人気抱っこ紐とヒップシートの使い心地をスコアチャートにしてみた

抱っこ紐やヒップシートなどのベビーキャリアグッズは、子供の成長や目的に合わせて買うべきアイテムなのですが、あまりにも製品が多いので何を買えば良いのか解らないのが普通です。

何を選べば良いのかわからない時は皆が使用している定番アイテムを購入した方が無難ですが、赤ちゃんの成長や使用する目的などを考えてベビーグッズを選ばないと利用頻度が少なく損した気分になります。

我が家では子供の成長や目的に合わせてベビーキャリアやヒップシートを使い分けていますが、それぞれ利用できる時期や得意な分野が違うので、頻繁に利用するシーンを想定して購入した方が無駄な出費を抑えることができます。

そこで今回は、人間工学に基づいて作られたベビービョルンやNAPNAPなどの人気ベビーキャリア、コンパクトに折り畳めるDaGシリーズのヒップシートを使用した個人的な評価をスコアチャートにしてみました。

BabyBjorn Original Air

首すわり前の月齢1か月から14か月まで使えるBaby Bjorn Original Airは、初めて経験する抱っこ紐でも慌てることなく装着できるシンプルで使いやすいデザインの人気ベビーキャリアです。

Baby Bjorn Original Airは肩だけで赤ちゃんを持ち上げるので実際に使用してみると月齢5か月頃から肩が痛くなるので買い換えましたが、腰ベルトがないだけにとてもシンプルで繊細な新生児の抱っこに重宝しました。

新生児は睡眠が浅いからか抱き上げないと泣いてしまうので何時間も横抱きして家のなかをウロウロしていましたが、3kg以上の子供を何時間も腕だけで抱えるのは男性でもかなり大変です。

新生児を長い時間同じ位置で抱っこするのは良くないので、バウンサーと組み合わせて使用していましたが、腕だけの横抱きに比べるとかなり楽ですし赤ちゃんも寝てくれるので、装着しやすいOriginal Airはとても重宝しました。

抱っこ紐と言えばエルゴベビーが人気ですが、ゆるめに装着するなど正しい利用方法を知らない人が多く、物を拾う拍子に赤ちゃんが落ちそうになるという経験をした人もいるそうですが、BabyBjorn Original Airは赤ちゃんの肩を固定するので安全です。

お腹のなかで丸まりながら過ごしてきた赤ちゃんが、背筋を伸ばして抱き上げる抱っこ紐をどの様に感じているのかはわかりませんが、体を密着させるBabyBjorn Original Airのなかではいつも熟睡しています。

これから新生児に使えるベビーキャリアを買うなら、Original Airと同じメッシュ素材の他に、3Dメッシュの表面に肌触りのよいジャージー素材を使用した、進化したキャリアMINI AIRがおすすめです。

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baba slings

赤ちゃんを優しく包み込むbaba slingを産院の退院時に使用しようと購入したのですが、マニュアルの動画をみただけでは使い方がわからず産まれたばかりの赤ちゃんに使うのが怖くて暫く封印していました。

月齢6か月にもなると体がかなり大きくなるのでbaba slingsを使うに躊躇することはなくなりましたが、肩への負担が大きいので外出時に使うことはなくベビービョルンの抱っこ紐ばかり使用していました。

我が家のbaba slingsが活躍したのは赤ちゃんが歩き出した月齢12か月の頃で、いつまでも寝てくれない子供をスリングで抱き上げて強制的に眠りにつかせる時に重宝しました。

baba slingsは赤ちゃんが安心して眠れるおすすめのベビーキャリアのひとつですが、慣れるまでには練習を何度もしなければならないので、スリングにこだわる人でなければ新生児の頃から使うのは難しいかもしれません。

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BabyBjorn One+ Outdoors

抱っこ紐と言えばエルゴ一ベビーでしたが、近年は安全性はもちろん肩への負担や腰への負担が少ない人間工学に基づいて開発されたBaby Bjornのベビーキャリアが人気で、我が家でもBabyBjorn One+ Outdoorsを購入しました。

BabyBjorn One+ Outdoorsは、Original AirやBaba Slingsの様な肩だけで子供を抱き上げる物とは違い、腰を使いながら子供を抱き上げるので肩こりに悩む人におすすめな抱っこ紐のひとつなのです。

この抱っこ紐は新生児の頃の高い位置での対面抱っこの他に、首すわり後の対面抱っこや前向き抱っこ、そしておんぶにも使える万能なベビーキャリアで、新生児から約3歳まで使えることを考えると最初から購入した方がお得です。

ただ、おんぶはやや苦手で前抱きから後ろに赤ちゃんを移動させるというアクロバティックな動きをする必要があるので、おんぶをしながら家の掃除や洗濯などの家事をする目的で購入するならnapnap ukiukiの方がおすすめです。

BabyBjorn One+ Outdoorsには、腰ベルト部分にスマートフォンやパスカードを入れられる収納袋がついていて、装着する時にこれが邪魔に感じる時があるのですが装着してしまうと気にならなくなります。

1歳6か月にもなるとガッシリ固定されて身動きの取れない抱っこ紐を嫌がるようになるので、ベビーキャリアを使う頻度は少なくなりますが、ヒップシートとは違い子供が寝ても安定するので安心して使うことができます。

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napnap ukiuki

腰が痛くならない抱っこ紐として人気のnapnap ukiukiはBaby Bjornよりもおんぶがしやすいので、我が家では日頃から掃除や洗濯をする母親が基本的に使用するようにしています。

ベビーキャリアは装着する人で腰ベルトや肩ベルトの長さを調整しなければならないので、家族それぞれで目的と好みに合う抱っこ紐を購入した方がスムーズになるので余計なストレスを感じません。

対面抱っこをする時の装着はベビービョルンの抱っこ紐の方が簡単ですし、子供の腕が自由にならないという点もありますが、正しく装着すれば腰への負担は軽くなる腰痛持ちの人におすすめの抱っこ紐です。

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Hippychick Hipseat

月齢6か月にもなると横抱っこを嫌がり縦抱きをする機会が増えたので、腕への負担を軽減させるためにHippychick Hipseatなるものを購入したのですが、これがなかなか便利で助かりました。

普通の抱っこ紐と違い腰だけに子供の体重を乗せるので腰痛持ちの人にはおすすめできませんが、これがあるだけで1時間以上要求される縦抱きがかなり楽になるので、一家に一個あると大変便利です。

写真は娘の1歳の誕生日をディズニーランドで過ごした時のものですが、Hippychick Hipseatがあるだけでパーク内の移動はもちろん、ベビーカーが使えない人気アトラクション待ちにも耐えることができます。

Hippychick Hipseatをしている時に子供が寝てしまうと、横に体重を傾けてくるので急激に腕への負担がかかるようになりますが、行楽地などで頻繁に抱っこしたり降ろしたりする時に使うと便利です。

唯一の欠点は、ヒップシートを使用している時は便利なのですが、食事をする時などに一時的に外すと製品そのもののに存在感を感じてしまうので、収納する袋を持ち歩く必要がありあす。

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Telasbaby DaG1

Hippychick Hipseatは抱っこ紐と違い面倒な装着がなく大変便利なベビーキャリア系グッズですが、これからヒップシートを買うなら折り畳みができるTelasbabyのDaG1がおすすめです。

Hippychick HipseatとDaG1は同じコンセプトのヒップシートなので基本的な性能は全く同じですが、折り畳んでカバンの中に収納できるDaG1の方が断然使いやすいヒップシートです。

Hippychick HipseatやDaG1は子供を手で支えなければならないので寝た時は腕が疲れてしまい大変ですが、公園などの近場に遊びに行く時や他に荷物を持てる人がいる時のお出かけに重宝します。

Telasbaby DaG7

TelasbabyのDaGシリーズにはヒップシート単体のDaG1の他に、ウェストポーチ(DaG3)、ショルダーバッグ(DaG5)、そしてマザーズバッグと一体化したDaG7があり、必要に応じて選ぶことができます。

我が家では、これからの用途を考えてヒップシート単体のDaG1とマザーズバッグと一体化したDaG7を購入したのですが、一人の時に良く使うのは荷物を沢山入れられるDaG7でDaG1は大人が二人の時に使用しています。

DaG1と比べてDaG7の装着はやや難しく感じますが、肩ベルトがあるので腰への負担を若干減らすことができますし、子供が寝ても片手だけで支えることができるので、ヒップシート単体のDaG1やHippychick Hipseatよりも便利です。

理想はDaG1とDaG7の同時購入ですが、どちらか一方を選ぶのであれば、大人一人で普段から使いたいのであればDaG7で、他に荷物を持てる人がいたり行楽地で使うならDaG1が便利です。

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アシストベルト

肩や腰に子供の体重を分散させて抱き上げる抱っこ紐やヒップシートと違い、抱き上げる側の腕を肩からベルトで吊り上げるというシンプルな設計のアシストベルトという製品があります。

アシストベルトを使う最大のメリットは、1,000円あればお釣りが出るという親切な値段設定と、抱っこ紐やヒップシートよりものシンプルな構造なので、持ち運びたとても楽だという点にあります。

抱き上げる時に便利な抱っこ紐やヒップシートですが外した途端に荷物となるので、レストランでの食事やディズニーリゾートでのアトラクションに乗る時に邪魔になります。

その点、アシストベルトはベルトの他には肩や掌をサポートするクッションしかないので、コンパクトに折り畳んでカバンに入れたりコートのポケットに入れたりすることもできます。

ただし、アシストベルトも一般的なヒップシートと同様に、子供の腰や背中をサポートする機能がないので両手で支えなければなりませんし、長時間の子供を抱き上げるのには向いていません。

抱っこ紐やヒップシートとは違うコンセプトで作られたアシストベルトについて詳しく知りたい方は、実際に使用して感じたことをまとめたこちらの関連記事を合わせてお読みください。

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