2016年4月8日より新社殿にて参拝が可能となりました水天宮で、我が子の安産祈願を行いました。
2014年に子授け祈願をしてから2年、ついに妻のお腹にも新しい命が宿りました。
水天宮は江戸に鎮座してから今年で198年、平成30年には200年を迎える大変歴史ある神社で、東京の安産祈願と言えば水天宮が人気です。
今回は、水天宮に安産祈願に訪れた話と、水天宮周辺の食事や観光事情についてお話しします。
水天宮について
水天宮が、子授けや安産祈願の神社として参拝されるようになるまでの経緯は諸説ありますが、一説によると古い鈴の緒を腹帯として使用した妊婦が安産祈願をしたところ、お産がとても楽に済んだという噂が広がり、妊婦さんが水天宮を参拝するようになるという話があります。
水天宮の開門時間は午前7時~午後5時までとなりますが、祈祷の受付は午前8時~午後3時までなので、安産祈願をされるかたは時間に注意してください。
水天宮は、半蔵門線の水天宮前が近くて便利ですが、都営浅草線の人形町駅、都営新宿線の浜町駅からも歩いていくことができます。
- 境内開門時間:午前7時~午後5時
- 神札所(授与品・縁起物など):午前8時~午後5時
- 祈祷受付時間:午前8時~午後3時(祈祷の開始は午前9時から)
※祈祷の予約は不可
安産祈願の祈祷費用は9千円で、安産祈願は10分程度で終わります。
祈祷中に妊婦さんの名前を順に呼ばれるので、聞き逃さないように気を付けてください。
また、祈祷する建物のなかは撮影禁止なのでルール違反をしないように注意しましょう。
戌の日の安産祈願は混雑する
水天宮ではお産が軽い犬にあやかり戌の日に祈祷を行い、「鈴の緒 御子守帯」をお配りしています。
戌の日はとても混雑するので、無理に戌の日に祈祷を受ける必要はないと思います。
どうしても戌の日に参拝したいのであれば、妊婦さんや身近な家族が風疹や麻疹などの抗体があることを確認してからの参拝をおすすめします。
赤ちゃんが無事に生まれることを願う人が、お腹の赤ちゃんに大きな影響を与える病気に無頓着ではいけません。
風疹や麻疹の抗体のない方は、混雑する場を避けるべきだと思いますので、最も混雑する戌の日でなくても良いのではないでしょうか。
これから親になる人は、安産祈願することが大切なのか、お腹の赤ちゃんを病気から守るのが大事なのか良く考えてから行動してください。
周辺を歩いて楽しむ
安産祈願が終わると家族でご飯を食べて帰ろうとなるのですが、水天宮周辺はビジネス街なのでご飯を食べられる店が多くありません。
折角水天宮まで来たのにファミリーレストランで食事を済ませるのもなんなので、少し歩いて人形町の甘酒横丁までいきましょう。
人形町の甘酒横丁付近には、すき焼きで有名な今半や親子丼が人気で行列の絶えない玉ひでなど、土日でもオープンしているお店がいくつかあります。
因みに、甘酒横丁は冬になると多くの人が甘酒を路地で飲んでいますが、暑い季節になると甘酒を飲んでいる人の姿はみかけなくなります。
玉ひでの混雑状況を考えると、妊婦さんにはおすすめできないので、観光気分を楽しめる今半をおすすめします。
今半はすき焼きやステーキなど、肉が美味しくて大変人気なお店です。
昼でも予約なしでは入店することができませんので、事前に電話予約をしてください。
今半は昼でも値段は結構するので、格安ランチ感覚でご飯を食べようとしてはいけません。
他には、人形町周辺にある焼肉屋は夜からオープンするお店が多いので、事前に電話連絡して確認した方が良いでしょう。
下町は歩いて楽しむ
水天宮から人形町や浜町は歩いて行ける距離にあるので、水天宮で安産祈願や子授けの祈願をした後は、ご飯を食べてゆっくり散歩してください。
新旧入り乱れていて地域全体が面白い町を下町と表現するのは好きではないのですが、下町を楽しむなら交通機関は利用せずに歩くことをおすすめします。
流石に妊婦さんに長距離の移動はおすすめできませんが、水天宮前、人形町、浜町、日本橋など、それぞれの地域は独特の色があり、銀座から門前仲町までのエリアは歩いて楽しむことができます。
安産祈願で水天宮がおすすめな理由は、安産祈願や子授かりの祈願で人気ということもありますが、周辺の町全体を散歩しながら楽しめるの点にあります。
水天宮は住みたいと思う街のひとつですが、水天宮付近のマンションの値段を調べたら最低7千万円以上です。
新旧入り乱れる楽しい街ですが、古いものが排除されないように願います。