先月、人生はじめてとなる仏壇を購入したのですが、購入に至るまで1年近く時間がかかりました。
家族の誰かが亡くなると仏壇を急いで用意しなければと思うかもしれませんが、私はあえて時間をかけて仏壇を購入することに決めました。
何故、時間をかけて仏壇を購入したかと言うと、我が家には母親の小さめな仏壇があるのですが、離婚した両親の位牌を同じ仏壇に置くべきか、両親別々の仏壇にするべきか冷静な時に判断したいからです。
結論から言うと、大き目な仏壇に新しく買い換えて、両親一緒の仏壇に位牌を置くことにしましたが、それまでに周囲から意見を様々言われました。
どうするかは自分が決める
仏壇を買うまでに兄弟や親族から色々意見を言われたりしましたが、結果的に自分や家族の意見を通して大きな仏壇に買い換えて良かったと思っています。
親がひどい離婚の仕方をしたので、当初は母親の気持ちを考えて別々の仏壇にしようと思っていたのですが、仏壇は他の家具と違い簡単に買い換える物ではないので、一時的な感情や状況で決めるべきではないと思いました。
今は自分の両親の位牌だけが収められていますが、義理の両親や自分の家族のことを考えると、仏壇を二つに分けるべきではないと判断しました。
兄弟や親戚は今後のことを考えずに自分の気持ちを最優先して意見をいうだけなので楽ですが、これから何十年と一緒になる仏壇を第三者の意見で決めてはいけません。
複数の仏壇は管理できない
冷静は判断ができるまでの1年間、花や線香を別々に用意していたのですが、手間とお金がかかるので数十年間維持するのは無理だと思いました。
単純に意志が弱いだけなのかもしれませんが、故人を偲ぶ気持ちがあってもしっかり管理できない状況になるのは本末転倒なので、一時の感情で仏壇の在り方を決めてはいけません。
仏壇に魂はなく家のお寺みたいなものだと聞いたこともあり、両親の位牌をひとつの仏壇に置く事にしたのですが、ひとつの仏壇でも毎日のお水交換やお線香をあげるのは大変です。
兄弟の誰かが片方の親の仏壇を世話をしてくれるなら簡単な話で済むのですが、誰も面倒はみないけど意見をしてくるというのは筋が通りません。
母方の親戚からも仏壇は別々にして欲しいと言われましたが、仏壇を維持管理していくのは誰なのか良く考えて、最終的には自分の意見を通した方が良いでしょう。
同じ悩みを抱えている人もいるかと思いますが、仏壇を二つ持つことを実践するのは大変なのことなので、周囲の意見に振り回されないようにしてください。
年配の方の意見が必ずしとも正しいとは限らないので、自分ができると思えばすればいいことですし、できないと思うのなら無理に理想的な形にしなくても良いと思います。
仏壇は高価なものなので簡単には買い替えることもできませんので、周囲の意見よりも自宅の広さや置き場所、誰が日々の管理をするのかを良く考えて使いやすいものを選びましょう。
仏壇は置く場所を決めたり使い勝手のことを考えて選ぶのは意外と難しいので、急いで買う前に将来のことを良く考えてからどの仏壇を買うのか家族で考えてみてください。