不動産売却の媒介契約を拒否したらダイレクトメールが大量に届く件

弊社お得意様の法人様が貴マンションを高く購入したい的なチラシがポストに投函されていたので、99%疑いながらも試しに査定をお願いしたら、とんでもないしっぺ返しにあいました。

投函されていたチラシの不動産会社へ連絡し、どんな法人客が当マンションを買いたいのか詳しい情報を提供しなければ媒介契約を結ばないと伝えたところ、その後全く連絡がこなくなりましたが見事な反撃にあいました。

これはあくまでも推測にすぎませんが、不思議なことに数社から同時期に名指しでダイレクトメールが頻繁に届くようになりました。

過去に実家の売買をしたことがあるので、過去の実績からダイレクトメールが届くというのは今までもありましたが、今まで査定すらお願いしたことのない企業からの同時ダイレクトメールには驚きました。

あえて査定依頼をしてみた

マンションは今が売り時と考えているので、ダイレクトメールを送り付けてきた不動産会社に査定依頼をしてみました。

個人的には一括査定は意味がないと考えているので、まずはDMを送り付けてきた2社とそうでない1社に内覧をしてもらい、査定額をだしてもうことにしました。

売却するマンションの売り出し方法や査定額の出し方、サポート体制に関する話などを一通り聞いた後に、ダイレクトメールを送り付けた理由を聞いてみると、怪しさ満点の不自然な反応をしていましたが、真相まではたどり着けませんでした。

業界内で情報の売買があるのか興味があるところですが、査定をお願いする不動産業者を決めた今ではどうでも良いことなので、あまりしつこく真相の追求をするのをやめることにしました。

査定方法はどこも一緒

不動産会社の査定額は、周辺マンションや過去の売買実績を参考にしながら金額を出すだけなので、複数の会社に査定をお願いしたところで大差はありませんが、会社ごとに売り出し価格の提案は異なります。

今回ダイレクトメール騒動とは関係のない不動産会社Aは、減点方式で細かく点数をだしながら売り出し価格を算出していましたが、その金額は予想よりも大幅に下回る結果となりました。

不動産会社Bは、内覧すらせずに机上の査定額を提示してきたので、内覧した上で売れる価格を提出するように指示しましたが、恐らく媒介契約はしないと思います。

不動産会社Cは、内覧だけしに来た感じなので何とも言えませんが、熱意だけは一番感じたいので有力候補という感じでしょうか。

過去に実家を売却した際に不動産会社Aはやはり査定価格が低く不満に感じたので、他社に売却を任せたことがあります。

不動産会社Aが提示した査定価格よりも実売価格は700万円も高く売れたので、複数の不動産会社に査定価格を出させるのは意味がなくても、売り出し価格の提案をさせるのは意味があると思います。

一括査定に意味がないと感じるのはこの点で、結局は営業担当者の熱意と買い手次第で、売れる金額というものは変わるのです。

今回も大変貴重な体験をさせていただきましたが、不動産売買は失敗するとダメージが大きいので、チラシのコピーに惑わされず自己責任で慎重に進めてください。