WordPressのサイトに商品リンクを掲載する場合、AmazonJSのプラグインやカエレバなどのブログパーツを使用するのが一般的ですが、どれも一長一短があるので当サイトではWPアソシエイトポストR2という無料プラグインを使用しています。
WPアソシエイトポストR2は、Amazon、楽天、Yahooショッピングの商品リンクを簡単に掲載できる素晴らしい無料のプラグインなのですが、過去には有料のプラグインとして販売していた製品はネット通販最大手の規約違反に抵触してしまい急遽販売停止となりました。
突如アナウンスされたプラグインの使用停止や全額返金の案内に驚きと不安を感じ、他の競合する製品に乗り換えを検討しましたが、近年稀に見るスピード感のある対応のお陰で、安心してWPアソシエイトポストR2へ移行することができました。
信頼できるプラグイン
規約違反で使用停止になる製品を信頼できる製品というのは変な話ですが、苦しい時こそ利用者優先な対応をできる企業の製品程、信頼できる製品という物はないのではないでしょうか。
製品の購入者に対して全額返金するという対応は経営に大きなダメージを与えるので、一利用者としてはやり過ぎではないかと心配していますが、WPアソシエイトポスト責任者の意思決定の早さはには驚きました。
一般的な企業なら、製品の仕様やサポート終了という言葉で一方的に片づけてたり、責任転嫁とも捉えられるアナウンスをしてもおかしくない事案ですが、WPアソシエイトポストの対応は違いました。
後手後手の対応をして炎上する企業の対応とは違い事実確認と情報提供を素早く行い、利用規約に抵触しないバージョンのプラグインであるWPアソシエイトポストR2を素早くリリースしました。
メールにて連絡を受けていた時は若干混乱していた様子もありましたが、これだけ短時間に事実確認と意思決定を行ない、既存利用者の不安を解消すべく新しいプラグインをリリースしてくれたので、これからも安心して使用することができます。
無印のWPアソシエイトポストとWPアソシエイトポストR2の共存はできませんが、設定情報をエクスポートしてインポートすれば簡単に移行ができるので、大きな混乱もなくスムーズに移行できました。
ミスの許されないプレッシャーのある状況で、短時間で正常に移行できるプラグインをリリースした対応力をみると、これからも同ブラグインを利用する価値はあると思います。
全てのショートコードを手動で差し替えるとなると1日がかりなので、プラグインの購入費用の返却よりも新しいリビジョンのリリースを迅速にしたという点を利用者として高く評価しています。
WPアソシエイトポストR2の機能
ここからは、WordPressでAmazon、楽天、Yahooショッピングの商品リンクを簡単にカッコよく貼れる、今イチオシの無料プラグイン「WPアソシエイトポストR2」の機能を簡単に紹介します。
プラグインのダウンロードやインストール、設定方法などは公式サイトへアクセスすれば詳細な情報が掲載されていますので、ここでは設定画面の紹介や使い方に限定して説明します。
WPアソシエイトポストR2の設定画面を開くと、Amazon、楽天、Yahoo!ショッピング/バリューコマースのアフィリエイトIDを入力する設定画面が表示されるので、IDを取得したショップの情報を入力してください。
楽天のサービスを利用する場合は、事前にアフィリエイトIDを取得し、「楽天アフィリエイトの商品リンクを有効にする」にチェックを入れて、アフィリエイトIDを入力してください。
Yahoo!ショッピングも同様に、取得したIDを入力した後にチェックボックスをオンにする必要があるのですが、これらのIDの取得方法が分からない場合は公式サイトへアクセスするリンクをクリックしてください。
こちらは、商品リンクのデザインを決めるテンプレート設定と、Googleアナリティクスを使用してクリックされた商品と数を計測するか否かを決めるチェックボックスがあります。
どの商品リンクがクリックされているのかを知ることで今後の戦略が見えてくるので、特に理由がない場合は「Googleアナリティクスを使ってクリック数を集計する」にチェックを入れてください。
こちらはWPアソシエイトポストR2のメンテナンスに使用する機能で、商品情報のキャッシュを手動で削除したり設定ファイルのインポート・エクスポートしたりする時に使います。
通常、「商品情報のキャッシュをすべて削除する」機能は使用しませんが、設定ファイルのインポート・エクスポートは、プラグインのアップデートをする際に使用します。
WPアソシエイトポストのプラグインをアップデートする際は、一度アンインストールして新しいバージョンをインストールする必要があるのですが、その際に設定したアフィリエイトID情報が消去されます。
プラグインをアップデートする度にアフィリエイトID情報を入力するのは手間がかかりますし、入力ミスによるトラブルにも繋がるので設定ファイルのインポート・エクスポートを利用するのがおすすめです。
プラグインをアンインストールすることでID情報が消えるのは不便に思うかもしれませんが、WordPress上にデータを残す危険を考慮し安全面を優先した仕様ではないかと思います。
プラグインの設定が完了した後は、メディアを追加ボタン横にWPアソシエイトポストR2のボタンが追加されるので、商品リンクを挿入する場所にカーソルを移動し「商品リンクを追加」をクリックしてください。
商品名を入力し検索ボタンをクリックすることで一覧が表示されるのですが、抽象的だと検索結果が多くなるのでカテゴリーを選択するか、製品型番などの詳細な情報を入力するのをおすすめします。
検索結果の一覧から商品を選択すると、商品リンクのプレビュー画面が表示されるので、好みのデザインを選択して挿入してウインドウを閉じるボタンをクリックしてください。
Amazonと楽天のみ利用するようにしているので、Yahoo!ショッピングのボタンは表示されていませんが、通販サイト最大手の商品リンクを無料で簡単に掲載できるWPアソシエイトポストR2はとても便利です。
無料化よる懸念
WordPressのサイトで商品を販売できるプラグインはいくつもありますが、WPアソシエイトポストは機能面、技術力、サポート面で大変優れたおすすめの無料プラグインです。
ただ、今回の様にAPIを有料販売することが規約に抵触してしまい急遽無料でプラグインを提供されるようになりましたが、収入源を断たれたことや全額返金のダメージは大きく、今後の動向が気になります。
無料化することで売上の一部を徴収されるような仕組みになるのは避けてもらいたいと考えていましたが、この点はAmazonの規約に違反することなので担当者様からその様な仕様にすることはないとの言葉を頂きました。
また、WPアソシエイトポストR2はWordPress公式プラグイン登録を目指すことで、規約に抵触するようなグレーな手法は行わず透明性を担保するようにしているとのことです。
無料で使う以上はWPアソシエイトポストR2を使用するなら自己責任での利用が前提となりますが、今までの実績や今回の対応方法を考えると、一番安心して利用できるプラグインではないでしょうか。
これからも利用者が安心して利用できるように、収益を得るための仕組みを一日でも早く確立してもらうことを祈ることしかできませんが、これからもWPアソシエイトポストR2を使い続けることで陰ながら応援したいと思います。
元々は利用規約のチェック漏れによるトラブルですが、WPアソシエイトポストR2に関わるスタッフの対応は素晴らしいと思いましたので、もしクラウドファンディングがあれば是非協力してみたいと思います。