夢のマイホームを購入する時に、できるだけ駅が近い方がいいと思うのは当然のことですが、実際に駅近に住んでみると意外と住み心地が悪いと思う地域もあります。
過去に、電車の駅から徒歩3分という場所に住んでいたことがありますが、夜間でも人通りが多いので大声で騒ぐ人もいれば、車両の交通量が多いので走行音や排気ガスが気になりました。
駅に近い分譲マンションになると値段が高いので、資金に余裕がなければ物件そのものを購入することもできませんが、駅の近くが本当に住みやすいとは限りません。
そこで今回は、個人の感想文に近いものがありますが、駅から徒歩3分、10分、15分、20分の距離にある住いに住んだ経験談や、家を購入する時の距離の重要性などについて紹介します。
駅から徒歩3分
駅から徒歩3分というのは約240mの距離で、毎日の通勤が楽になる魅力的な距離です。
会社に遅れそうな時も3分の距離であれば、駅まで走り抜くことができますし、何か必要なものがれば周辺で買い物ができるのは大きなメリットです。
ただし、駅の近くに住むとリビングからはコンクリートの建物しかみえませんし、電車や近隣ビルから部屋のなかをみられるので、一日中カーテンを閉めていました。
駅の近くにある建設されるマンションギャラリーに行くと、仕事をしている限り日中の景色をみることはないので、景観を気にされる方はあまりいないと言われたことが何度もありますが本当にそうでしょうか。
駅から近くて買い物に不便しませんが、将来的に子供が産まれた時に交通量の多い場所だと危険ですし、何よりも夜の騒音が気になり二重サッシを閉めないと寝られないという方もいます。
若い頃は絶対的に駅の近くがいいのですが、子供が産まれたり歳を取ると市街地に住みたいと思わなくなるので、長い将来住み続けることができか良く考えて駅近くの物件を探してみてください。
駅から徒歩10分
駅から徒歩10分と言うと約800mの距離で、少し遠いと感じることもありますが、バスや自転車がなくても普通に歩いての通勤通学ができます。
都心に近い地域だと駅から10分離れてもさほど景色はかわりませんが、駅から徒歩10分も離れると低層住居専用地域が多く、駅前のマンションとは違い景観の良い物件も増えてきます。
駅から徒歩10分の距離になると、学校があるからか公園などの憩いの場が増えますし交通量も減りますので、大通り沿いでなければ窓を開けて寝られないということも少なくなります。
不動産会社の人に話を聞くと、住いを探す時に駅から徒歩10分圏内のというのを重要視される方が多いそうですが、隠れた良い物件を探すなら徒歩15分圏内まで範囲を広げ、徒歩11分の物件を探してみるのと良いでしょう。
駅から徒歩15分
駅まで徒歩15分の距離は何とか歩いて駅までいけますが、自転車やバスを毎日利用したくなる距離です。
毎日15分の距離を歩いていると、駅の駐輪場を利用するか自転車の無断駐車をしたくなります。
3年間、駅から15分のマンションに住んでいたことがありますが、家までの距離が遠いという気持ちを紛らわすために、毎日違うルートを通るようにしていました。
不動産の売却をする時も、駅から15分の距離だと検索される可能性が低いということを認識した上で、マンションを購入する必要があります。
駅から徒歩20分
若い頃に駅から歩いて20分という距離の場所に住んでいましたが、毎朝の通勤が苦痛で二日に1日はバスを利用していました。
若い時ですら毎日歩くのが苦痛と感じる距離なので、自転車やバスの利用は必須と考えた方が良いでしょう。
不動産を探す上でバスを利用しなければならない物件は特に人気がないので、将来的に売却を考えるているのであれば極力避けたい距離です。
最寄りの駅が吉祥寺ということで、駅から徒歩20分の距離でも10年間住むことができましたが、人気のない地域なら耐えるのが難しい距離ではないでしょうか。
マイカー通勤できる人であれば良いのですが、子供や免許のない人にはただ単につらい距離でしかありません。