最近は、男子でも座りながらトイレをする人が増えているという、住宅設備メーカーのアンケート結果があります。
これは、座りながらトイレをすることで尿の飛び散りを抑えることができるので、掃除をする手間が省けるからです。
「男子たるもの座りながら用を足せるか!」という人は、きっと自分でトイレの掃除をしない人だと思いますが、掃除をする人の気持ちを考えるとトイレは座りながらした方が良いと思います。
家の資産価値が下がる可能性も
尿の飛び散りは発射された直後に水滴が飛び散るのと、トイレ本体や水と接触した時に飛び散ります。
尿の成分は90%以上が水なので、飛び散りで汚れたとしても拭き取れば問題ありませんが、放置していると尿に含まれる尿素が次第に分解され、アンモニア臭がするようになるそうです。
なので、立ちながら用を足す人も毎回キレイに拭き取れば、トイレが臭くならずに済むかもしれませんが、トイレの壁紙に付着した水分でカビが発生する可能性もあります。
飛び散る尿の水滴は目に見える大きさと、霧状で目に見えない物がありますので、トイレ使用後に床や便座をくまなく掃除できれば良いのですが、そこまでできる人は最初から汚さない工夫ができる人です。
トイレの臭いがキツイと不衛生と思われるだけでなく、湿気でカビが発生してしまうことで家の資産価値を下げることになるので、男子たるもの座りながら用を足す方が良いのです。
夢のマイホーム、自分や家族の手で資産価値を下げないためにもトイレは座りながらするか、水洗いできるタイル張りのトイレにするしかないようです。
座りながらだと病気になる?
テレビ番組で男子が座りながら用を足すと、尿が膀胱や尿道に残り病気になるという放送がありましたが、これはあくまでも説であり実際の因果関係ははっきりしていないそうです。
特にバラエティ系の番組は、インパクトのある内容の方が視聴者の食いつきも良いので、多少の可能性があれば大げさに言うこともあるのではないでしょうか。
もちろん、バラエティ系の番組だからと言って全ての情報が信憑性の薄いものではありませんが、あまり色んなことを気にしすぎるのも良くありませんん。
どうしても座りながら用を足すことで病気になるのではないかと心配するのであれば、泌尿器科のお医者様に相談してみてはいかがでしょうか。
学校から男性専用トイレがなくなる
余談ですが、最近の学校は立ちながら用を足す男性専用トイレの設置が減少傾向にあるそうです。
昔から学校で男子がトイレの個室に入ると大をしていると思われて、同級生などがトイレの上から覗いたり、いじめられるきっかけになるので、学校で大きいのを我慢する子供が多いからだそうです。
人間の生理現象を理由にイジメに遭うという不可解な行動をなくす為に、この様な措置がなされるのは情けないものがあります。
男性トイレの個室化が進み、デパートやレジャー先のトイレが長蛇の列になるのは勘弁してもらいたいものですが、日頃の習慣付けを考えると致し方ないのかもしれません。
男性のトイレ事情アンケート
2004年に20代~60代の男性500人を対象に行ったTOTOのアンケートでは、座りながら小の用を足す男性の割合が23.7%に対し、2009年では33.4%とと伸びています。
更に子供の男子429人を対象にアンケートをした結果、家のトイレで小をする時に、洋式の便器で立つ子は295人に対し、座る子は22人、立つ時も座る時もある子が78人でした。
23.3%の子供が座りながら用を足すことがあることを考えると、一緒に同居を始めた時に彼女の注意されて座りだす男性が多いのかもしれませんね。