新築購入やリノベーションするならLDKと和室のセットが快適

今まで見学したことのある一般的なマンションのモデルルームは、リビングとダイニング、そしてキッチンがセットになったLDKが標準で、昔に建てられた家のようなダイニング専用のスペースがある物件はありませんでした。

今でもすごく広いマンションや注文住宅なら、ダイニング専用のスペースとかありそうですが、ダイニング専用のスペースはどうも苦手です。

ソファーのないダイニングだけの空間は逃げ場がない

実家は築30年以上のベテラン物件で、六畳間を1部屋とする昔ながらの間取りのデザインなので、広々としたLDKというのはありません。

家族全員が集まるのは基本ダイニングだけで、ダイニングの隣に居間のような部屋がありましたが、ガラスの引き戸で仕切られているので、食後にダイニングテーブルから離れてくつろぐなどできませんでした。

なぜなら、飯だけ食べてさっさといなくなると怒られるからです。

中学生・高校生のような思春期のこども達に、無理なコミュニケーションを求めるのは大きな間違いで、狭い空間で説教されながら食べるご飯は絶対に楽しくないので、親との食事の時間をワザとずらすようにしました。

家族とのコミュニケーションを大切にしたいと思うのであれば家族に絆を強制するのではなく、同じ空間にいながらも逃げ場となるスペースを作り、丁度良い距離を取れるような部屋のデザインが大切だと思います。

LDKプラス和室があると来客時が楽

正月など、家族や親戚が集まるイベントがあると、ずいぶんと落ち込んだ気持ちになる人もいるのではないでしょうか。

実家に行くとダイニングテーブルしかない部屋で長時間過ごすしかないので、嫁や姪の逃げ場がないのが可哀想で仕方がありませんでした。

気乗りしない行事でも、ダイニングだけの空間で過ごすのと、LDKの広々とした空間で過ごすとでは、気持ち的に雲泥の差があります。

更にLDKの隣にセットで和室があると、小さな子どもを寝かせておいたり、疲れた時にゴロゴロしたりできるので、来客する方もされる方も気分的に随分楽になります。

和室イメージ

リビングの隣にある部屋は和室でなくても良いのですが、和室の方がお客様用のソファーやベッドを用意しなくても良いので経済面でも安心です。

また、フローリングの上に布団を敷いて放置するとカビが生えるので、お客様の分だけベッドを用意できないのであれば、やはり布団が敷ける畳のある部屋があると便利です。

正月などのイベントで多くの人が集まることが予想できるのであれば、LDKプラス和室のセットを検討されてみてはいかがでしょうか。

どうしても和室ではなく洋室が良いという人は、人が寝れるくらいの大き目なソファーを用意するか、ビーズクッションなどを用意してみるものいいと思います。