抜け毛で悩むならスカルプケアができるドライヤーがおすすめ

抜け毛を気にして高価なスカルプシャンプーを使用しても、髪の毛を乾かす時に安物のドライヤーで頭皮にダメージを与えては意味がありません。

最近のドライヤーは、髪の毛を乾かすだけでなく頭皮のケアを目的としたスカルプ機能が搭載されるなど、ドライヤーも日々進化しています。

今回は、知り合いの熟練美容師に聞いたドライヤーの選び方と、そのアドバイスを基に調べた最新ドライヤー事情と、実際に購入した製品について紹介します。

熱風の強さだけで選ぶのはNG

ドライヤーは、熱風の強さだけで選ぶのではなく、柔らかい風やモードの切り替え操作が楽なものを選んでください。

業務用のドライヤーは、時間短縮のために髪の毛を瞬間的に乾かす高温で風の強いものが多いのですが、高温の強い風は髪や頭皮にダメージを与える可能性があります。

髪の毛や頭皮にダメージを与えないためにも温風と冷風を交互に切り替えながら、余計な水分を蒸発させないようにしなければいけません。

ドライヤーの風量調整や操作性が悪いと、髪の毛のケアが面倒になるので、使い勝手の良い製品を選んでください。

最新ドライヤー事情

最新ドライヤー事情を調べるために、ヨドバシカメラにて様々な製品を試しながらドライヤーを購入しました。

サイクロン掃除機で有名なダイソン

羽のない扇風機やサイクロン掃除機で人気のダイソンが、ドライヤー市場にも参入したので早速店頭で試してみました。

Dyson Supersonicは、ダイソンらしい独特のデザインと価格で、日本製のドライヤーに勝負をかけていますが、風が強く音が大きいだけで操作性も悪く、今の時点では他のメーカーのドライヤーに勝てそうもないという印象です。

プロの方からするとDyson Supersonicは、髪を余分に乾燥させないとのことですが、ボタン操作によるスカルプモードなども特にないので、一般消費者受けしないのかもしれません。

価格も5万円近くするので、とにかくダイソンらしいデザインのドライヤーが欲しい人か、強い風を求めるならDyson Supersonicをおすすめします。

プラズマクラスター搭載のドライヤー

次は、プラズマクラスターでお馴染みのシャープ製ドライヤーIB-HD95です。

この製品、プラズマクラスターイオンで髪の静電気を抑制し髪のからまりや枝毛を抑えたり、地肌ドライのスカルプモードのある高機能ドライヤーです。

このドライヤーは、スライド式のボタン操作でモード変更と、押しボタンのオンオフで簡単に冷風モードへ切り替えることができるので、Dyson Supersonicよりも操作性は上です。

各モードは、髪の毛の根元まで届く105℃の高温で強い風のHOTモード、ケラチンが変性しない髪の表面温度を55℃以下に抑えたWARMモード、地肌を守りながらじっくり乾かすスカルプモードがあります。

髪をいたわるドライヤーには必要不可欠な優しい風が出ますし、プラズマクラスター搭載で操作性やデザインも悪くなく、高性能ドライヤーの割に価格も高くないので、おすすめのドライヤーのひとつです。

ナノイー搭載のドライヤー

ドライヤーの世界で圧倒的に人気が高いのが、Panasonicから発売されているナノイー搭載のドライヤーEH-NA97(EH-CNA97)です。

このドライヤーは、2015年に発売された製品ですが、2016年もダントツに売れている製品で、薄毛で悩む人にはおすすめのドライヤーです。

このドライヤーは美容に力に入れているパナソニックだけあり、女性をターゲットにしたデザインですが、薄毛で悩む人はデザインよりも機能重視で製品を選んでください。

EH-NA97は、ナノイーで髪に水分を与えながらキューティクルが引き締まる髪に優しい弱酸性にし、髪の水分バランスを整えながら髪のうねりを抑えるので、滑らかな指通りのスタイリングしやすい髪に導きます。

操作性も抜群によく、強い風のTURBO、やや風が強いDRY、弱い風のSETの3段階の風量を手元のスライド式ボタンで、簡単に切り替えることができます。

モード切替は、通常の温風モードに加えて、温風冷風を自動で交互に発生するリズムモード、室温にあわせて自動で風温をコントロールするインテリジェント温風モード、60℃の地肌に優しく温風で髪を乾かすスカルプモード、肌のうるおいを保ちながらしっとりさせるスキンモードがあります。

ここまではカタログに書かれている説明で、他のレビューサイトと変わらない内容ですが、実際に使用してみてると他のドライヤーとは違う使いやすさを感じます。

普通のドライヤーで髪の毛を短時間で乾かす時は高温の強い風で髪や頭皮にダメージを与えてしまいますが、EH-NA97の温風冷風を自動で交互に切り替えるリズムモードはとても便利で、髪や頭皮に与えるダメージを抑えつつナノイーで優しくケアしてくれます。

ドライヤー本体が結構大きいのと、他のメーカーのドライヤーよりも値段は高く感じますが、薄毛に悩む人なら迷わず購入すべきドライヤーだと思います。

そんな薄毛の悩みを解消すべく、早速EH-NA97(EH-CNA97)を購入してみました。

Panasonic EH-CNA97

このドライヤーにはEH-NA97と型番が違うEH-CNA97がありますが、製品自体は同じで家電量販店で販売するためのモデルかそうでないかだけの違いとなります。

箱の中身は折りたたまれた状態の本体とノズルが収納されています。

EH-CNA97本体

写真でみるよりも実物は大きく感じるのですが、これだけ高機能なドライヤーだと大きくなるのは仕方ないのかもしれません。

そして、ナノイーとダブルミネラルを発生させる部分のアップです。

ナノイー&ダブルミネラル

ダブルミネラルとは、2つの亜鉛電極から発生されるミネラルイオンのことをいいます。

この部分に付属のノズルを取り付けて使用することもできますが、ノズルを使用しなくても使用できます。

EH-CNA97ノズルなし

本体の色は写真のビビットピンクの他にも、ピンクや白など女性らしさと清潔感を感じるカラーがあります。

こちらは、モード切替を行う押しボタンと、現在のモードを知らせてくれるランプです。

EH-CNA97モード

HOTとCOLDの間にある矢印のモードは、温風冷風を自動で交互に発生するリズムモードで、他のドライヤーにはない機能が搭載されています。

そして、こちらは髪のマイナスイオンを引き付ける役割がある、ハンドル部分のイオンチャージ+です。

EH-CNA97イオンチャージプラス

パネル部分が0Vとプラスの電圧に周期的に自動で切り替わるので、従来の製品よりも髪に付着したマイナスイオンを引き付け、ドライヤーが発生するナノイーとダブルミネラルを髪に付着させやすくします。

この機能は目に見えるものではないので、何とも評価しがたいものがありますが、パナソニック公式サイトには約90%の方が効果を実感しているとのデータがあります。

因みに、ヨドバシカメラのスタッフが声をかけてもいないのに説明にしにきたので、PanasonicのEH-NA97とEH-CNA97の違いを聞いてみました。

すると、EH-NA97よりもEH-CNA97の方が最新モデルですと答えてくれましたが、EH-NA97の説明にも書きましたがこれは間違いなので注意してください。

おすすめのドライヤーはズバリこれ

今回は薄毛予防の効果がありそうなドライヤーということで、ダイソン、シャープ、パナソニックの製品を比較しましたが、購入するなら日本製のドライヤーをおすすめします。

予算的に厳しければコストパフォーマンスに優れてプラズマクラスターのあるシャープ、とにかく機能が充実していて髪や頭皮のダメージ軽減を優先させるならパナソニックのドライヤーがおすすめです。