フラットなビルトインIHクッキングヒーターのガラストップは、ガスコンロよりも圧倒的に掃除がしやすく便利ですが、拭いただけでは落ちない油汚れが徐々に目立つようになります。
頑固な油汚れにはアルカリ性洗剤を使うと良いので、ドラッグストアで電解水を購入してみましたが、pH値が低いからか全く効果が感じられないので、ガラストップ専用クリーナーを購入することにしました。
今までもガラストップの頑固な油汚れを落とすために、アルカリ性の重曹とラップでパックをして研磨してみたり、実演販売で紹介していた強力洗剤を使用してみましたが、ガラストップ専用クリーナーが一番でした。
専用クリーナーなら3分
ガラストップの頑固な汚れは、重曹と丸めたキッチンラップで研磨すると落ちると掃除のプロが紹介していたので真似をしてみましたが、とても時間がかかり疲れる作業という印象でした。
こちらは水の激落ちくんというアルカリ電解水でも落とすことができない油汚れですが、ガラストップ専用クリーナーを塗りのばしてから二分放置し、ラップで研磨するだけで簡単にきれいになりました。
ガラストップ専用クリーナーは、弱アルカリ性の液に研磨剤、界面活性剤、湿潤剤などを配合した物なので、使用する時はゴム手袋で保護しラップを丸めたもので擦り、濡れたスポンジや布で拭き取ります。
ガラストップ専用クリーナーは少々値段が高めなので、まずはキッチンの定番クリームクレンザージフをラップで研磨し、それでも頑固な油汚れを落としきれないという方は是非お試しください。
日頃の掃除は弱アルカリ電解水で
テレビショッピングや実演販売で紹介しているアルカリ電解水はpH値が高すぎるので、ガラストップの日常的なお手入れにはおすすめしませんが、水の激落ちくんのような適度に弱いタイプがおすすめです。
水の激落ちくんのpH値は本体に記載されていませんが、公式サイトの動画では11.5~13.5と幅が広く曖昧で、パッケージにも頑固な汚れは落ちないと書いてあるので、さほど高いアルカリ性ではないのかと思います。
油性マジックを瞬時に落とす洗剤の実演販売を真似てみたものの、水の激落ちくんでは一切落ちないので頑固な汚れ落としにも使えませんが、IH使用後の掃除に使う分には丁度いくらいの扱いやすい製品です。
アルカリ電解水は酸性洗剤よりも安全で安心と一部で言われていますが、pH値が高いものだと科学火傷を起こし皮膚の移植が必要になる場合もあるので、取り扱いには十分注意してください。
汚れを落とすよりも防ぐIHマット
汚れを落とす方法よりも汚れない方法を考えた方が掃除が楽なので、ガラストップクリーナーよりも先に頑固な汚れからIHを守る専用マットを何枚か購入して使用することにしました。
確かにガラストップへ頑固な汚れが付着しないので便利ですが、調理中に剥がれてしまう時があるのと製品そのものが汚れるのがはやいので、頻繁に交換する必要があるのがネックだと思いました。
また、自動調理機能付きビルトインIHクッキングヒーターなど、センサーを使用する自動調理モードでは誤動作を起こす可能性があるので、高機能な製品に買い換えてから一度も使用していません。
自動調理機能が搭載されていないシンプルな製品にも、天ぷら鍋の温度を測るセンサーが搭載されていますので、揚げ物料理をする時は誤検知を防ぐために、ガラストップの汚れを防ぐマットは使用しないでください。
ガラストップクリーナーがおすすめ
長年ビルトインIHクッキングヒーターに付着した頑固な油汚れを落とすために、様々なアルカリ性洗剤を試してきましたが、一番簡単で楽だと感じたのはガラストップ専用クリーナーでした。
重曹でもクリームクレンザーでもガラストップを研磨すれば頑固な油汚れは落ちますが、長く時間をかけることでキズになる恐れがあるので、ガラストップ専用クリーナーがおすすめです。
ビルトインIHクッキングヒーターのガラストップを研磨する時は、キッチン用ラップを丸めた物を使うのがおすすめで、金タワシやダイヤモンドコーティングされたスポンジなどは絶対に使用しないでください。
また、アルカリ性洗剤は酸性よりも安全なイメージがありますが弱酸性の肌には合わないので、頑固な油汚れを落とす時はキッチン用のゴム手袋か使い切りビニール手袋をしてからにしてください。