塗装が剥げ落ちる

上の写真はとあるメーカーの製品に付属する炊飯釜ですが、剥がれ落ちたコーティングを食べていても不思議ではないので、今回は内側にダイヤモンドハードコートを採用したPanasonicの製品にしました。

炊飯器は釜が命

Panasonicの炊飯器は製品のグレードにより釜の仕様が異なりますが、基本的にお米の炊きあがり方に大きく影響する訳ではないので、ダイヤモンドハードコートを採用していれば安心してお使いいただけます。

メンテナンス性

圧力式炊飯器で炊いたお米はどれも美味しいので、Panasonicの可変圧力炊飯器である必要はないのですが、今回SR-MPB0シリーズを選んだのは価格の他にメンテナンスのしやすさがありました。

Panasonic SR-MPB0シリーズの炊飯器は、電子部品が内蔵されているので上蓋を外して丸ごと洗うことはできませんが、内蓋や蒸気の排出口などの部品が取り外しやすく洗いやすいと思います。

炊飯器はうち蓋の洗いやすさが重要

お米を炊く時に水蒸気が発生する炊飯器は、衛生上の理由から使う度に内蓋などの部品を取り外して洗う必要がありますが、この作業に手間を感じると大きなストレスになるので、製品選びには十分ご注意してください。

洗う部品が少ないという意味ではバーミキュラライスポットが一番ですが、鍋と蓋が重いことや使用後の清掃で水滴が残らないように拭いたり飛ばす必要がああるので、ややメンテナンスに気を使うという印象があります。

安心の5.5合炊き

我が家のように三人家族であればBALMUDA The Gohanの3合炊きでも十分ですが、食べ盛りの子供が何人もいたり年末年始の親戚が集まる場合は、5合炊き以上の方が便利なのは明らかです。

今回購入したPanasonic SR-MPB0シリーズの炊飯器も最大で5.5合炊きに対応しているので、3人家族が一日で食べる分と翌日のお弁当にするくらいの量を一度に炊いたり、米を沢山使う料理を作る時に丁度良い感じがします。

ダイヤモンドコートの釜がおすすめ

因みにPanasonic SR-MPB0シリーズの炊飯器は、モチモチした銀シャリと水分控えめなお寿司やカレーでは使うお水の量がことなりますので、間違えて炊かないようにしなければなりません。

Panasonic SR-MPB0の炊飯器は、白米以外にも玄米やおかゆにも対応していますが炊ける量が少ない点や、高速炊飯する時は少し多めに水を加える必要がある点だけ気を付けてください。

モチモチ好きにおすすめ

今回はお米が美味しく炊ける炊飯器の検証ということで、Panasonic SR-MPB0シリーズの炊飯器とバーミキュラライスポットを入手したのですが、個人的な味の好みで言えば後者の方が美味しいと感じました。

ただ、コシヒカリなど甘くてモチモチした食感のお米が好きな方は、少し固めで美味しく炊けるバーミキュラライスポットよりも、圧力に対応したPanasonicの炊飯器をおすすめします。

バーミキュラライスポットで炊いたお米は確かに美味しいのですが、冷凍保存すると味が大幅に落ちる場合があるので、翌日のお弁当でも美味しいご飯を食べたい人にはPanasonicの圧力炊飯器がおすすめです。

今回紹介したPanasonic SR-MPB0シリーズの炊飯器は、保温機能があり炊飯釜が軽くて米が研ぎやすく、使用後に水滴をきれいに拭き取る心配がないので、子育て世代や共働き夫婦の家庭におすすめです。