ベビーカーに子供を乗せて浅草周辺を散歩してみた

浅草は電車で遊びに行ける距離なので散歩目的で年に数回遊びに行くのですが、今回は初めてベビーカーに子供を乗せながら3人で散歩してみることにしました。

平日でもそこそこ観光客で賑わう浅草ですが、年が明けてからの初めての週末ということもあり、風雷神門付近や仲見世通りはいつにも増して大混雑していました。

1歳の子供に700kgにもなる大提灯をみせたいのですが、大混雑する風雷神門にベビーカーで近づくのは困難だと思い、一時的に抱き上げてみせることにしました。

風雷神門の横手からならベビーカーで進入できなくもありませんが、大提灯を見上げる観光客は足元にあるベビーカーの存在に気が付かないので抱き上げて正解です。

今回使用したベビーカーはドイツ製のフレームが頑丈なサイベックスミオスなので、人で混雑する仲見世通りに耐えられる強度はありますが、人の足元しかみえない子供は楽しくないと思い仲見世から移動しました。

目的は人それぞれ違うと思いますが、浅草にベビーカー持参で観光にくる時は、無理して仲見世通りを通らず迂回することでスムーズに目的地へ行くことができます。

浅草名物舟和の芋ようかんも、仲見世の店舗は混雑していて結構待たされますが、都営浅草線駅近くにある仮設売り場を利用すればすぐに買えるので、子供と一緒に無理して混雑に付き合う必要はありません。

交通手段は要チェック

浅草から最も近い都営浅草線の浅草駅ですが、エレベーターのある出口は1つしかありませんので、改札の出口を間違えるとベビーカーを持ち上げて階段を上ることになるので出口のチェックは重要です。

子供が産まれる前は意識していませんでしたが、都営浅草線の駅は改札から出ると地上へ出るエレベーターが少ない上に浅草寺から遠く、エスカレーターもないので小さな子供連れやお年寄りには厳しく感じます。

今回は間違えてエレベーターのない改札口に出たため、10kg近いベビーカーを担ぎながら階段を上りましたが、お年寄りの観光客が多い浅草の駅とは思えない不便な所です。

浅草の周辺は街そのものが観光地の様なものなので、週末などの混雑が予想される時は無理して電車を利用せずに、少し離れた周辺の駅から散歩しながら向かうのも良いでしょう。

もしお住いの地域が豊洲周辺なら、ららぽーとから出発する水上バスを利用することで楽に浅草へ行くことができるので、船酔いの心配がない人にはおすすめのルートです。

浅草へ向かう水上バスは豊洲からだけでなく、浜離宮、日の出桟橋、お台場海浜公園からも行けるので、ベビーカー持参で他の観光地から向かう時に利用するのもおすすめです。

因みに、個人差はありますが1歳くらいまでの子供は三半規管が未発達なため船酔いしにくいのですが、2歳になると船酔いをする可能性が高くなるので、良く考えてから水上バスをご利用ください。

豊洲から浅草まで40分と、伊豆七島や小笠原諸島と比べるとかなり短い時間で到着しますが、船は揺れますし電車やバスと違い船の上は途中下車ができないということを忘れないでください。

豊洲から浅草へ向かう船の船内はあまり広くありませんが、船の後方デッキであればベビーカーを折り畳まずに乗船できますし折り畳めば船内どこでも移動できまるので、ベビーカーでも移動が苦になりません。

昼食はパンダカフェがおすすめ

浅草は昔ながらのお店が多いのでベビーカーでの入店が困難ですが、浅草寺から少し離れた場所に小さな子供連れ親子に優しいパンダカフェがあります。

1階は一見おしゃれな喫茶店という感じですが、子供が遊べるようにパンダのぬいぐるみやウッディプッティの玩具があり、飽きやすい子供のことを心配する必要がりません。

月齢間もない赤ちゃんを寝かせられるベビーラックを利用できたり、WAKODOなどの市販されている離乳食を店内で買えることを考えると、小さな子供連れにの方には大変心強い存在です。

こちらは利用する前に事前予約が必要な程の人気な畳フロアで、

これだけ玩具があるとご飯を食べてくれるか心配ですが、ジャングルジムやロディーなどの、子供の成長に良いとされる玩具があるので、お試しで使用してみたいという方におすすめです。

0歳でも遊べる花やしき

ディズニーランドは、あまりアトラクションに乗ることのできない乳幼児でも十分に楽しめようなショーやパレードが沢山ありますが、大人の高い入園料を考えるとあまり乗り物に乗れないがの残念です。

その点、浅草の花やしきは大人の入園料も安いですし、日本最古な遊園地なだけに低速で動く乗り物が沢山あるので、幼児連れの親子でもそれなりに楽しむことができます。

大人の入園料はひとり1,000円かかりますが、未就学児は入園料が無料なのと2歳までは乗物の費用がかかりませんし、更に大人も4歳以下の子供と一緒であれば無料で乗ることができます。

2歳未満の子供を連れて花やしきに行く場合、交代しながら子供と一緒に乗物に乗ることで大人の入場料だけで過ごすことができるので、とてもお得に1日を過ごすことができます。

1歳の娘は乗物が怖いのかスワンのボートやメリーゴーランドに乗るのを頑なに拒否していましたが、スカイシップやちびっこ観覧車は楽しんでいたので連れてきて良かったと思います。

花やしきの乗物も慎重制限があるので乳幼児が全てに乗れる訳ではありませんが、大人もノスタルジックな気分に浸りながらのんびりと過ごせるので、育児疲れの気分転換におすすめです。

古さとギラギラが混ざり合う街

赤子は浅草の古い物とギラギラした物が混ざり合う雰囲気が好きなようで、ベビーカーを持参したにも関わらずヨチヨチ一生懸命歩きながら、浅草という街を楽しんでいました。

人が多くて混雑する浅草ですが、浅草ROX付近の通りは車の通りが少なく道路が広いので、歩きだしたばかりでウロチョロする小さな子供でも比較的歩きやすく、散歩させるには丁度良いと思いました。

浅草のお土産は色々ありますが、乳幼児におすすめなのが仲見世付近にある駄菓子屋の様なお店で、昔懐かしの吹き戻しや紙風船などが売られているので、是非一度お立ち寄りください。

忙しい育児のことを考えるとスマートフォン育児を否定するつもりはありませんが、時には昔ながらの玩具で体を使う遊びをさせた方が子供の成長の助になるのではないでしょうか。