ハミガキの仕上げ磨きを嫌がる子供相手に考えた7つの方法

我が家の娘は1歳10か月の月齢でありながら上顎と下顎合わせて8本と、歯が生えてくるのが遅いので歯を磨くのは比較的楽な方ですが、それはすんなりやらせてくれた時の話で今は毎日が闘いです。

前歯が生えてきたばかりの頃は物珍しいのか素直にハミガキをさせてくれましたが、1歳3か月頃から発症したイヤイヤ期に突入からは口のなかを磨かれるのを嫌がり逃げ回るので、身動きができないように羽交い絞めにして歯磨きしていました。

普段はシクシク泣くタイプの娘ですが、ハミガキをする時は人格が変わるくらい大騒ぎして泣くので、子供が歯磨きを嫌がらずにやらせてくれる方法がないか色々試してみることにしました。

その1:ハミガキシートで歯を拭く

歯が生え始めた頃はブラシで本格的に歯を磨く必要はないと思いハミガキシートを利用していたのですが、歯の本数が増えて食べられる食材の種類と量が増えると歯磨きシートでは不安です。

海外ではいずれ抜け落ちる乳歯の歯磨きはしないと漫画で読んだことがありますが、何本かの永久歯が生えてこない人がいることを考えると、乳歯だからと歯磨きしなくても良いと考えるのは危険です。

産まれたばかりの赤ちゃんは口のなかにミュータンス菌がいないので、親から感染しないように箸やスプーンなどの共有やキスや口移しで食べ物を与えないように徹底していますが、目に見えない物を完全に防ぐのは困難です。

そこで意を決して始めた歯磨きですが、最初は拍子抜けするくらいすんなりやらせてくれるので、我が家の娘は本当に良い子だなと思いましたが、それが勘違いだと気が付くのにはあまり時間がかかりませんでした。

自分で歯磨きをするのは大好きだけど、仕上げ磨きをされるのが嫌なのか絶対に口を開けようとしないので、初期の頃に使用していたハミガキシートを使いながら何日か凌ぎましたが噛まれるので限界を感じました。

その2:無添加で甘いアラウベビーのはみがきジェル

赤ちゃんのいる家庭なら必ずはお世話になるアラウから、研磨剤や発泡剤不使用の無添加なはみがきジェルが発売されていたので、みがき交渉に使えるか購入して試してみることにしました。

このはみがきジェルは子供が大好きなみかん味なので口をすすがずに飲み込んでしまうのですが、食品用原料から作られているので口がすすげない月齢の子供でも安心して使うことができます。

仕上げ磨きをする時だけジェルを付けるつもりで購入したのですが、1歳4か月の子ども相手に交渉など成立するはずもなく、はみがきジェルは付けるけど仕上げ磨きはさせないという想定外の結果となりました。

その3:仕上げ磨きの後に白ぶどう味のスプレー

こちらはアラウベビーのはみがきジェル作戦に失敗した後に購入した和光堂にこピカお口ケアスプレーですが、いつまでも仕上げ磨きをさせてくれない我が子を羽交い絞めにして歯磨きした後に使用しました。

無理やり仕上げ磨きをすると大泣きしてしまうのですが、嫌な思い出が鮮明な状態で寝かせるのは不憫に思い、白ぶどう味で美味しいキシリトール配合なスプレーを2回するようにしています。

フッ素が含まれた物は使用したくないという思いからキシリトール配合のお口ケアスプレーを購入したのですが、大暴れしてどうしても仕上げ磨きをさせてくれない時はこのスプレーをするだけでも気分が大分違います。

このスプレーには、子供が大好きなりんご味と白ぶどう味の2種類がありますが、処方液で使われている原材料は食品用原料のみ使用しているので、小さな子供が飲み込んでも安心とのことです。

その4:よくできましたシール

シールを貼るのとアンパンマンが大好きな娘に絶大的な効果を発揮したのが、サンスターの文具げんき100ばい!よくできましたシールそれいけ!アンパンマンで、このシール貼りたさに仕上げ磨きを沢山させてくれるようになりました。

このよくできましたシールには何枚かのシールと台紙をセットにして販売されている物ですが、これひとつあるだけで仕上げ磨き、おむつ替え、お風呂、お勉強などの日々の生活のなかでスムーズに事が運ばない物に使えます。

シールを貼ることは子供の知育にとても役立つ事ですが、それと同時に数字や物事には順番があるということを教えられますし、何よりも最後までやり遂げた時の達成感があります。

流石に何度もリピートして購入すると飽きてくるだろうと思い機関車トーマスやプリキュアに変えてみましたが、一番好きなのはアンパンマンシリーズの様なので今では同じ物ばかり購入しています。

ただ、テレビ放送でも紹介された「よくできましたシール」ですが、1歳の頃はシールを貼りたいという願望に心が支配されてしまうので、これだけで仕上磨きの習慣が身に付く訳ではありません。

より効果的使うなら交渉可能となる2歳半もしくは3歳を過ぎてからの方が良いのではないかと思いますが、数字の概念や指先を使う知育目的で1歳の頃から使うのもありだと思います。

その5:歯磨きを寝る前から食後にしてみた

イヤイヤ期に突入したことで仕上げ磨きをするのを嫌がるようになるのかと考えていましたが、特に眠くなると何にでも嫌だと言うことに気が付いて、歯磨きをする時間を就寝前から食後30分に変更してみました。

イヤイヤ期の影響で常に効果がある訳ではありませんが、少なくとも眠くて機嫌が悪い時に仕上げ磨きをするよりも、ご機嫌な時間帯に歯磨きをした方が素直にいう事を聞いてくれる回数が増えました。

育児は大人の都合や大人の感覚で物事を決めてしまうことがありますが、子供の目線で考えてみると意外と解決できることもあるので、日頃の生活リズムを再確認してみるのも良いでしょう。

その6:おかあさんといっしょの生活習慣コーナー

元々はいないいないばあっ!を卒業してもらいたい一心でおかあさんといっしょを視聴しているのですが、まだ1歳6か月の娘には早いのか単に興味がないのか、最初は見向きもしてくれませんでした。

ただ、ガラピコぷ~やプリンセス・ミミィに興味を示さない娘も、火曜日に放送される生活習慣コーナーが何故か大好きで、機嫌が良い時は自ら膝の上に寝転がり仕上げ磨きをさせてくれる時があります。

生活習慣コーナーを再生しながら歯磨きをするのは構わないのですが、あまりにも自分歯磨きが大好きになりすぎて10分以上しているので、歯がボロボロにならないか逆に心配です。

機嫌が悪い時は相変わらず仕上げ磨きをさせてくれませんが、少しだけでも自分から仕上磨きを要求するようになったのは大きな進歩で、よくできましたシールと同じくらい効果がありました。

ただ、生活習慣コーナーの後に始まるブンバ・ボーン!を好きになり始めたようで、何度も観たいと言いだすのと同時に一緒に踊ることも指示してくるので、今は一生懸命振り付けと歌を覚えています。

その7:最後は虫歯が来たと言う

あの手この手で仕上磨きをするようにしていますが、イヤイヤ期に突入した1歳代の娘にはどんな手も通用しない時があるので、最終的には嫌いな虫を利用して仕上磨きをするようにしています。

昆虫の虫と虫歯の違いがわからない今だから通用する方法ですが、この様に恐怖心を利用した方法は良い手段とは言えないので、どうにもならない時の最終手段として利用するようにしています。

この世に産まれて間もない子供達に、歯磨きの重要性を教えても理解することはできないかと思いますが、いつまでも健康な歯を維持できるように親が色んな手を使いながら仕上げ磨きをしましょう。