子供の頃に屋上のある家に住んでみて今思うこと

皆さんの家には屋上はありますか?

私の実家は鉄骨造の下町工場ということもあり、家には瓦の屋根ではなくコンクリートの平らな屋上がありました。

子供の頃はうれしくて屋上で水遊びをしたり、無駄に日焼けをしたものです。

東京に珍しく大雪が降った時は、屋上の雪をかき集めてかまくらを作ろうとして、親に激怒されたのを覚えています。

また、小学生の頃に友達と屋上で水遊びをしていたら、水が外の通行人にかかるという事件があり、親に水道の蛇口と栓を針金で縛られました。

そんな思い出のある屋上も、中学生にもなると全く足を踏み入れなくなります。

高校生になってからは、普段から親と顔を合わせる事が少なかったので、家族全員で屋上パーティなんという夢の様なひと時を過ごすなんてこともなく、屋上は単なる洗濯を干すだけの場所でしかありませんでした。

何だか屋上に対して悪い印象を与えてしまいそうですが、近所のライトアップしたホームパーティを楽しんでいる家族の姿をみると、屋上の良さを生かすも殺すも家に住む人次第なんだと思います。

そんな屋上の良さを引き出すことができなかった我が家の実家ですが、空き家になって1年が過ぎようとしています。

既に誰も実家には住まないという結論がでているので、これから実家を処分する前に兄弟や親戚を集めて、最後のバーベキューパーティでも開きたいと思います。

あまりいい思い出のない私の実家の話で恐縮ですが、長く住んでいた家が無くことを想像すると何だかさびしくなります。

もっと自分から積極的に屋上でバーベキューをしようと言えばよかったと思う今日この頃です。

全国の屋上やテラスのある家にお住まいの皆様、たまには家でバーベキューをしてみてはいかがでしょうか。