口コミは無意味!?引越しサービスで交渉すべきおすすめ業者大紹介

昨年はマンションの住み替えるために短期間で二度の引越しをしたのですが、引越し費用の割引サービスや比較サイトのレビュー情報が全く参考にならないと実感するところからスタートしました。

今まで何度も引越しをしたことがあるので、おおよその費用は想像できていましたが、引越しサービスの比較情報サイトのレビューがどれも相場の半値以下で、業者による書込みがかなり目立つと思いました。

今回は一カ月半で二度の引越しをしなければならないので、過去に依頼したことがある業者や賃貸住宅仲介業者に紹介して頂いた業者を含め、5社に対する見積もりと実際に作業依頼をした2社の感想について紹介します。

参考にならない口コミ

グルメだけでなく幼稚園や分譲マンション物件情報など、ありとあらゆる物やサービスに対する口コミサイトがありますが、引越し業者の評価やレビューも例外なく適正な情報とは言えませんでした。

レビューに作業員が丁寧な方で安心できたとか乱暴に荷物を扱われて破損したとかの書込みをする人もいますが、所詮は人間がする作業なので口コミサイトの情報通りにはなりません。

引越しの一括見積依頼も微妙で、結局は営業担当者が自宅に訪問し荷物の量を確認後、必要な作業人数やトラックの台数を決めるので、一般的な価格例を出されても全く参考になりません。

引越し費用というものは価格交渉することで、法外な値段から適正な価格に修正してくれることもあるので、交渉前の値段を参考にするよりも自分で引越し業者の営業所へ連絡した方がスムーズに事が運びます。

ここまで違う価格差

引越しを短時間で終わらせるのなら、企業の引越しを得意とする大人数短時間型の業者に依頼するのが一番ですが、相場の倍近い値段がするので資金的に余裕がない場合には利用しにくいと言えます。

今回は二回分の引越し費用を少しでも抑えるために自分達で荷造りをするセルフプランにしましたが、大人数短時間型の業者は段ボール100箱の運搬、作業員トラック2台の手配で軽く25万円を越える見積もりとなりました。

今まで何度か利用したことのある業者が13万円そこそこの金額を提示したことを考えると、あまりにも想定外の金額なので交渉を試みましたが、値下げの余地は全くないとのことなので丁重にお断りをしました。

因みに、賃貸住宅の契約や新築分譲マンションを購入すると、引越し料金が割り引きになるサービスがあると言われて利用しましたが、全く価格に反映されることはありませんでした。

おすすめ引越し業者ランキング

あくまでも個人の経験による評価ですが、これから引越しをされる方の参考になればと思い、多数ある引越し業者のなかから選んで評価が高いと感じた業者をランキング形式で紹介します。

第3位アート引越センター

引越し業者最大手のアート引越しセンターは、サービスレベルが高いだけに費用が高額だという噂を聞いていたので、今まで利用したことがありませんし今後も利用しないと考えていましたが、今回ばかりは状況が違いました。

今回はマンション全体の引越しを管理する幹事ということもあり、マンションデベロッパーから引越し費用が割安になると聞いていましたし、今後の参考にするため、見積もりをお願いすることにしました。

結果から言うと仮住まいの賃貸マンションから新居への引越しは、業界最大手のアート引越センターにお願いしたのですが、最初の見積額があまりにも高額なので驚いてしまいました。

最終的に他社の金額にかなり近づけてくれたので引越し作業をお願いしましたが、カーテンの寸法を測らせて欲しいだとか、エアコンを購入して欲しいだとか様々なオプションの売り込みがありました。

オプションサービスの品質自体は良いので、引越し後に楽をしたい人にはおすすめですが、時間をかけてインテリアなどを決めたい人は、営業電話を断るのが少し面倒だと思います。

ただ、流石業界最大手の企業なだけに、オプションの売り込みを強引にされることはありませんでしたし、作業自体もトラブルなく手際よく進んでので、引越しをお願して満足できた方だと思います。

アート引越センターと言えばエコ楽ボックスですが、仕切りに合わせて食器を選んで入れるのが予想していたよりも手間に感じたので、高級な食器がなければ必須ではないと思いました。

2月下旬から5月末までの引越し繁忙期でなければ価格交渉に応じる柔軟性はあるので、アート引越センターは割高なサービスというイメージを持たずに、見積もり依頼をするだけの価値は十分になると思いました。

第2位アリさんマークの引越社

アリさんマークの引越社は今まで二度利用させていただきましたが、料金設定が良心的で作業者の手際も申し分ないので本来なら第1位にしたいところですが、営業担当者の見積もりミスで荷造りする段ボールが大幅に不足したので第2位にしました。

アリさんマークの引越社も二度しか利用していないので無責任なことは言えませんが、過去に安さだけで利用した他の引越しサービス業者の対応は酷いもので、やはり大手は安心感があると思いました。

アート引越センターは追加で発生する作業の料金設定がかなりシビアなのに対し、アリさんマークの引越社は常識の範囲内なら柔軟に対応してくれるので、女性や年配の方だけの引越しでも安心です。

担当して頂いた方だけの評価となりますが作業スピードと品質はトップクラスですし、アート引越センターの様なオプションセールスもないので、かなり高い満足度となりました。

第1位サカイ引越しセンター

サカイ引越センターとアリさんマークの引越社は価格設定やサービス品質に違いがないので、両社のサービスを比較して順位付けするのは難しい物がありますが、唯一違いがあるとしたら粗品のセンスです。

アリさんマークの引越社は、一般的な粗品で記憶に残らないものでしたが、サカイ引越センターは岩手県産ひとめぼれという特Aの美味しいお米なのがとても印象的でした。

見積もり後の値引き交渉には一切応じないので相見積もりをする時には注意が必要ですが、作業品質や価格設定は申し分がないので機会があればまた利用したい引越しサービスです。

相場よりもかなり低い業者には要注意

我が家には大画面液晶テレビはありませんし、ダイニングテーブルやカップボードを新しく購入したので引越しの荷物には含まれていませんが、それでも13万円弱の引越し費用となりました。

引越し費用は安いに越したことはありませんが、あまりにも安さを求めすぎると新居に傷を付けられたり作業が大幅に遅れることがあるので、常識の範囲内で価格交渉をすることを心がけています。

作業者4人でトラック2台、営業担当者や営業所スタッフの人件費、その他共通費の発生を考えると、あれだけの重労働でありながら現場で働く作業者の手に渡るお金は決して多くないと思います。

そこで、現場スタッフのモチベーションを上げてもらい大切な新居への引越しを丁寧にしてもらうために、毎回作業を始める前に全員が高級ランチを食べられるくらいの金額を封筒に入れて渡すようにしています。

お金を受け取らない引越し業者のスタッフもいますが、明らかにチームリーダーのテンションが上がる場合もあるので、大切な新居への引越しをするなら用意しといて損はないと思います。