オール電化住宅の光熱費は本当に安いのかデータでお見せします

オール電化住宅に住んでからそろそろ10年、快適な住まいの光熱費がどの程度安いのか、ガスを使用していた時と比較していないので、確認するという意味で2年分電気料金と使用量のデータをお見せします。

今回用意したデータは、平成27年4月~平成29年年3月までの我が家の光熱費ですが、オール電化住宅なので当然ですがガスの基本料金や使用料は含まれていません。

電気料金と使用量の確認はTEPCOのでんき家計簿という、電力自由化以前の料金プランを契約している人を対象にしたサービスを利用しました。

ガス住宅の平均光熱費

オール電化住宅の光熱費を紹介する前に、まずはガスが使える住宅の平均的な光熱費を紹介します。

あるサイトのデータによると、二人家族の夫婦が使用する1年間に使用する光熱費の月平均は、電気代がおよそ9,750円でガス代が5,000円だそうで、電気代とガス代を合わせると約14,750円になります。

上記二人家族のデータですが、共働きなのか専業主婦がいる家庭なのかが不明なので、正確なデータではありませんが、過去に住んでいたガス住宅の平均的な光熱費もこの様な感じでした。

因みにオール電化住宅に住む我が家には、専業主婦がひとりいる二人家庭の光熱費が月平均が11,925円なので、ガスのある家よりも3,000円近く安いという感じでしょうか。

主な設備の利用状況

オール電化住宅にある電気設備で有名なのが、ビルトインIHクッキングヒーターとエコキュートですが、その他はガスが使える住宅と同じ電化製品があるだけです。

我が家では、会社から帰宅後にオイシックスのKit Oisixで本格的な晩御飯を作るので、夜10時頃からビルトインIHクッキングヒーターをフル活用しますが、朝と昼間は魚を焼くのにIHのグリルを使用したり、お湯を沸かすのに使用するだけでした。

平成28年10月に赤ちゃんが産まれてからは、24時間エアコン、加湿器、空気清浄機を使用したり、洗濯機を1日何回も回したり、エコキュートの使用量が増えているので、電気の使用量が大幅に増加しています。

電気の使用量

ここからは本題ですが、まずは我が家の平成27年4月~平成29年3月までの2年間分の電気使用量をグラフ形式で紹介します。

我が家の家族構成は、平成28年9月までは専業主婦がいる夫婦二人分の電気料金でしたが、平成28年10月に赤ちゃんが産まれたので、平成28年11月~平成29年3月までの電気料金は三人分となります。

このグラフは、前年(平成27年4月~平成28年3月)と、今年(平成28年4月~平成29年3月)の、朝昼晩のデータ資料量になります。

薄い色の棒グラフが前年で、濃い色の棒グラフが今年のデータになります。

赤い折れ線グラフは、同じ料金プラン・契約容量の平均使用量で、二人家族の時は平均を下回りましたが、赤ちゃんが産まれると平均と同じくらいの電気量を使用するようになりました。

平成28年10月は妻が出産で病院に入院したり、ショートステイをしていたため、約1か月ひとり暮らしの生活を満喫していた時期で、リラックスするために普段は使わないキャンドルライトだけで生活していました。

一時的な独身生活では自炊を一切せず、外食ばかりしていたので極端に電気の使用量が減り、この月の電気代は4,819円となりました。

オール電化住宅の電気料金

続いては、平成27年4月~平成28年3月(薄いピンク)の電気料金と、平成28年4月~平成29年3月(濃いピンク)の電気料金の棒グラフです。

暖房器具を沢山使用する12月~3月は、いずれの年も電気料金が1万円を超えてしまいます。

赤ちゃんが産まれてからはエアコンはもちろん、加湿器、空気清浄機、サーキュレーターを常時稼働させたり、布団乾燥機を毎日かけているので、電気料金が大幅に高くなりました。

1か月31日ある1月は、電気料金が最大で17,598円にもなり大変驚きましたが、ガスストーブを使用しただけでガス代が9,000円を超えたことを考えると、安い方なのかもしれません。

こちらは、平成27年4月から平成28年3月までの電気使用日数、使用量総計、朝昼晩毎の使用量、請求金額をまとめた表です。

オール電化住宅である我が家の平成27年4月~平成28年3月の月平均電気代は11,925円なので、ガス住宅の月平均光熱費14,750円よりも3,000円近く安いことになります。

ただし、この期間の電気使用量は、平均的な家庭の使用量を下回るので、次年度以降の料金がリアルな数字なのかもしれません。

こちらは、平成28年4月~平成29年3月までの電気請求金額で、月平均にすると10,803円になります。

前年度よりも電気料金が安いのは、先ほどもお伝えした通り妻が10月に入院し、ひとりで生活する日々が続いたことが原因です。

平成28年11月からは、24時間でエアコン、空気清浄機、加湿器をフル稼働させていたため、電気代を覚悟していましたが、一度も2万円を超えることがないのが予想外でした。

空気の汚れを防ぐためにオイルヒーターを購入すれば良かったと思うのですが、確実に電気代が2万円を突破することを考えると、購入までには至りませんでした。

赤ちゃんのことを考えて空調をフル稼働しましたが、一方では大人は湯たんぽを使うだとかサーキュレーターを使うなどをして節電の工夫はしていました。

オール電化住宅に住んで10年近くになりますが、ビルトインIHクッキングヒーターの便利さを体験してしまうと、可能なら次もオール電化の住宅に住みたいとおもいます。

今回は以上となりますが、もう少し内容を詰める必要があると自覚しているので、機会をみてアップデートしたいとおもいます。