遺伝カウンセリングを受けて妊娠と命に対する考えを改めた

今回、聖路加国際病院で娘を出産することになりましたが、妻の妊娠が判明してから出産に至るまで、いくつかのステップをこなすことになりました。

特に印象深いのは遺伝カウンセリングクリニックと、希望することで受診が可能な4Dエコーでの出来事でした。

出産までの出来事を全て書くと長くなるので、全体的な体験記についてはこちらにまとめました。

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遺伝カウンセリングクリニック

高齢出産となると元気な赤ちゃんが生まれてくれるか心配になりますが、高齢出産だから障害を持つ赤ちゃん生まれるリスクが特別に高いという訳ではありません。

高齢になると流産や障害を持つ赤ちゃんが生まれるリスクが高くなるというのは事実ですが、若い人でもそれなりのリスクがあるということを教えてくれるのが、遺伝カウンセリングクリニックです。

遺伝カウンセリングクリニックでは、資料をみながらDNAや染色体の仕組み、流産になる原因や確率などを質問を交えながら丁寧に教えてくれます。

聖路加国際病院の遺伝カウンセリングクリニックでは、妊娠に関する様々なリスクを論理的に説明してくれるだけでなく、出生前検査のことや万が一の時の心構えなどについてもアドバイスをくれます。

我々夫婦の場合、検査結果が出る前に悩んでも仕方がないと先生に伝えると、お腹のなかの赤ちゃんは生きていることを理解し、検査結果が出る前から考えておくべきだとアドバイスをいただきました。

おかげで出生前検査の結果がでるまでは吐きそうなくらい心配しましたが、結果が悪いからと新しい命を簡単に捨ててはいけないと考えられることもできました。

また、人が産まれるということはとても奇跡的なことで、残念ながら妊娠しても必ず産まれてくるとは限らないようです。

胎児ネームが流行しているようですが、遺伝カウンセリングクリニックでの話を聞くと、一日でも早く我が子に正式な名前を付けて呼んであげるべきだと思うようになります。

4Dエコーによる診察

赤ちゃんが無事に産まれてくることは信じていましたが、仮に何かが起きて一度も自分の名前で呼ばれないのはかわいそうと思い、性別や赤ちゃんの顔がわかる4Dエコーを診察した後に、正式な名前をつけて呼ぶことにしました。

4Dエコーというのは、お腹のなかの赤ちゃんの動きをリアルタイムでみることができる技術で、性別はもちろん赤ちゃんの顔まで確認することができます。

妊婦さんは次第にお腹が大きくなるとママになる実感が沸きますが、パパは実際に自分の子が生まれるまで実感がわかないようです。

ドキドキもありますがわくわくする妊娠生活を夫婦で楽しみたいなら、赤ちゃんの様子が確認できる4Dエコーは絶対におすすめです。

聖路加国際病院での4Dエコーは動画を録画してメディアでくれることはしてくれませんが、お腹のなかの赤ちゃんの様子をプリントアウトしてくれます。

映像だとメディアを再生したりデータをコピーする手間があるので、プリントされた4Dエコーの写真の方が結果的に良いと感じました。

どんなに辛い時でも、お腹のなかで一生懸命生きる我が子の様子をみると気持ちが和みますので、4Dエコーはおすすめです。

今回の内容は以上となりますが、入院中にあると便利なアイテムをまとめましたので、興味のある方はこちらの記事も合わせてご覧ください。

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