美味しいお米と言えば、コシヒカリやあきたこまちが有名ですが、米どころ新潟や秋田の他にも美味しいお米は沢山あるはずなので、毎回違う品種の物を購入するようにしています。
日本にはとても多くのお米の品種がありますが、味が大きく違うので毎回違うお米を注文する度に一喜一憂して楽しんでいます。
今回購入したお米は、コシヒカリとヒノヒカリを人工的に配合した熊本県産のお米 森のくまさんです。
西日本で生産されたお米を注文するのは初めてで、到着する前から楽しみで仕方がありませんでした。
お米の美味しさについて
熊本県推奨うまい米基準のSランクに輝いた森のくまさんを紹介する前に、まずはお米の美味しさの基準について簡単に紹介します。
お米の美味しさを決める指標として、日本穀物検定協会が行うお米の外観、香り、味、粘り、硬さなどを総合的に評価する、官能試験というものがあります。
この試験はあくまでも一般財団法人が行うもので、国が定める基準となるものではありませんが、美味しいお米を購入するための材料にしても良いのではないかと思います。
少なくても県独自に定めた美味しいお米ランキングというよりも客観性がありますので、毎年行われる日本穀物検定協会の試験結果を頼りにお米を購入するのもありだと思います。
ただし、お米というのは値段や評判が高い割に美味しくない製品もありますので、本当に美味しいお米を食べたいと思うのであれば、他人の舌を頼りにしてはいけません。
プロの舌を信頼するのもいいのですが、お米の美味しい不味いは素人でも判断できますし、自分の舌で確かめた方が納得できるのではないでしょうか。
お米森のくまさんの実力
過去に日本穀物検定協会が発表した米の食味ランキングで、全国1位に選ばれるほどの実力のあるお米ですが、残念なことに最近の日本穀物検定協会の評価は良くありません。
平成27年はA評価で平成28年はA’評価とランクが落ちていますが、お米は気候の影響を受けやすく味や質が変わることは良くあることです。
今回購入した森のくまさんのパッケージには、熊本県推奨うまい米基準Sのマークが印されているので期待をしてしまいますが、あくまでも県産米のブランド価値を高めるための手段として使われているに過ぎません。
お米のことを詳しく調べるまでは何も考えずに銘柄を選んでいましたが、本当に美味しいお米にたどり着くには、パッケージに書かれている宣伝文句やブランド戦略に惑わされずに、一度は信じて食べてみることが大切のようです。
森のくまさんのパッケージ裏には、美味しいごはんの炊き方の説明がありますので、その手順に従いならがお米を炊いてみました。
説明には書かれていませんがお米を美味しく炊くために、今回も財宝という天然アルカリ温泉水を使用しています。
こちらは森のくまさんのお米粒ですが、コシヒカリやあきたこまちと比べると色が白くないという点に気が付きました。
こちらは少し拡大したものですが、お米粒自体も細いと感じましたが、味が美味しければ見た目は気にするポイントではありません。
お米が炊けた時の感動が半減しないように、今回もあえて炊けた状態の写真は載せませんが、森のくまさんを食べた時は食感に驚きました。
舌触りに違和感あり
長年コシヒカリやあきたこまちを食べてきたからか、森のくまさんを食べた時の食感というか舌触りに驚きました。
森のくまさんが美味しいとか不味いとかのレベルの話ではなく、とにかくお米が舌に触れた時の感触に違和感を感じるのです。
食感であれば米がべとべとするだとかパサパサするという表現を使いますが、森のくまさんの何とも言葉では言い表せない舌触りが気になります。
生後8か月の赤子は、森のくまさんのお粥をバクバク食べているので慣れの問題かもしれませんが、長年モチモチした食感のお米を食べてきた人は違和感を感じてしまうのではないかと思います。
正直に言うと、コシヒカリやササニシキのようにお米だけをパクパク食べられる旨さのお米ではなく、リゾットやスープなどに入れて食べたくなるお米だと思いました。
事は試に平成29年のお米を再度注文してみましたが、最初に食べた頃の印象と大きく変わらないので、県独自の評価はあまり参考にならないというのが今回でわかりました。
興味のある方は一度お試しくださいと言いたいところですが、普段とは違う美味しいお米を食べてみたいという方は、宮城県や山形県産のササニシキかてんこもりをおすすめします。
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