私が勤めている会社は、パソコンを5年以上使うのは当たり前で、壊れなければ10年でも使い続けます。
会社で使用しているPCは2007年に発売されたDellの製品で、流石に10年近く古いPCを使用しているとパフォーマンス不足を感じますが、全てのPCを新しいものに買い替えられる余裕はありません。
3年毎に会社のPCを全て買い替える事はできませんが、スタッフが使用するPCの性能を向上させる工夫は必要なので、コストパフォーマンスの高いSSDへの移行を積極的に行いました。
導入当時はSSDの容量不足が課題に
SSDを初めて購入した時の最大の課題は、ハードディスクと比べて容量が小さいという点でした。
当時は、80GBのSSDが3万円近い値段でしたが、技術の進歩は早いもので今では500GBのSSDが2万円程度で購入できます。※今は更に安くて15,000円を切る値段で買えます。
4年前はデータの使用量が比較的すくない部門からSSDへ移行を行い、大容量のSSDの低コスト化が進むのを待ちながら、順次大きなSSDへの移行をすすめました。
古い時代の話をしても意味がありませんが、技術の進歩の速さとコストパフォーマンスの良さに驚くばかりで、今はPCだけでなくNASのディスクにもSSDを使用しています。
2TBのSSDは1個6万円近くしますが、大切なデータ保護を考えてHDDからSSDに乗り換えました。
新しいPCもSSDにする理由
古いPCはもちろん、新しく購入したPCも必ずSSDにしています。
新旧問わず全てのPCのディスクをSSDにするのは、ハードディスクを搭載しているPCは新しくても動作が快適ではないという理由の他に、ディスクのクラッシュによるデータの消失率を低下させるという目的もあります。
HDDは10年間で2、3回交換することを考えると、寿命が長いSSDを10年使う方がコスト的なメリットがあると判断しています。
HDDが故障してデータ消失した時のコストと時間を考えると、駆動系のあるHDDからSSDに積極的に交換した方が安心です。
過去にインテルのSSDで8MB病が発症して青ざめたことがありますが、SSDに移行してからはデータ復旧作業から解放されたのも事実です。
ただし、SSDを10年使い続けた実績は今のところ存在しないので、論理的な考えに基づいて安心するのは危険かもしれません。
HDD, SSDどちらを使うにしてもバックアップは必要だと思います。
※グラフィックドライバーの問題で、半年間毎日起動直後にPCの電源を強制的に落としても、crucialのSSDはデータが消失することはありませんでした。
使用しているSSDの内訳
記憶領域の多いSSDが一般的に普及されはじめた頃に購入したのがIntelのSSDで、多少高くても安心を買うつもりで選んだ製品が魔の8MB病を発症するなど、混乱した時期がありました。
ファームウェアの修正により、8MB病が発症しなくなるとのことですが、念のためにSamsungのSSDに切り替えたこともあります。
その後、しばらくして再度IntelのSSDに戻しましたが、他のメーカーのSSDが低価格なのに対して、インテルのSSDは割高感を強く感じるので、現在はCrucialのSSDをメインで使用しています。
会社で使用しているSSDの内訳を正確に把握している訳ではありませんが、およそIntelのSSDを60個、SamsungのSSDを100個、CrucialのSSDを240個使用しています。
SSD毎に使用個数が異なるので参考にはならないかもしれませんが、SSD400個中完全に壊れたSSDはIntelのSSDが2個で、今のところ他のメーカーのSSDは1つも壊れていません。
400個のSSDを導入してみた感想ですが、どのメーカーの製品も故障率が高くないので今のところ安心しています。
今の時点では間違いなくPCのパフォーマンスが上がるSSDへの移行は間違いではないと思いますが、長期利用のデータが取れるようになる3年後に今の気持に変化が表れるのか楽しみです。
会社で使うなら壊れても言い訳ができるIntelのSSDを選ぶのもありですが、故障率のデータが取れない以上はコストパフォーマンスの良いCrucialをがおすすめです。
今人気のSSDはCrucialの500GBで、会社では順次切り替えていますが、今のところCrucialのSSDはひとつも壊れていません。
秋葉原ではCruciaの1テラバイトのSSDが売れ筋のようで、ショップに足を運んでも売り切れなので、素直にAmazonから購入した方が便利です。