東京から船でいける海水浴場で人気が高いのは伊豆諸島にある新島ですが、同じ伊豆諸島にある神津島も知る人ぞ知る人気の高い海水浴場です。
神津島は波が穏やかで新島人気の陰に隠れて目立ちませんが、プライベートビーチ感覚で静かな夏休みを満喫するなら神津島がおすすめです。
そこで今回は、神津島に4度訪れた経験をもとに、ノンビリした島での過ごし方について紹介します。
※直近の写真が消失してしまいましたので、今回紹介する神津島の写真は大分昔のものとなります。
ノンビリするなら神津島
夏の海水浴場といえば、芋洗いのような海と砂浜に立ち並ぶ海の家から鳴り響く音楽をイメージしますが、神津島の海水浴場はプライベートビーチ感覚で楽しめるくらい人が少なくて静かです。
若者やサーフィンを楽しむ人は手前の新島で下船するので、刺激や交流を求めるのであれば神津島は不向きですが、家族でノンビリ静かに過ごすなら最適な島です。
新島の様な派手さはありませんが、神津島の海は透明度が抜群で、スキューバーダイビングやシュノーケリングを楽しむ方も多く訪れています。
基本は船
神津島で楽しい夏休みを過ごすには、当然ながら船を利用することになりますが、夏休みシーズンは新島へ向かう若者で、船内が大変混雑するので早めの予約が必要です。
船は東京の竹芝桟橋の他にも、横浜大さん橋、熱海、下田から出港していますが、季節によっては神奈川の久里浜や、千葉の館山からも出港します。
私は東京の竹芝桟橋から大型客船で2度、熱海からジェット船で1度神津島に行きましたが、大型客船は揺れるので船酔いしやすい子供さんがいる方は、あまり揺れなくて速いジェット船がおすすめです。
便にもよるかもしれませんが、熱海や東京からのジェット船は大島で乗り換えるので、大島から神津島への乗り継ぎが可能か運航スケジュールの確認は必要です。
港でサザエの壺焼きを食べながら待機すれば、あまり待ち時間は気になりませんでした。
ヘリなら最短45分で到着
神津島には空港があるので、船での長旅が苦手な方には飛行機の利用がおすすめです。
船だと東京から神津島まで12時間かかるのに対し、飛行機だと調布から神津島まで45分と、大幅に時間を短縮できるのもメリットです。
ただし、料金は船と比べて大幅に割高となるので、時間をお金で買うか時間をかけて費用を抑えるかの選択が必要となります。
客室の選び方
特等室以外は基本プライバシーはないので、快適さという意味ではどの客室も大差ありませんが、混雑時の2等室は地獄です。
新島へ向かう若者で混雑するハイシーズンは、一畳分のスペースがない場所で男女構わず雑魚寝しなければなりません。
それでも2等船室で寝れれば良い方で、通路や階段で一夜を過ごす人もいるくらい混雑します。
なので、相部屋になる可能性はあるものの、ハイシーズンは極力ベッドのある部屋を予約した方が無難です。
因みに2等船室にはリクライニングシートがありますが、寝返りが全くできず朝になると体が痛くなりましたので、雑魚寝をおすすめします。
神津島での宿泊
神津島へ宿泊するなら、前浜海水浴場が比較的近くにある、神津館がおすすめです。
神津館には3回お世話になりましたが、館内はとても清潔で食事も美味しいですし、全室オーシャンビューの部屋から見る夕日は別格です。
撮影した時はあいにくの天気でしたが、晴れた日の夕焼けを眺めていると、落ち着いた気分になれます。
神津島には少人数の家族で遊びにいってもらいたいものですが、神津館には大広間もあるので団体で宿泊する方にもおすすめなホテルです。
意外なことに、神津島にはファミリーキャンプ場があるので、アウトドア好きの方も存分に楽しむことができます。
天上山という標高572mの花の百名山に選ばれた山の頂上付近には、低木地帯や池、砂漠などもあるので、サンダルなどの軽装備行くのは危険です。
民宿に関しては、15年以上前に宿泊した宿の記憶が曖昧で、紹介できないのが残念ですが、次に行く機会があれば詳しく紹介したいと思います。
島めぐりはレンタカーで
宿泊先の神津館から歩いて長浜海岸までいきましたが、真夏に車なしでの移動はかなり堪えたので、次の日はレンタカーを借りることにしました。
神津島にはバスもありますし自転車も借りられますが、急な坂道が多いので前浜以外の海水浴場へ向かう時はレンタカーを借りると便利です。
高い位置から眺める神津島の景色は絶景で、神津島に行くなら一度はレンタカーを借りて移動してみてください。
車の交通量は多くありませんが、山道が多いのでオートマの車がおすすめです。
個人的には、空港へ向かう途中の狭い山道をすすむのが楽しく、対向車がくるのをドキドキしながらドライブしました。
海の透明度は抜群
神津島は東京から180キロ離れているだけに海水の透明度は抜群で、水がきれいと言われる伊豆のヒリゾ浜よりも更にきれいです。
この写真は、神津島港近くにある前浜海水浴場の海のなかですが、砂浜の海水浴場でこの透明度があるのは珍しいのではないでしょうか。
ヒリゾ浜の海もキレイですが、岩場でゴツゴツしていて急に深くなるので、小さなお子さんがいるなら砂浜のある神津島がおすすめです。
次は、岩場の海を上から撮影したものですが、遠くの岩までよくみえるくらいキレイな海です。
シュノーケリングした時の画像が消失したので、海中の様子をお見せできないのが残念ですが、シュノーケリング経験者は赤崎遊歩道に足を運んでみてください。
赤崎には神津島港から徒歩でいけなくもない距離ですが、シュノーケリングの時間がなくなるので村営バスやタクシーでいくことをおすすめします。
まだまだ紹介したりない神津島ですが、写真がかなり消失してしまいましたので、今回はここまでとします。
写真を提供して頂けたら掲載しますので、神津島の方や神津島好きの方からの連絡をお待ちしております。