家電量販店で最も売られているNASと言えばバッファローのTera Stationですが、メーカー純正のHDDでなければ動作しないという噂があります。
そんな噂を信じて最近購入するNASはQNAPかSynologyと決めていますが、何年も前に購入したTS-X40TTLR5のディスクが壊れたので、本当に純正のHDDでなければ動作しないのか検証してみました。
テラステーションの純正HDDは人の足元をみた価格としか考えられない値段なので、一般的に売られているHDDが使えないのであれば廃棄するしかありません。
非純正品ディスクでも交換可能
今回検証に使用するTera StationはRAID5まで使えるディスクが4本搭載されたTS-X40TTLR5という製品です。
ディスクを他のディスクに交換する前に管理画面を確認してみると、エラーが発生したディスク4は既に取り除いているためHDDのモデル名は表示されていません。
ドライブ4はRAID構成されたディスクではないので関係ありませんが、RAID構成されたディスクは元のディスクと同容量か容量の大きい物にしなければなりません。
そこで故障したディスクは1TBなのでWestern Digitalの2TBのディスクに交換です。
管理画面をみると正常に認識しているので、試しに共有フォルダを作成してデータを保存してみましたが特に問題ありませんでした。
交換したディスクがWestern Digitalと同じメーカーで似たモデルなので、偶然使えているという可能性もあるので、今度は試しにHGSTのディスクに入れ替えてみることにしました。
管理画面を確認するとディスク4は正常な状態となりましたので、再度共有フォルダを作成してデータの書き込みができるのか試してみました。
管理画面のスクリーンショットでは使用量が少ないのでわかりにくいのですが、全く違うHDDでも特に問題なく動作しています。
今度は試しにRAID構築されたディスクを1本強制的に取り出してリビルドできるか試してみました。
リビルドの時間はかかりますが結果は正常で、保存されていたデーターも問題なく開けるので、バッファローのNASは純正品以外使用できないというのは思い込みのようです。
ただ、メーカーのサイトにも非純正のディスクが使用できるだとか、一般的に売られているHDDで動作確認した物を紹介していないので、どんなHDDでも動作すると考えるのはおすすめできません。
もしかすると純正のHDDでなければ動作しない機種もあるかもしれないので、ディスクの交換作業は自己責任となりますが、ダメ元で試してみる価値はありそうです。
高速・高機能なNASがおすすめ
今回TeraStationのディスクを交換して思うのが、管理画面の動作の遅さやディスク交換時に操作が一切できなく点がとても不便だということです。
もちろん今回試したTeraStationは古いタイプの製品なので、最新の製品であればある程度高速に動作しますが、SynologyやQNAPなどの最強NASと比べると劣ります。
また、データを復元するための機能だけでなく、その他の遊びやビジネスに関連する機能の差を考えると、これからNASを購入するならSynologyの製品がおすすめです。
SynologyやQNAPのNASは企業での利用を想定しているので非常に高機能ですが、家庭でも使えるようなわかりやすい管理画面です。
今まではバッファローのNASを使用していた方はもちろん、はじめてNASを導入しようとお考えの方にもおすすめな製品です。
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