乳幼児の鼻水を吸引するグッズを色々試してみた感想について

赤ちゃんや幼児は自分で鼻をかむことができないので、昔は母親が鼻水を口で優しく吸いこんでいたそうですが、今の時代は便利な物で家庭でも使える吸引機なども販売されています。

母親が口で鼻水を吸引する行為はとても愛情を感じる方法ですが、子供から母親への病気が感染するだけでなく、親から子供へ菌が感染することもあるので、おすすめできる方法とは言えません。

鼻づまりをそのままにすると、鼻呼吸ができない苦しさから夜中に何度も起きたり授乳ができなくなるという問題もありますが、次第に口呼吸をするようになるので早めの対処が必要です。

そこで今回は、子供の鼻水を取り除くグッズのなかで評価の高いアイテムを実際に購入し試してみた感想や、一番効果的だと感じたおすすめな方法について紹介します。

口で吸引するグッズはリスクが高い

まず最初に購入したのが、ベビーグッズを紹介する雑誌やネットで評価の高い、母親がノズルを口にくわえて赤ちゃんや幼児の鼻水を吸い取るアナログタイプの吸引機です。

口で吸引するタイプの吸引器を最初に購入した理由は、価格が安い上に音がしないので夜中でも使えますし、とてもコンパクトなので収納を圧迫せずに掃除がしやすいという点です。

子供の鼻水を吸引するのに使う定番のアイテムとして雑誌などでも紹介されていますが、人の吸う力で吸引するだけに子供から風邪やRSウイルスなどの菌に感染する可能性が高いという大きな欠点があります。

吸引した鼻水が口の中までに到達することのないように作られていますが、やはり口で吸い込む行為は風邪などのウイルスや細菌を直接体内に取り入れるリスクが高まります。

子供が病気の時は、いかに看病する家族が病気にならないように感染予防を徹底するのが重要なことなので、病気が原因で鼻水を流している場合は絶対に使用しないでください。

子供が初めて病気にかかり病院で鼻水の吸引をしてもらいましたが、もはや大人の吸う力で吸引できる量の鼻水ではないと思いましたので、メルシーポットを使うことにしました。

スポイト式は吸引力が弱い

子供から病気をもらうことを恐れて次に購入したのがスポイト式の吸引器ですが、予想通りこちらのタイプは吸引が持続しないので鼻水を吸うこともなく、子供の玩具になりました。

使用してみた感想ですが、鼻の奥にある鼻水を吸引する程の能力は当然ながらありませんし、目に見える少量の鼻水ですらきれいに吸い取れる自信はなく、ティッシュで拭いた方が良いという印象です。

ティッシュで鼻水を何度も拭いていると鼻の下の皮がむけてくるので、スポイトで吸い取るのを何度か試してみましたが、作業量の割には効果が少ないので鼻セレブに切替ました。

電動式と違い大きな音がしないので、赤ちゃんが寝ている時にも使えるというメリットや、製品その物の部品が少ないのでとても洗いやすいという点はメリットですが、正直あまり使用していません。

メルシーポットは0か月の赤ちゃんにも使えるとのことですが、産まれたばかりの赤ちゃんに使うことを抵抗に感じる方は、スポイト式の吸引器をおすすめしますが気休め程度にしかなりません。

子供の風邪にメルシーポットが大活躍

最後に紹介するのが、電動鼻水吸引器の定番でありながら本命でもあるメルシーポットで、子供が産まれる前から風邪などの病気に備えて購入したのですが、1歳11か月になるまで使いませんでした。

幸いなことに1歳11か月になるまで風邪をひいたことのない元気な娘なので、今までメルシーポットを使う機会がありませんでしたが、今回初めての大きな風邪をひいて大活躍しました。

実際にメルシーポットを使うまでは、口やスポイトで吸引するタイプの吸引器で十分なのではと思うこともありましたが、これ程頼もしい吸引器は他にないと思いました。

試にメルシーポットの電源を入れた瞬間に娘が驚いて逃げ出したことがありましたが、呼吸が随分と楽になることを体で感じてからは、自分から鼻水を吸引して欲しいと頼むようになりました。

パッケージ裏の説明をみると組み立てや操作方法が難しいと感じるかもしれませんが、一度使用するとすぐに慣れるので購入した後は練習として子供の前で親が吸引するのをみせて上げましょう。

因みに、メルシーポットには携帯版があり一度だけ試したことがありますが、吸引力が通常の物より劣るという印象でしたので、購入するなら普通のメルシーポットをおすすめします。

1歳11か月にして初めて重たい風邪をひいた娘は、粘着性の高い鼻水に悩まされ眠れない日々が続きましたが、メルシーポットのおかげで呼吸が随分と楽になり熟睡できるようになりました。

購入前は子供が嫌がらないか心配していましたが、2歳を過ぎた頃からは、鼻水で呼吸が苦しくなると自分からメルシーポットをしたいと言うようになり随分と楽になりました。

ここからは余談ですが、試しにヴイックスヴェポラッブを足の裏に塗り付けたり、お湯に溶かして蒸気を吸引したところ短時間ではありましたが呼吸が随分楽になりました。

ヴイックスヴェポラッブは生後6か月未満の乳児には使用できませんし1回の使用量が決められているので多用はできませんが、1歳の子供なら3グラム使用できるので使用方法を守りながらお試しください。

0歳から使える鼻ス―スースティックも鼻詰まりの時にあると便利で、メルシーポットと一緒に常備しておくと何かと役立つので、子供が風邪をひく前から用意してあげてください。

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