究極に簡単で美味しい京の食卓 京菜味のむらのおばんざい

育児の負担を少しでも減らそうと、湯煎や電子レンジで温めて食べられる冷凍総菜を研究してきましたが、今回紹介するのは湯煎なしでも食べられる究極に便利なおばんざいのセットです。

おばんざいとは京都の一般家庭で作られてきたお惣菜のことで、鰹節や昆布だしなどで薄口に味付けしたものなのですが、普段から濃い味付けに慣れた東日本の人が食べると新鮮に感じます。

今回紹介するのは京菜味のむらのおばんざいで、今まで紹介してきた惣菜のボリュームに対する価格設定を考えると、値段は若干高めです。

湯煎なしで食べられる

自炊と比べてしまうと割高に感じるかもしれませんが、本場京都の美味しいお惣菜が湯煎せずに簡単に食べられるのを考えると、京菜味のむらのおばんざいは納得できる料金設定だと思います。

京菜味のむらのおばんざいは、惣菜を急速冷凍技術で保存したものをクール便で届けてくれるので、保存用に冷凍庫の空きスペースが必要になります。

京菜味のむらのおばんざいを食べるには3つの方法があり、ひとつは湯煎で5分加熱して食べる方法と、冷蔵庫内で8時間かけて自然解凍する方法と、流水解凍して食べる方法があります。

京の食卓おばんざい10種

こちらは京揚げ入りぜんまいで、山菜のぜんまいと京揚げを煮含ませたものです。

京揚げとは京都の名物のひとつで、薄揚げよりも豆腐の部分が厚く、厚揚げより豆腐の部分が薄い油揚げのことをいいます。

こちらは10彩うの花で、10種類の野菜を使用した究極に美味しいおからです。

おからと言えば、居酒屋で出てくるお通しや、かさ増し料理で使うものでしか印象がありませんでしたが、サツマイモなどの味が絶妙でとても優しい味がします。

こちらは、ニンジン、タケノコ、蒟蒻、鶏肉、シイタケなどの食材を昆布だしを使用したお出汁で煮含めた京風お煮〆です。

こちらは高野豆腐の含め煮ですが、ボリューム感はみためそのままなので満腹にはなりませんが、ダシが染み込んだ美味しい惣菜です。

こちらは蓮根金平ですが、甘さの中に一味唐辛子のピリッとした辛さがあり、炊き立ての白いご飯が欲しくなる一品です。

とても辛い食べ物ではありませんが、赤唐辛子もやや母乳へ移行するらしいので、授乳されている方は控えた方が良いのかもしれません。

今後のために赤ちゃんの定期健診で、唐辛子などの辛いものを食べても良いのか、医師に聞いてみると良いでしょう。

こちらは国産大豆を使用した五目豆で、たけのこ、ニンジン、蒟蒻が含まれているものですが、結構甘いなと感じた一品です。

京のおばんざいは甘いものが多いので、連日食べていると関東地方の濃くて辛い醤油の味付けが恋しくなるときもあります。

こちらはごぼう金平ですが、蓮根金平よりも辛みの強い七味唐辛子を使用した、非常に柔らかくて美味しい総菜です。

妊娠中に辛いものを食べても影響はないとのことですが、素人判断は危険なので妊婦健診で確認してから食べるようにしてください。

こちらは小松菜と京揚げの煮びたしで、旨味のある椎茸を使用して煮びたしに仕上げたものです。

この総菜は嫌いな椎茸が含まれていますが、あの独特で強烈な味があまり目立つことなく、普通に食べることができました。

こちらは10彩ひじきで、こちらも椎茸が含まれた総菜ですが、独特の味が目立つことなく上手に隠れているという感じでしょうか。

今回の内容は以上となりますが、10彩なますの写真を撮り損ねたので、リピートした時にでも追加で掲載します。

育児や介護の忙しい現場では、いつご飯を食べることができるかわからないので、この京菜味のむらのおばんざい冷蔵庫で解凍しておけば、育児の合間に食べることができるので便利です。

また、京菜味のむらのおばんざいは冷たくても十分に美味しいので、夏バテ防止に自然解凍して食べるのもいいのですが、冷たい食べ物は苦手なので温めて食べた方が美味しいと感じました。

一部のレビューサイトでは低評価のコメントがありますが、少なくとも本場の京都の味を知らない人からすると、薄口の味付けが新鮮で普通に美味しいと感じた惣菜です。