エントリークラスのミラーレスカメラのなかで圧倒的な人気を誇るOLYMPUS OM-D E-M10 MarkIIの後継機種OM-D E-M10 MarkIIIが発売されました。
OM-D E-M10 MarkIIからMarkIIIへの変更点は、画像処理エンジンのパワーアップ、連写速度などの機械性能の向上だけでなく、撮影モードやアートフィルタの追加、タッチパネルによる操作性能向上など、使い勝手の面でもパワーアップしています。
OM-D E-M10 MarkIIIで強化された主な変更点の内容はこちらとなります。
- 画像処理エンジン:TruePic VIIからTruePic VIIIへ
- AFポイント:81点から121点へ
- 最大連写速度(連写H):約8.5コマ/秒から8.6コマ/秒へ
- 最大連写速度(連写L):約4.0コマ/秒から約4.8コマ/秒
- 撮影モードAP (アドバンストフォト) の追加
- アートフィルター ブリーチバイパスの追加
- 動画 4K 対応
- 動画編集機能の追加:先頭または最後から範囲指定したトリミング
- 動画編集機能の追加:静止画切り出し(4K動画のみ)
OM-D E-M10 MarkIIIから4K動画の撮影に対応するなど、MarkIIユーザーが買い替えをしたくなる要素が含まれているのですが、今までのレンズやオプションが使えるか気になるところです。
そこで今回は、OLYMPUS OM-D E-M10 MarkIIIを便利に使うおすすめのオプションを紹介します。
OLYMPUS OM-D E-M10 Mark IIとMark IIIとでは、本体サイズや仕様の違いで一部使用できないオプションがありますので、Mark IIをお持ちの方はこららをお読みください。
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レンズ系アクセサリ
OM-D E-M10 MarkIIで使用していたレンズはMark IIIでも使えるので、当然ながら自動開閉キャップやレンズプロテクトなども同じように使えます。
OM-D E-M10 MarkIIIを室内で使用するならば必要ではありませんが、旅行やイベントなど頻繁に屋外で撮影するなら、自動開閉キャップがあると便利です。
レンズキャップをポケットの中に入れたつもりでも、どこかに置き忘れることが頻繁にあるので、外出先ではキャップを外さなくてもつかえる、自動開閉レンズキャップがあると便利です。
レンズプロテクターを装着していればホコリが付着したり、レンズの傷を気にする必要はありませんが、カメラを使用しない時はキャップをするのがおすすめなので、レンズに装着しておけば絶対になくさない、OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ用 自動開閉式レンズキャップをお求めください。
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 EZ用 自動開閉式レンズキャップ シルバー LC-37C SLV
こちらは、レンズに取り付けてホコリの付着や傷を防いでくれる優れもので、常時使用するのをおすすめするオプションです。
先程紹介した自動開閉式レンズキャップと同時に使用することができないのがもどかしいのですが、広範囲に移動することのない屋内や、頻繁にレンズキャップを外す必要のない時に使用します。
カメラのレンズは本体と同じくらい大切なので汚れたり傷が入らないように、このプロテクターは必ず使用するようにしてください。
OLYMPUS OM-D E-M10 MarkIIIにはM.ZUIKO PRO、M.ZUIKO PREMIUM、M.ZUIKO、コンバーターレンズなど、使用する人や用途に合わせた交換可能なレンズが沢山あります。
例えば、運動会に最適な小型軽量望遠ズームであるM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 Rや、明るさ・機動性・近接性能の全てが最高レベルの望遠ズームであるM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROなどがありますが、性能や用途が違うので計画的に購入してください。
エントリーユーザーでも気軽に楽しめるM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 Rでも3万円程度の価格になるので、本気でOLYMPUSのカメラを使いこなす気持ちがあるなら、ROやPREMIUMにチャレンジするのもありです。
因みに、こちらはM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 Rで撮影したものですが、カメラ初心者でも望遠レンズがあれば簡単に高い位置にある桜の花びらを撮影することができます。
他にも手頃な価格のレンズには、風景撮影からポートレートまで約4.2倍のハイスペック電動ズームであるM.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ、野鳥やスポーツ撮影に最適な超望遠ズームのM.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 IIがあります。
カメラ三脚
一眼カメラデビューをするなら合わせて購入してもらいたいのがカメラの3脚ですが、カメラ以上に製品選びで悩むことになるかもしれません。
こちらはVelbon ULTREK UT-53という6段の自由雲台付3脚ですが、きれいな風景や花火などの撮影がメインでなければ、いきなり購入する必要はありません。
取り合えず産まれたばかりの子供を低い目線から撮影したい時や、テーブルの上にカメラを置いて撮影したい時にあると便利なコンパクトな3脚があれば十分です。
3脚自体はどのメーカーのカメラでも共通で使えるので、OM-D E-M10 MarkIIで使用できるものは当然ながらOM-D E-M10 MarkIIIでも使用することができます。
ただし、安すぎる3脚はカメラがふらついて後悔するので、個人的におすすめなのはマンフロットのミニ三脚であるMTPIXI-Bという3脚です。
まずは比較的価格の安いマンフロットのミニ三脚を購入し、必要性を感じたらVelbon ULTREK UT-53のような高い位置から撮影できる三脚をお求めください。
リモートケーブルは使えない
OLYMPUS OM-D E-M10 MarkIIで使えたリモートケーブルRM-UC1が何故かMarkIIIには対応しておらず、今のところスマートフォンをWifiで接続してリモコン操作するしかありません。※2017年11月現在
こちらはメーカーの対応表にも記載されていることですが、念のためにメーカーに問い合わせてみたところ、やはり対応している製品がないそうで、今の時点では製品の提供も予定していないそうです。
家族の写真を撮影したり3脚に固定して自撮り撮影をするなら、撮影時の状態をスマホの画面で確認できるので便利ですが、屋外での撮影にリモートケーブルが使えないのが残念です。
互換性のあるリモートケーブルが使えるかはわかりませんが、スマートフォンでの撮影はシャッターチャンスを逃す恐れがあるので、一日でも早く対応した製品を発売してもらいたいものです。
今回の内容は以上となりますが、まだまだOLYMPUS OM-D E-M10 MarkIIIを便利に使うアイテムは沢山ありますので、順次追記という形で紹介していきます。