わかりやすい絵と解説で幼児の知識を広げるカードタイプの図鑑

子供の将来のことを考えて0歳の頃から乳幼児教育を考えて実践していますが、それが本当に意味のあることなのか不安に思う時があります。

勉強不足の頃は、視力が弱く記憶する力が未発達な月齢の赤ちゃんにフラッシュカードを使うなど、子供の教育を考える前に親が勉強すべきだと反省する時もありました。

今思うと、当時は頭の良い子供に育ってもらいたいという気持ちから、子供の成長や楽しさなどを考えていない教育をしていて、ストレスを与えていたかもしれません。

何もしないより意味のあることだと自分に言い聞かせていた時もありますが、食べたことのない天婦羅やハンバーガーなどを教えていたことを思うと自分が恥ずかしくなります。

子供の吸収力を利用して知識を詰め込むのもいいのですが、体験できないことばかりを教えるのではなく、子供の周囲に存在する身近な物や好きなことから教えるべきだと思いました。

身近で好きなことから教える

我が家の娘は鳥が大好きで、鳥の鳴き声が聞こえる度にベビーサインで教えてくれるのですが、それならと珍しい鳥の図鑑をプレゼントしたのですが、これが思いのほか大失敗でした。

子供が鳥を好きになったのは写真やテレビの映像をみてからでなく、お風呂場に貼り付けて遊ぶ玩具や外で鳴く実物の鳥をみてからであることを思い出しました。

図鑑で紹介されている鳥はどれも奇妙で美しく珍しい物ばかりですが、普段見慣れている身近なものではないので全く興味を示してくれませんでした。

そこで、カモメやカラス、カルガモなど、家の近くでみかける身近な鳥を集めた図鑑がないかと探したところ、KUMONの自然図鑑カードをみつけたので購入しました。

KUMONの図鑑カードは一般的な図鑑と違い、カード一枚に対して一種類の鳥のイラストが大きく描かれているので、鳥の名前を覚えるのに最適です。

普通の図鑑だと見開きページに様々な種類の鳥が掲載されているので、どんな鳥が好きなのかわかりませんし、名前を間違えて教えることもあります。

そもそも図鑑に載るような珍しい鳥は、普段から目にすることがないので、知っている鳥が飛んでいるのをみて喜ぶことができません。

その点、公文の自然図鑑カードの鳥は、スズメ、ペンギン、メジロ、ツル、ウグイスなど、家の近くや動物園に行けばみることのできる知名度の高い鳥を中心に紹介しています。

図鑑カードを通して覚えた鳥が家の近くの公園にいるのといないのとでは、同じ鳥を教えるにしても効果に違いがでるのではないかと思います。

基本的に馴染みのある鳥が中心ですが、一応図鑑でもあるので百舌鳥やカワセミなどの都心ではお目にかかれない鳥なども紹介されています。

鳥シリーズの図鑑で紹介されている鳥の種類は31種類もあるので、最初は普段からみかける鳥を中心にフラッシュカード形式で覚えてもらいました。

花と木の自然図鑑カード

次に購入したのは、植物の名前を覚えながら物の識別力や自然への関心を高め、ことばの発達を促すための花と木カードです。

こちらの花と木カードも鳥カードと同じで、アサガオ、アジサイ、イチョウ、クローバーなど、一般的に広く知られている花や木を紹介しています。

女の子だからか我が家の娘は花も大好きなので、植物園などに出かけてバラやチューリップなどをみるのですが、カード図鑑で覚えた植物があると大喜びします。

この花と木カードには、サクラや向日葵などの季節を代表する植物だけでなく、母の日のカーネーションなどイベントで使われる物も紹介されているので、1年を通して楽しむことができます。

身近な生活道具カード

次に購入したのが生活道具カードですが、こちらは2007年11月に改訂されたものなので若干古さを感じるものもありますが、コップやスプーンなど赤ちゃんの頃から馴染みのある物ばかりが収録されています。

このカードの良いところは、家具や家電はどの家庭にもあるものばかりなので、フラッシュカード形式で覚えた後に、実物を見せたり触らせたりすることができる点です。

実物を指さししながら説明して覚えてもらうのもいいのですが、まずは図鑑カードをフラッシュカード形式で捲りながらインプットしてもらう方が効率よく頭のなかに入るのではないでしょうか。

一眼カメラやこたつは家にない可能性もありますが、電子レンジ、テーブル、ソファーなど、一般的な家庭にもありそうなものばかりなのがポイントです。

実体験につながらない知識の詰め込みは子供のためにならないので、公文の図鑑カードで身近な物から覚えていくようにしています。

男の子が喜ぶはたらく自動車カード

今まで紹介した鳥や植物の図鑑カードとは違い、はたらく自動車カードには男性でもわからない名前の車が沢山収録されています。

パッケージの裏には身近なはたらく自動車から39種類を選びましたと書かれていますが、レインボー5やモーターグレーダーなど知らない名前の車が沢山ありました。

著作権上の理由から写真をぼかしていますが、どのシリーズのカード図鑑も写真やイラストが大きく、とても見やすいのが特徴です。

カードの裏面には植物や乗り物の名前だけでなく、特徴なども詳しくかかれているので、単純に名前を覚えるだけのフラッシュカードとは次元が違います。

物の名前を沢山知るのは悪いことではありませんが、それがどんな使われ方をするのか理解できた方が楽しみながら覚えることができます。

リトミック教室でも使われている

独自の幼児教育の反省から、住んでいる地域にあるリトミック教室に参加するようになりましたが、そこでも公文のカード図鑑を利用してフラッシュカードの教育をしていました。

リトミック教室の体験教室で使用していたカードは、国旗や数を覚える物でしたが、年齢に合わせて種類を変えてフラッシュカードを行うそうです。

2歳前後の幼児教育にはくだものやさいなどのカードを使用しますが、小学生向けの足し算カードや時計カード、英語のCD付歌カードなど年齢や教育目的に合わせて使い分けることのできるバラエティ豊かな製品です。

今回紹介した公文のカード図鑑はネット通販サイトで買えるもので、公文の会員にならなくても購入できるのも嬉しいポイントです。

商品パッケージのなかには、カード図鑑以外に公文式教室の随時入会受付の連絡先や、全国共通図書カード1,000円分を抽選で毎月100名にプレゼントするアンケートハガキが含まれています。

アンケートに答えると公文から連絡がくる可能性があるのでハガキは出していませんが、公文式教室に興味のある方は図書カード狙いで送るのも良いかと思います。

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